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2014年10月

2014年10月26日 (日)

頭痛の種。

どうもこんばんは。黒羊男爵です。
今日は、知人の誕生日会で遭遇した悲劇(惨劇)について
語ろうと思ってました。

が。

すみません、体調が悪いです。
(毎度のことだが)
特に頭の調子が悪いです。
すさまじい激痛が後頭部に走ります。
なんていうか、
「ズッキーン!」とか
「ギーン!」みたいな効果音が出そうな痛みです。
氷を食べた時の痛み、ありますよね。
あとは虫歯の時の痛みとか。
あんなんが、後頭部で起きてます。
雷みたいに間隔を数えてみました。
最短、3秒で次の痛みになります。

あまりにもオレがのたうちまわってるので、
執事がついに、さっき、
「夜ですけど、病院、行きますか」と言いました。
けど、今行っても脳外科の先生いるとは限らないし、
検査もできないだろうし、
「頭痛薬飲んで様子見よう」ってことになりました。

だから今週はお笑い要素がないんです、
すみません。
しいて言えば、
「1、2、3」と数えて、
「うおおおおお!」と後頭部を押さえているオレが
おかしいです。
よく、「この頭痛の種が」なんて言いますけど、
間違いなく、
いまオレの後頭部にも「頭痛の種」が埋まってます。
で、芽が出て膨らんで
花が咲いて、揺れています。
花が揺れるたびに、痛みが走ります。
ホント、これどういうことなの?
病気なの?
怪我なの?
わかんないけど、思考が乱れる程度には、
激痛です。

もしかしたら、明日、病院いってるかもしれません。
ついに10個目の病気ゲットか?!

そんなん、誰も嬉しくないよ!
少なくとも、オレは嬉しくないわ!


そんな感じで、ホラ一割程度で。
来週には治ってるといいんですけど。
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「もう死ぬな」というのが、オレの親父の口癖でした。
オレが転んでひざをすりむいても、
「もう死ぬ」とよく言ってました。
そんな環境で育ったオレの性格にひねりが入ってしまっても、
仕方ないことだよね。
もっとも20歳過ぎたら、性格は自分の責任ですけどね。
もうさすがに、親父のせいじゃないわな。

2014年10月19日 (日)

天高く、馬が。

前回までのあらすじ:
 黒羊男爵は、貧乏時代に仲間と結成した
 「貧乏・友の会」という名のお楽しみ会を主宰している。
 これは「季節感を大事に」
 「貧乏生活でも人生 楽しんでいこうぜ!」という活動をする団体で、
 今までにも、このブログで触れただけでも、
 「黒歴史・闇鍋の会」
 「水遊びの会」
 「3000円で本格的なアフタヌーンティーを楽しむ会」
 などを開催し、都度 様子をブログにアップしてきた。
 なお、友の会のメンバーは
 このブログに何回か出てきて男爵を苦しめている「画家」、
 「パンの配送車の運転手」「大工」「三児の母」「作家志望」
 「歌手志望」などがおり、バラエティに富んでいる。


そんな貧乏・友の会が今年の秋に計画したのは、
「天高く馬肥ゆる秋・焼き芋ハロウィンパーティー」である。
場所はウチの庭で、今日の午後、
友の会のメンバーみんなで楽しく焼き芋しようぜ! という、
聞くだけでも楽しそうな会である。
うん、オレも先週から楽しみにしてた。
闇鍋と違って、破滅の可能性がなく、
安全で安心である。
といっても、
「ウチが誤って全焼する」という可能性がないわけでもないが、
「もう準備しております」と執事が消火器をスタンバッていた。
間違いない。
事故は起きようがない。大丈夫だね。

