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2014年12月 7日 (日)

楽しくない『楽しく帽子を作る会』。

前回までのあらすじ:
 知人(もはや友人とは呼べない・呼びたくない)画家の依頼で、
 無理やり『楽しく帽子を作る会』という会の幹事になった黒羊男爵。
 もちろん、別に帽子に興味があるわけではなく、
 断り切れなくてイヤイヤやらされてるだけ。
 そんな『楽しく帽子を作る会』の一回目の会合が男爵邸で行われたのだが……!

そりゃもう、すごかったですよ。
ホントにもう、すごかったですよ。
こんなに盛り上がらない会ってあるんだなって、思いました。
むしろ盛り下がりまくりですごかったです。
でもそれは、オレのせいじゃないです。
確かにオレはいま風邪をひいていて、
テンション低いってのはありますが、
それ以上に。
それ以上に、『楽しく帽子を作る会』のメンバーに問題がありました……!

帽子を作る、ただその目的だけを知らされ、
材料と教本を送付されたオレ。
一応、教本を見てみて、
「うぬう」とうなりました。
画家のヤツ、自分じゃ(絵画以外)何も作れないくせに、
いい本を選んできたな。
下記が画家が送ってきた帽子の本なんですが、
発想がおもしろかったですね。
他の帽子の本だと型紙ありきなのですが、
それをできるだけとっぱらってる。
作り始めやすい、良書だなと思いました。
(注:わたしは別に出版社から何ももらってません)

ちなみに、送られてきた材料については、もう語りたくありません。
画家のヤツ、またやりやがった。
金がないからって無茶が過ぎるだろ。
いずれ、画家が送ってきた材料については
アップします。
とりま、材料と本はまた別の機会に語ります。
本日は、もっと差し迫った課題を語りたいと思います。

で。ですね。
その肝心の『楽しく帽子を作る会』の第一回目の会合が
先日行われたわけですが。
俺は材料と教本を用意して待っていたのですが。
「……失礼ですが、どちらさまですか?」
やってきた画家は独りではありませんでした。
連れがいました。
見たこともない女性でした。
「あー、男爵、紹介するね、
この『楽しく帽子を作る会』の会員番号3番、
奈落鬱子さん(仮名)だよ!」
画家は元気よく、そのひとを紹介しました。
「ど、どうも、はじめまして、
黒羊男爵です」
オレは相手にたじろぎながら挨拶しました。
ど、どうなの、
あきらかにオレよりかなり年上だけど、
すっぴんノーメイクで、なんだか貧相な雰囲気で
髪もぼさぼさだし、身なりに気を配ってない感が満載なんだけど。
「あなたが男爵さんですが」
その女性は陰気そうに笑いらしきものを口元に浮かべると、
「年収はいくらなんですか。
一千万円以下だったら、お会いする価値がないんですけど。
残念ですけど、わたしとつりあわないので」
と言いました。

な?! 初対面でいきなり年収の話?!
オレは股間を触られたかのような衝撃を受けました。
そして、いきなりのダメ出し?!
「えー……っと」
オレはたじろぎを通り越して挙動不審になりそうになりました。
とりあえず通訳役の画家に言います。
「ええと、この奈落さん(仮名)はどういう意味で
オレの年収を訊いてきてるわけ?」
「ああ、あのね、彼女が異性として意識するのって、
年収一千万円以上、
高学歴、高身長、自宅持ち、車持ち、墓もちなんだって。
男爵はその条件に合わないから、
異性としては見られないってこと」
「はあ?!」
ちょっと待て、ちょっと待てよ、
オレは今日、『楽しく帽子を作る会』に参加してるんだよね?
合コンとか縁談とかに参加してるわけじゃないよね?
ていうか、オレにも選ぶ権利があるっていうか、
それ以上に、それ以前に、
「そこまで言われちゃったら、こっちももうぶっちゃけちゃうけど、
奈落さん(仮名)自身が、
その高い、高い理想の異性像に釣り合うと思えないんだけど?
だって、高いスペックの人間には、
同じくらい高いスペックの人間を選ぶ自由があるでしょ。
悪いけど、他家を訪問するのにメイクすらしない女性が、
高スペックの男性に釣り合うとは到底思えない」
とぶちかましてしまいました。
ええと、失礼は承知ですけど、
先に股間を触ったのは、向こうですから、
オレは受けて立ったのです。

そしたら、奈落さん(仮名)は平然と言いました。
「シンデレラ・ストーリーを知らないの?
年収低いうえに無知なのね」
「……残念ながら、過去にいろいろあったせいで、
オレはシンデレラの話が大嫌いなんですよ」
「あんたは知らないでしょうけど、
リッチな男性はね、女性を好みの女神に育てるのが好きなの。
わたしは女神予備軍なんだから、
素材の状態でいいのよ。
素材がいいから大丈夫なのよ」
「おいおいおいおい、腐っても鯛とは言うけれど、
いくら鯛でも腐ってたら調理方法はないからね。
破棄されるだけだからね。
素材が駄目なら、何を作っても、料理もダメになるだけだからね。
それは料理じゃなくて可燃ごみだからね」
「ギャップ萌えって言葉も知らないの?
わたしが華麗に女神になるのを、
リッチな男性は喜ぶのよ」
「いやいやいや、それギャップじゃなくて
ナッシングだから。使用前使用後が連続してないから。
悪いけど、あなたから女神が誕生するくらいなら、
オレが女神を出産するほうがありそうだから」
早くもにらみ合うオレと奈落さん(仮名)。
こうして『楽しく帽子を作る会』は
楽しいどころか、心をえぐるような会話からスタートしたのでした。
次回に続く。



以上、ホラ八割程度で。
画家はいったい何を考えて、奈落さん(仮名)とオレで
『楽しく帽子を作る会』を始めたんでしょうか。
そこを聞く前に奈落さん(仮名)にオレは股間を触られてしまい、
憤ってるわけですよ。
みんなどう思う? 股間触られたと思うオレが間違ってるの?
どうなの?
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「このあと、いったいどうなるの?」って思った方、
「うん、股間触られてるね」って思った方、
「いやいや、奈落さん(仮名)が言ってるのは真実でしょ」って思った方は、
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オレ自身に光源氏願望がないから、わかんないけど、
ええと、奈落さん(仮名)みたいな、
かなり年いってる・貧相・身なりに無頓着な人でも
女神になれるわけ?
ていうか、女神にしようとする男性がいるわけ?
育成願望って、いまいちピンとこないんだよなあ……。

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