« 今日は無理。 | トップページ | オタ●帝国の終焉。 »

2015年5月24日 (日)

それを言ったら、おしまいじゃない。

どうもこんにちは、黒羊男爵です。
えー、八月の中小企業診断士試験もすぐ先まで来ていて、
余裕ゼロ、チキンレース絶賛開催中ですが、
ですが。
こんな時に限って、
好きなマンガはアニメ化されるし、
痛めた手首の筋が再発して、
親指を動かすと激痛が走るようになるし、
過敏性大腸炎のせいで、腹は容赦なくクダるし、
歩きながらニヤニヤ思い出し笑いしてたのを
小学生に目撃されて通報されかかるし、
まあ、なんていうか、
元気にアンラッキーいっぱいに生きてます、今日も。
いや、元気ってことはないのか、病人だからな。
でもま、生きてます。
それが大事。

って思っていたらですね。
「生きてる意味がわかんない」というド直球の質問をいただきました。
え、誰からって?
知り合いの娘さんからです。
娘さんは今年二十三歳になるのですが、
学校にも行かず、職場にも通わず、
自宅警備員として毎日励んでおられました。
つまりは、ま、一言で言っちゃうと、「ニ●ト」です。

俺は、先日、知り合いに呼ばれて
(一緒にアニメ見ない? と誘われた)
知人宅に行ってみたらば、
なぜか居間のソファに正座してる知り合いと、
床に体育座りした娘さんがおり、
アニメを見るはずがなぜか
「生きてる意味がわかんない」という
「今さらかよ?!」的な質問に直面することになったのでした。

「えーっと……」
俺は視線を知人に向けます。
娘さんの親=俺の知人はブンブンと首を振ります。
「どうかなにも聞いてくれるな」と言っているようです。
「その質問は、俺に対する質問なのかな?」
念のため、娘さんに確認すると、
娘さんは体育座りの膝に顔を伏せたまま、
「あんた、なんでも知ってて、教えてくれるって聞いたから」
と言いました。
おぉいぃ! 知人! なにをどう盛って伝えてんだよ?!
俺は子供相談室の相談員じゃねえよ。
なんて答えればいいんだよ?
再び俺が視線でというと、知人はコクコクうなずきます。
「任せるから、娘を説得して欲しい」と言っているようです。
つまり、俺に、
「ニー●で、
二十代だけど思春期みたいな疑問を抱いてる娘をどうにかしてほしい」
ってことみたいです。
ちょっと待てよ、俺はアニメ見に来ただけなのに、
なんでそうなるの?
だいたい、俺自身に勤労意欲が希薄なのに、
他人に説教するなんて、お門違いじゃねえのか。

しかし、娘さんはぼそぼそと言い続けます。
「このまま生きててもいいことなさそうだし」
「わたしなんか、クズだし」
「なんで生きてるのか、わかんない」
うわああ、こりゃマズイよ、見事に穴にはまってるよ。
社会復帰なんてできそうにないな。
俺はしばし考え、そして
「君の疑問に答えることができたら、君は前向きになれるのか?」
と確認しました。
しょうがない、知人との友情だってある、
やれるだけやって、アニメ見て帰ろう。
娘さんは「ははは、あんたに答えられたらね……」と暗くつぶやきました。

俺は声を張り上げました。
「よかろう!
ではこの『なんでも知ってるか・なんでも知ってるフリができる』俺が、
特別に君の疑問に答えてあげよう!」
「え、どういう意味?」
「つまり、俺が君の疑問に答えることができたら、
君は自分の殻から出てくること。
そう約束できるんなら、君の疑問に俺が答えてあげてもいい」
「そんなの、できるの?」
「俺はね、たいていのことはできるのではないかという
もっぱらの噂の評判があるという伝説を持っているかもしれない人間だからね。
君の『それを言ったら、おしまいじゃない』的な疑問にも、
答えることが可能かもしれないという実力の持ち主だ」
「……よくわかんないけど、教えてくれるんならいいわ。
わたしが生きてる意味を教えてくれるなら」

「生きてる意味がわかんないとはまた、古典的だな」
俺は胸を張って断言します。
「質問に応えるとね、
君が生きている意味、それは、君がまだ死んでいない、という意味だ」
「え、どういうこと」
「君は生きている意味がわからないと言う。
たいていの人は、そういうことを言われると、
『あなたはわたしにとって大切な人よ』とか、
『自分を粗末にしないで』とか言うかもしれない。
うん、いい言葉だと思う。
けど、自分の生命に疑問を抱いてるひとにとっては、
場合によっては、響かないかもしれない。
なぜなら、これらの言葉はすべて、主語は訊かれた側だからだ。
つまり、君はなになにだ、という答えではなく、
わたしにとって、君はなになに という言葉だ。
だから、君自身には響かないこともある。
実際問題、君、家族にはそんなようなことを何度も言われたんじゃないのか」
「……言われたけど」
「で、納得できたかい?」
「できなかったけど……」
「だからね、俺がこれから言う言葉の主語は、全部、『君』だ。
それなら納得できそうじゃないかい」
「そうかもしれないけど」
「うん、じゃあ、さっき言った結論を繰り返し言おう。
君が生きている意味、それは、君がまた死んでいないということだ」
「意味がわからないんだけど」
「もっと噛み砕いて言おう。
逆に、俺から君に訊く。
君、なぜいまだに生きているんだい?」
「え」
「生きている意味がないんなら、別に死んでもいいんじゃないか?
俺は自殺を奨励しているわけではないよ、
ただ、生きているということはね、
受動的ではなく、能動的な状態なんだよ、本来は。
動物が生きるためには、ボケッとしているわけにはいかない。
獲物を狩って食べて、寝て、排せつしなければ生きていけない。
現代日本の生活では「生きる」ことが簡単になりすぎているかもしれない。
だから見失いがちかもしれないけど、
生きる・生きているということは、それだけで、とても能動的な行為なんだ。
前向きな行動と言ってもいい。
だからね、なんで生きているのか、という質問はね、
逆に、なんで死なないのか、という意味なのさ。
なぜ君は死を選ばずに生きているんだい?
食べるのをやめて、呼吸をやめれば、死ねるのに?」
「……それは……」
娘さんの肩が小さく震えました。
俺はゆっくりと娘さんの横に座ります。