今日の午後三時(おやつの時間)に合わせて
メンバーが続々とやってきた。
久しぶりに会うメンバーもいて、
「あ、お子さん、大きくなったね。6歳?
早いなあ」とか
「今日はお天気も良くて絶好の芋焼き日和だね」とか、
わいわい雑談しながら、庭に集いました。
庭には穴が掘ってあり、落ち葉が敷き詰められています。
あとは穴にアルミホイルで包んだ芋をセッティング、
落ち葉を乗せて火をつけて、蒸し焼きにするだけである。
楽しみだね! とみんなのテンションも盛り上がる。
オレはホストとしてアイスティーや
キャラメルミルクティーなどを配りながら、
「芋、まだかなあ」とちょっと気にしていました。
そういや、芋は誰が用意するんだ?
オレは場所の提供だけでいいよ、って言われてたけど。

「芋はまだ来ないわけ?」
オレが幹事の大工に尋ねると、大工はメールを確認して、
「道路が混んでてちょっと遅れるみたいだね。
でも掘りたてをゲットしたから、期待してて! だって」
と伝達してきました。
「へええー、掘りたてなの?」
オレが尋ねると大工はうなずき、
「うん、画家が今日の午前中に近所の畑の
掘り出しを手伝う代わりに
分けてもらえるんだって。
だから芋代は無料でいいんだって」と答えました。
「無料? いい響きだね」
オレも力強くうなずき、執事に言ってアルミホイルも用意させました。
子供たちもキャッキャッ言いながら落ち葉を楽しみ、
大人は優雅に秋の薔薇を眺めながらお茶を楽しみ、
みんなで画家の到着を待ちました。

「ごめーん、お待たせ!」
三時十分過ぎに画家が
大きな白いゴミ袋を引きずって登場しました。
え、このゴミ袋いっぱいに芋が?
おおお、大量だな!
みんな、さらにテンションが上がり、画家を取り巻きます。
「どうだった、畑は」
オレが尋ねると、画家は親指を立てて満面の笑顔で、
「バッチリだよ! 掘りたて! きっとおいしいよ!」
と報告。
みんなも笑顔で配られたアルミホイルを手に
ゴミ袋に群がります。
「ほーら、お芋だよー」
三児の母が子供たちに話しながら、ゴミ袋を広げます。
みんなでいっせいにゴミ袋を覗きこみました。

画家が持ってきたゴミ袋の中の写真:
K0120001_s

………………。
えっ、これ、どういうこと?

えっ?

わたしは状況がまったく把握できませんでした。
えっ? 長くて白い芋?
えっ? なんか違う野菜に見えるけど。
「ちょ……、あのさ、画家」
三児の母が言いました。
「これ、芋に見えないんだけど」
あー、よかった、芋に見えないのは、オレだけじゃなかった。
オレだけ魔法にかかったのかと思った。
「芋?」
画家が思いっきり首をかしげます。
「芋って何の話?」
オレがつっこみます。
「いやだから、今日は焼き芋を楽しむ会だろ!
なのに、おまえがもってきたこれは、なんていうか、
芋じゃないっていうか」
「なにって、大根だけど」
画家はあっさり答えました。
「やっぱりねー!!!」
一同はいっせいに叫び、アルミホイルを落としました。

なんということでしょうか。
画家が「掘りたて野菜!」といって約束していたのは、
「芋ではなく大根」だったのです。
こんな破滅が待ち受けていようとは。
消火器まで用意していたのに、
これは、これは予想外の事態です。

「こ、これでどうやって焼き芋をやれと?」
オレが苦しい気持ちをどうにか言葉に換算すると、
画家は不思議そうな顔で、
「え、焼いてみれば? 同じ根菜だし、
芋とあんまり変わらないでしょ。
きっとホクホクになるよ」
とザックリすぎる発言をかましました。

