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2015年5月31日 (日)

オタ●帝国の終焉。

前回までのあらすじ:
 八月に中小企業診断士試験を受ける黒羊男爵。
 しかし、今後に及んで 好きなマンガがアニメ化され、
 放映を見たり、コミックスを読み返すだけで、
 青空をバックに透けた輪郭で儚く微笑んで、もう昇天状態。
 だって、だって大好きなクラウ●が動くんだぜー!
 エンディングなんて、一緒に踊りたいくらいだぜー!
 ていうか、ほぼ踊ってるぜー!
 俺はもう満足だよ、ああホント、オ●クでよかった!
 オタ●最高! ジーク・●タク! ジーク・クラウ●!
 そんな幸せいっぱいの男爵だったが、
 当然、あのひとはそんな男爵のことをよく思っておらず……!

「マンガを禁止する」
家庭教師のS先生は宣言しました。
「摸試まであと20日となっているにもかかわらず、
なんだ、おまえの成績は!
去年と全く変わらないではないか。
このままでは本番にも失敗すること間違いなし。
従って、マンガはすべて禁止・もちろんアニメも禁止だ!」
「あーはいはい、あー、はいはい」
もちろん、そんな命令、守る気は1ミリグラムもない俺。
「貴様、自分の立場がわかっていないようだな」
S先生は俺の私室のテレビに足をかけます。
そして。
「こんなものは、こうだ!」
テレビを勢いよく足蹴にして倒しました。
「ああああああー!!!」
モニターにヒビが入ってます!
どうすんの、どうすんの?!
「な、なんてことを! これじゃク●ウスの顔に亀裂が入るじゃないですか」
「ふ、この程度だと思うなよ」
S先生は、パンパンと手を叩きました。
すると、
「ちわーっす」
見知らぬ作業服の男性が二人、ドアを開けて入ってきました。
男性たちはテレビに手をかけて言います。
「ええと、これっすかね」
「そうだ。よろしく頼む」
S先生は鷹揚にうなずきました。
「壊れてるんで、お値段出せませんけど、いいですか」
「かまわん。なくなればどうでもよい」
「ありがとうございましたー」
作業服の男性たちは、俺のテレビをかついで行ってしましました。

「え、これ、どういうこと? ドッキリ?」
茫然と一部始終を座り込んで眺めていたオレに、
S先生はニヒルに笑います。
「お前のテレビは廃品回収に出した。
もうあのアニメを見ることはできない」
「なんですとー!!!」
俺は顎が落ちそうになりますが、
内心、ほくそ笑みます。
ふ、甘いな。
テレビ放映が駄目でも、パソコンで見ることはできる。
「それから、これも、こうだ!」
S先生は、俺のパソコンの電源コードを引き抜き、
キレイなちょうちょ結びを作り、カバンにしまいました。
「ええええ、ちょっと待って、ちょっと待って!」
今度こそ、俺は悲鳴をあげます。
「それ、生命線だから。俺とパソコンの生命線だから!」
「返してほしくば、勉強するんだな。
なに、別にどうということはない。
摸試で全教科60点以上を取り、
本番で受かればいいだけのことだ。
そうしたら、返してやろう」
「ひとでなし、あんたの血の色は緑か? 黒か?!」
「ひとでなし、おおいにけっこう」
S先生は豊かな胸の前で腕組みし、仁王立ちです。
「これからは、わたしのことを『鬼』と思ってもらって構わない。
今までの勉強のペースがいかにぬるかったか、
これからおまえは身をもって知るだろう」
「ノオオオオォオ!」
「これにて、おまえのオタ●帝国は終焉。
テスト地獄の新たな夜明けだ、のぼる新しい太陽に眼をみはれ」
「太陽どころか、闇しか見えないんですけど?!」


以上、ホラ五割程度で。
俺の、俺の 血●戦線 ……!
テレビとパソコンを奪われた俺はどうやって
アニメを見ればいいでしょうか。
うん、絶対見るけどね。
先生が何をやろうと、俺は負けない。
●タクの執着心を甘く見るなよ!
などと言いつつも、テスト本番まであと二か月ちょい。
背筋が寒くなってきたことは否定しない。
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どうもね、S先生を応援して上のリンクをポチッとしてくれている方が
いるらしいんですよ。
ちょっとちょっと、Sなんてものは、見てるからいいんであって、
自分の身に降りかかってきたら、シャレになりませんよ!
え、わたしは男爵じゃないから、いいって?
またまた、そんな冷たいことを言わないで下さいよ。
あなたと私の仲じゃないですか。
まあ、つまり、他人という。(駄目じゃんか!)

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