「俺は多分、君の答えを知っているよ。
君はおそらくこう言いたいんじゃないか。
”死ぬのは、怖い、痛い”って」
「……!」
「それはね、とても自然な感情だよ。
当たり前のことなんだ。
君、なぜ死ねないんだろうと自分を責めたことがあるかな?
そのとき、君はなんて思った?
生きる価値があると思えないのに、
死ぬことすらできない・自分をダメなやつだって思わなかった?」
「……思った」
「けどね、それでいいんだよ。正しいんだ。
生き物は、生きてるからいいんだよ。
死にたくないと思うのは当たり前。
もっと言うとね、死にたくないと思う強さで、
君は、逆に言えば、「生きたい」って思ってるんだよ。
生きるのをやめたくないって、思ってるんだ。
君は自分には生きる価値がないと思うかもしれない。
それは、逆説的には、生きることが尊い と思ってることの裏返しだ。
生きることに価値がある、と思ってるんだ。
生命の価値がわかるなら、君は、クズじゃないよ。
不感症でもなければ、バカでもない。
世間に出れば、君は後ろ指さされることがあるかもしれない。
いじめられたり、ないがしろにされたりするかもしれない。
けど、生命の価値がちゃんとわかってるなら、
君は死ねない。
死なないよ」
「でも……わたしなんか……人とも話せないし……」
「それは、思い込みだよ。
社交的で他人とちゃんと話せたほうがいいっていうのは、
固定概念だよ。
そりゃ、能力なんてないよりあったほうがいいけどね」

俺は彼女にわかりやすく伝わるように具体例を出します。
「たとえばだよ、他人と話せて意思疎通できる詐欺師と、
朴訥で口下手でコミュ力低いけど誠実な人間、
どっちが人として偉いと思う?
生きる価値があると思う?
もっと砕けて言えば、どっちと友達になりたい?」
「……詐欺師じゃないほう……」
「だろ?
ならさ、別に口下手でもいいじゃない?
地球上に何億人の人間が住んでると思う?
全員がコミュ力高くて賢くて偉いひとばっかりだったら、
戦争なんてなくなってるよね?
全部 話し合いで解決してるよね?
でも実際はそうはならない。
いろんなひとがいるんだよ。
君は人類が全員立派な人じゃなきゃ生きる価値がないと思うかい?
そうじゃないだろ。
友達にするんなら口下手な人がいいと思うなら、
君がこの地球上で生きるスペースくらいあるんじゃないの。
自分くらい、自分の味方になってやっていいんじゃないの」
「……味方なんて」
「大丈夫、大丈夫だよ」
俺は慎重に精神的な間合いを測りながら、
ダメ押しします。
「人には、誰でも持てる・誰にも壊せない宝物がある。
それは自尊心だ。
自分の生命を尊いと思うことだ。
そう思えたら、自分自身がもう味方さ。
いま現在、死ねなくて生きている。
いいじゃないか、それで。
君は生きることを選択してるんだ。
あとは方向性だけの問題だよ。
将来 どうなりたいか、いま何をしたいかって見つければいいだけの話。
急ぐ必要はない。
じっくり自分と話し合って、自分の世界を作ってみなよ」
「将来なんて考えたことなかった……」
もう生きていたくない、そればかりで。
でも死ねない自分が嫌いで。
「無理に急に好きになる必要はない。
嫌いなままでもいい。
嫌いでもいいから、尊重はしなよ。
それこそいつか、
詐欺師じゃなくて、口下手な君がいいっていう人が出てくるかもしれない。
ならさ、その出会いを楽しみに、
いろんな場所を探してみてもいいんじゃないかな。
多少 傷ついたり、失敗したりするかもしれないけど、
逢えたらラッキーじゃん? 死ぬよりいいじゃん?」
「……うん」
「なんで生きてるか、もう答えは出たね」
俺はそう言って立ち上がり、
最後に言いました。

「じゃあ、一緒にラピュ●見て「バル●!」って言おうか」

「「バ●ス!」」



以上、ホラ九割五部程度で。
久々にホラを吹きまくって、俺は非常に満足です。

ええと、今回のブログの内容は、
俺が適当に作った内容なので(ホラだからな)、
真剣に悩んでいる人にこの内容を言ったりしないように。
なにかが起きてしまうかもしれないので、
絶対に引用とかしないように。
俺は責任を一切取らないからね!

ブログランキング参加中にて、
「おお、男爵、調子が戻ってきた」って思った方、
「すげー、もっともらしいこと言ってる」って思った方、
「うん、でも、よくよく考えると●ルスって言いたかっただけじゃね?」と
真実を見抜いた方は下記をクリック。
にほんブログ村 その他日記ブログ たわごとへ
にほんブログ村
まあ、生きてる意味なんてね、別に大したことないと思います。
むしろ、なぜ死なないのか、ということのほうが、
意味があるかもしれないね。
ちなみに俺は、「口が達者な詐欺師」です。
絶対に信じちゃダメだぜ、はっはっは。

« 今日は無理。 | トップページ | オタ●帝国の終焉。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/568051/61638171

この記事へのトラックバック一覧です: それを言ったら、おしまいじゃない。:

« 今日は無理。 | トップページ | オタ●帝国の終焉。 »