「やっぱりねー!!!」
二度目に叫ぶわれわれ。
伊達に長い付き合いじゃありません。
画家のザックリしたアバウトな性格はみんなよく知っています。
しかし、ザックリにもほどがあるだろ。
おんなじ根菜とはいえ、
芋と大根を同じ調理方法で焼いて、うまいかどうかは……。
「ほろふき大根とか、大根ステーキにしてみたら?」
三児の母がフォローに入りました。
「ちょっと待てよ、焼き芋に盛り上がったこの気持ちはどうなる」
大工がうなれば、画家はあっさり、
「だから、焼けばいいのに。大根」と言い切りました。
「焼きたてにバターをのせて食べれば、きっとおいしいよ。
お腹がすいてれば、なんでもおいしいよ」
「その『おいしい』は、オレたちが焼き芋に抱いていた『おいしい』とは
結びつかない!」
オレが断言しました。
「たしかに大根はおいしいし、空腹ならなおさらうまいだろう。
しかし、今日の集いの趣旨は
「天高く馬肥ゆる秋・焼き芋ハロウィンパーティー」だろうが!
大根焼きなんて料理、聞いたことねえわ!
これじゃあ、馬が肥えるどころか、脱走してるわ!」
「じゃあ、会の趣旨を変えれば?
「大根を楽しむ会」のすれば問題なくない?」
どこまでも前向きな画家の発言に、
一同は打ちひしがれます。
「今日、集まった、意味がねえ……」
「大根はまだまだいっぱいあるからね!
お土産もあるからね!」
画家は元気よく宣言しました。
オレたちの秋は、こうして、過ぎていきました。



以上、ホラ七割程度で。
焼き芋を楽しむ会なんてさ、破滅のしようがない
(火事くらいでしょ、危険があるとすれば)
と思ってたのに、
画家の天然のせいで、もう会は壊滅状態になりました。
結局、みんなで穴を埋めて、
画家から大根を分けてもらって、それで解散になりました。
アルミホイルも、消火器も、必要ありませんでした。
画家は最後まで、にこにこしてました。
子供たちに「はい、おいしいよ、掘りたてだからね!」と言って、
大根を抱かせていました。
いや、大根が悪いんじゃないよ。
大根だっておいしいよ。オレは大根を否定しているわけではありません。
ただ、大根が焼き芋を楽しむ会にふさわしいかという問題です。
違うでしょ、大根は芋じゃないでしょ。
結局、今日の晩御飯は大根のお味噌汁と
大根おろし添えのサンマになりました。
サンマ、おいしいよね。旬だもんね。
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画家の破壊力たるや、もう、破壊神レベルです。
あいつに関わると、なにもかもが瓦解するわ。
しっかし、この破滅は……予想外でした。
天高く馬肥ゆる秋・大根もふっくりと太っていましたよ。

2014年10月12日 (日)

再始動なんですか、そうですか。

前回までのあらすじ:
 中小企業診断士をなにがなんでもとらなければならない男爵。
 幸か不幸か、生来のヒキの強さを発揮して、
 七教科中三教科はほぼ合格点+1点でゲット。
 来年は四教科をゲットすれば、二次試験へ進めるのだが……?!

そんな急に勉強する気になんねえですよ。
だって、八月に試験が終わったばっかりですよ?
そんで次の試験は来年の八月なんですよ?
年内は勉強なんかする気になんねえですよ。
当方、年季の入ったキリギリス人生につき、
ゆったりたっぷりのんびり、ゴーロゴロするに決まってるじゃねえですか。

ずっとコミックス買ってた
ワールド●リガーもアニメ化されたし、
黒子のバ●ケも来年 三期目やるし、
いろいろチェックして今は趣味の生活を満喫、
「できるわけがなかろう、馬鹿が」
満喫、しようと思ってた矢先、
家庭教師のS先生が来襲、
録画していたワールドト●ガーを見ようとしていたオレから
リモコンを取り上げました。
「おまえ、現実がわかってるのか」
「は? もちろんですよ」
いつものように冷たく厳しいS先生に、
わたしはのんびり答えます。
「残りは四教科なんだから、
来年、一教科を二か月でこなしていけば八月の試験は確実に合格」
「できるわけがなかろうが、このクズ!」
S先生がリモコンの消去ボタンを押します。
「あ、オレのワー●ドトリガー!」
「おまえ、一次試験の次に二次試験があることを忘れているだろう」
S先生は言い放ちます。
「つまり、一次の四教科の対策プラス、二次試験対策もやらねばならない。
アニメなんか見ている暇はない。
さっさと年内に四教科を一周し、
来年は四教科+二次試験対策に取り組むのだ」
「えええええ、まだ時間あるのに今からそんな」
「……来年、合格のめどが立たなければ、
お前の蔵書は今度こそ燃えるゴミに出される。
忘れたわけでは?」
「ないです、ないです! 勉強させていただきます」

