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2014年7月 6日 (日)

賢者との出会い。

どうも、こんにちは。
黒羊男爵です。
今日は先日 出会った賢者の話を
したいと思います。

その日は夜遅くまで雨が降っていました。
わたしはイトー●ーカドーからの帰り道、
てくりてくりと濡れた道を歩いていました。

すると、アスファルトの道端にうずくまっている影がひとつ。
なんじゃいな?
近づいてよくよく確認すると、
それは生命体、いわゆるひとつの「賢者」でした。
おお、今年は初めて見た。
わたしはしげしげと初対面の賢者を眺めます。
話しかけてみました。
「ここで、なにをしているんですか?」
突然の質問に動じることなく、
賢者は答えてくれました。
「待っている」
おごそかに、重々しい言葉でした。
わたしはさらに尋ねます。
「なにを、待っているんですか?」
「時を、待っている」
ほほう、ほほう。
深いな。深い答えだな。

わたしはすっかり機嫌をよくして、
おしゃべりモードに入ります。
道端で会話が続きます。
「時とは、なんの時ですか」
「しかるべき時である。
動くべき時を待っている」
「いま、動かなくて、いいのですか」
「よい。わたしは時を待っているのである」
賢者はそう答え、目をつぶりました。
雨がぱらぱらと賢者の顔の上に散りました。

わたしは賢者についてしばし考え、
賢者に提言しました。
「あのう、いつかじゃなくて、いま動くべきだと思うんですけど。
ここ、けっこう車どおりがあるから、
道でじっとしていると危ないと思うんですけど」
「よいのだ。
わたしはしかるべき時を待っているのだから」
賢者は動かずに言いました。
ほほう、覚悟があるのだな。
深い、深いなあ。

わたしはこの賢者が好きになりました。
ぜひとも、長生きして
これからも深い哲学の道を生きていってほしいと思いました。
「ちょっと失礼してもいいですか」
「かまわぬ。わたしは気にしない」
「じゃあ、失礼します」
わたしはヨー●ドーで購入した東洋●済の上に、
賢者を乗せました。
そして、道を進み、
緑豊かな住宅の庭の一角で
賢者を下ろしました。
「たぶん、そこで待っていたほうがいいですよ。
道に出ると、もれなく車にひかれると思います」
「場所などかまわぬ。
わたしは時を待っているのだから」
賢者はそういうとこちらへ向き直り、
また目を閉じました。
そしてわたしが庭先を立ち去るまで、
ずっと雨に打たれていました。

東洋経●に乗せた時、
わたしは賢者の無防備な腹に触れました。
腹は柔らく、ひんやりと冷たく、
ごくごく薄い水風船に包まれた液体のようでした。
無垢な生命を感じました。
賢者はわたしに、清らかで尊い生命を
感じさせました。
なんだか、久しぶりに美しい生命、
生命の美しさに触れたような気がしました。
わたしはその日、雨の中、帰宅しながら、
賢者の腹の感触を思い返して微笑みました。
なんだか賢者に祝福されたような気がしました。


以上、ホラ四割程度で。
え、「賢者」ってなにかって?
賢者は賢者ですよ。
たぶん、あなたも見たことあると思います。
賢者はそれは澄んだ目をしています。
美しい容貌とは人によっては思わないかもしれないけど、
わたしは好きですね。
味があると思うし、なによりとても綺麗な生命の気配がします。
この日、わたしが遭遇した賢者は茶色でしたけど、
世間的には緑のイメージのほうが強いかも。
わかりました?
まだ駄目?
じゃあ、答えを言います。
「賢者」はまたの名を「ヒキガエル」と言います。
どうですか、そう知ってしまうと、
「ええー、つまんなーい」ってなるかもしれませんね。
ヒキガエルって名前がイメージ悪いかもしれない。
でも、わたしは、あの冷たくて柔らかな腹の感触を思い出すと、
人間よりも、もっとずっと穢れを知らない、
無垢な生命だなあと思います。
賢者には善悪はありません。
ただしかるべき時を待って、生きているだけです。
ただ、生きているだけ。
それだけで、実はとても尊いのだと、
わたしは人間以外の生命から学ぶことがあります。
まあ、わたしは変わり者なんで、
みんなはそうは思わないかもしれませんけれど。
ね。
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おそらく来週あたりから、
八月の中小企業診断士受験の阿鼻叫喚の
地獄絵図がブログ上で展開されると思います。
今週は嵐の前の、穏やかな、凪の海です。
こんな日もあります。

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