オレは泣きながら、勉強の計画表を作り始めました。
畜生、なんでこんなことに。
大人になったら勉強なんかしなくていいと思ったのに。
子供のころ考えてた大人とは現実はだいぶ違うなあ。
人生は一生勉強ですね。
勉強しなければ、破滅してしまいます。
つまり、湖を美しく漂う白鳥のように、
水面下ではバタ足を必死に行っているわけです。
別に、確かに中小企業診断士とらなくても死なないけど、
でも将来の選択肢が狭まることは確実です。
将来の幅を広げるためにも、
「とらないと、ダメなんかなあ」
ため息がでます。
再始動。
ああ、短い休みだったなあ。
まだ読んでないマンガ、いっぱいあったのに。


以上、現実ってほろ苦いよねって感じで、
ホラ三割程度で。
今週はお笑い要素が少なくてすみません。
オレの人生が下降気味なんでね。
来週はおそらく、貧乏友の会にて開催予定の
「芋焼きハロウィンパーティー」について
お届けすることになるでしょう。
たぶん、きっと、おそらく、確実に、
なにかが起きてしまう可能性・大。
画家も来る予定です。
嫌な予感しかしませんけどね。
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来週は、つまり、ウチの庭でみんなで芋を焼くわけですが、
それだけで済むわけない気がする。
もしかしたら、ウチが全焼するかもしれない。
そんな感じの今日この頃です。
秋ですね。

2014年10月 5日 (日)

決戦! 煮えたぎる鍋!

前回までのあらすじ:
 インスタントラーメン大好きな男爵。
 しかし、厨房を支配しているシェフと執事は
 アンチインスタントラーメン派閥。
 このままでは永遠に食卓にインスタントラーメンが出てこない。
 「日本が世界に誇るインスタントラーメンを認めない、だと!」
 ここにインスタントラーメン連合軍=男爵+メイドと
 反インスタントラーメン連合軍=執事+シェフ が結成され、
 両軍は千日戦争に突入。
 (つっても、まだ一週間しか経ってないけど)
 男爵邸を二つに分けた最終戦争の帰趨はいかに?!


「じゃあ、対決しよーじゃねーか、
料理人として、料理対決で決着をつけようじゃねーか」
どこまでもインスタントラーメンを馬鹿にして認めない、
シェフと執事にわたしは決闘を申し込みました。
わたしの提案を、フン、と鼻で笑う当家のシェフ。
なにせ若くしてヨーロッパで修業を積み、
いくつか賞ももらっている男である。
「対決はいいですけど、負ける気がしませんが?」
それに対して、オレは「器用貧乏」という称号を持つのみ。
料理の修業は自立したときにしていた程度だ。
「ふ、それはどうかな?」
オレは不敵に笑います。
「料理のお題はずばり『インスタントラーメン』、
王道中の王道、「サッポロ●番の塩味」で対決だ!
否定派もこれなら文句あるまい。
インスタントラーメンを否定するなら、
オレの作るインスタントラーメンを超えるものを出してみろ!」
「いいでしょう、その対決、受けて立ちましょう」
シェフは宣言し、
決戦の火ぶたは切って落とされました。

ラーメン対決のルール:
1:使用するインスタントラーメンは「サッポ●一番の塩味」
2:具材に使用できる食材は二種類まで。具材はその場で自分で作る
3:調理時間は十分以内
4:両軍がそれぞれ自分と相手の作ったラーメンを食べて、
 「おいしい」って言っちゃうと負け
5:インスタントなんだから、事前の下ごしらえ禁止

さあ、ルールもまとまって、盛り上がってまいりました!
さっそくスーパーに買い出しに出かけるオレ。
メイドさんもつきそってますが、不安げな表情です。
「あのう、ご主人様、料理でシェフと対決して大丈夫なんですか」
「大丈夫!」
オレは断言します。
「あいつら、いままでインスタント食べたことないから。
つまり、作ったことないから。
他の料理なら負けるかもしれないが、
インスタントラーメンなら、オレが絶対に勝つ!」
「それなら、いいんですけど。
具材はどうされますか?
チャーシューと煮卵とかにされます?」
「いや、煮卵は「下ごしらえ禁止」のルールに抵触する。
それに十分以内で作るのは難しい。
第一、無難すぎて、いかにもやつらが考えそうな具材だよ。
オレはね、経験上、サ●ポロ一番塩味に合う具材にする」
「なんですか?」
「くっくっくっ、それはね」
オレは材料をスーパーの棚から取り上げます。
「え、それとそれですか」
メイドさんはちょっとびっくりし、
「そのまま入れるのですか?」と訊いてきました。
「うんにゃ。加工する」
オレは答えます。
「これの材料なら、十分以内で極上のラーメンができあがるよ!」

はてさて、こんな感じで、
対決当日を迎えたオレたち。
「どうやら逃げずに来たようですね」
執事があざ笑います。
オレは「フフン」と笑い返します。
「同じ家に住んでるのに、どうやって逃げるのか、
逆に教えてほしいわ。
そしたらおまえたちも逃げられるのにな!」
「なぜ勝者が逃げる必要が?」
「勝つのはオレだ!
お前たちは今日、本物のインスタントラーメンにひざまずくのだ」
「そんな日は永遠に来ませんが?」
「ごたくはいい、さっさとはっきりさせようじゃねえか」
ストップウォッチで制限時間を計り始め、
いよいよ対決だ!

シェフとわたしの調理が始まりました。
シェフはラーメンのパッケージの裏の調理方法通り、
鍋をひとつ使用してお湯を沸かし始めます。
対して、わたしは鍋とヤカンで大量のお湯を沸かし始めました。
同時にフライパンをセット。
ごま油を熱し、すばやく刻んだ具材を炒め始めました。

シェフは調理方法に忠実に麺を投入します。
その手元にはすでに具材がそろってます。
茹で上げたラーメンを丼にそそぎ、
その上に、買ってきたチャーシューとシナチクを美しくトッピング。
だいたいラーメンのパッケージ通りの出来あがり。
ここまでシェフは約五分です。

わたしは麺が茹で上がると同時にお湯を捨て、
麺にある処理をし、
空いた鍋にヤカンのお湯を入れてスープを作成。
スープに処理済みの麺を投入。
一煮たちしたら、丼に麺+スープを入れて、
フライパンで用意した具材を盛り付けて終了。
わたしの作成時間は八分程度でした。

ふたつの丼が並びます。

「こちらのほうがおいしそうですよ」
執事は胸を張って、シェフが作ったラーメンを
オレたちのほうへ押しやりました。
「じゃあ、メイドさん、食べてみてよ」
オレの勧めでメイドさんが一口すすります。
チャーシューを食べ、スープを飲んで、
「うん、この味」と納得しました。
「ご主人様もどうぞ」
わたしもシェフ制作のラーメンを食べて、
「うん、まあ、初めてにしてはよくできてるよ」と感想を述べました。
シェフが不快げに眉を顰めます。
「これが正しい作り方ですよ? おいしいの間違いでは?」
「じゃあ、オレのラーメンも食べてみてよ」
とオレは言いました。

オレのラーメン。
具材は厚切りのネギ+厚切りのベーコンを手早く炒めたものです。
その下に眠っているのは、
「なんか、麺の感じが違いますね」
メイドさんが箸で引き揚げた麺を眺めて言いました。
「そう? まあ、食べてみてよ」
「……なんですか、この麺は」
いち早く、シェフが違和感に気付きました。
「歯ごたえが違う」
「そりゃそうだろうね」
わたしは答えます。
「オレのほうが麺のちぢれがしっかりしていて、
コシがあるだろ。
一度ゆでたものを冷たい流水でしめてるからね。
コシが出るのさ」
「この麺、ベーコンとネギにすっごくよく合いますね!」
メイドさんが感嘆します。
「スープを飲んでみてよ」
オレの指示でメイドさんはスープを口に含みます。
「あ、なんかさっきの丼とは味が違う。
もっとあっさりしていて、塩味が濃い感じ」
「麺をゆでたお湯でスープを作るとどうしても濁る。
塩味本来のあっさりとした・でもブレない塩味を出すために、
スープは麺とは別に作る。これオススメ。
最後にしめた麺をさっと熱いスープに入れれば、味はしみる。
どう、ネギとベーコンの風味に、塩味が合うでしょ」
「すっごい、おいしいー」
メイドさんが率直な感想を述べます。
シェフはさもいやそうにオレのラーメンを食べ、
「……中華の白湯スープに似ていますね。
あっさりしているけど、コクがある。
スープと麺、炒めたネギとベーコンとの相性もいい。
おいしい、です」
と悔しげに、本当に顔をゆがめて、超くやしげに認めました。
「で、執事はどうなわけ?」
「……皮肉にも、シェフが作ったほうが
わたしが考えてたインスタントラーメンの味ですね。
ご主人様の作られたラーメンは、予想外です」
「予想以上、の間違いだろ」
「……予想以上、です」
「はい、感想は?」
「……お、おいしい、です」
執事も屈辱に顔をゆがませて言いました。
オレとメイドさんは手を取り合ってジャンプしました。

「やった、勝った!」
「インスタントラーメン万歳!」
くるくるとオレとメイドさんは踊ります。
「インスタントラーメン、深い……」
シェフが床にへたりこんでつぶやきます。
「あなどりがたし……」
「もちろん、パッケージの裏通りの作り方をしても、
おいしいよ!」
オレは言います。
「ただ、オレは膵臓が弱いから、油もの弱くて、
自分なりに油揚げ麺の食べ方を工夫したら、
こういう作り方にいきついたわけ。
ノンフライ麺だったら、こうは作らないよ」
「インスタントラーメンは麺に種類があるんですか」
「あるよ、もちろん。日進月歩の業界だからね。
もっと生麺っぽいのもあるよ。
焼きそばなんかは流行もあるしね」
「なるほど」
シェフは胸元からメモ帳を取り出して、
なにやら猛烈な勢いで書き始めます。
その横で、執事が立ち尽くしてしました。
オレは言いました。
「完全勝利だな」
「……――今回は、譲りましょう」
執事が不承不承、言いました。
「次回は絶対に負けません」
「てことは、またインスタントラーメンが出てくるんだな。
よりおいしい形で。
やったあ!」
オレは喜んで言います。
「おいしいインスタントラーメン、食べられるんなら、
オレは負けても全然気にしないからな!
負けても勝ったようなもんだ」
「……ご主人様」
「なに?」
「勝っても負けても、ご自分の勝ち。
インスタントラーメンを食べられるから、損はしない。
そういう対決になっていた、ということですか」
「そうだよ」
オレはあっさり肯定しました。
「おまえらが対決を受けた時に、もう、オレの勝ちが内定してたんだよ!」


以上、ホラ七割程度で。
インスタントラーメンはパッケージ通りの作り方でも、
もちろん、おいしいです。
そこは強調させてください。
オレは、サッポロ一●の公式の作り方を否定してるわけじゃありません。
普通の作り方しても、
アレンジしても、おいしいです。
どっちの味もオレは好きです。
今回は対決になったから、シェフとおんなじに作ったら負けるだろうと、
アレンジバージョン出したけど、
パッケージ通りの作り方で食べることも、あります。
あのスープが飲みたくなってね。
インスタントラーメン、おいしいよね!
鍋でゆでるインスタントラーメンも、
お湯を注ぐだけのインスタントラーメンも、大好きです!
食った後に、腹痛でのたうち回ることもあるけど、
まあ、そんなことは、小さな問題だよね!
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これでウチの食卓にもインスタントラーメンが並びます。
だったら、次回以降、シェフとの対決に負けても、
オレの勝ちみたいなもんだよね。
試合で負けても、勝負は勝ち、みたいな。

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