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2014年2月

2014年2月23日 (日)

シャランラ♪ のその後。

前回までのあらすじ:
 器用貧乏なことには定評がある黒羊男爵。
 「低予算で・アンティーク風のステキな小箪笥が欲しい」という
 欲望をかなえるため、
 自ら ニ●リの「ダンボール」で箪笥を作成。
 その結果、お値段以上のブツが出来上がり、
 執事を驚嘆させる。
 その後……。

前回までのあらすじにも書きましたけど、
わかりやすくするために、
俺が使った材料と製作物を見てもらったほうが
早いっスね。

そんなわけで、もう一度登場の
before:

主原材料っス。

Before_01

そんでもって、
シンデレラの魔法使いのおばあさん直伝の

シャランラ♪ の結果。



after:
After

ここまでが前回の内容でした。
(ご参考まで 前回の日記は下記。
 http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2014/02/post-3f2f.html

で、なんでまたこれを掲載するかと言いますと、
俺は満足していなかったからです。
つまり、執事は俺の錬金術に仰天しましたが、
俺としては、
「まだまだ練りが足りない……!」と思いました。
俺はホラ吹き、ならばもっともっと高みへいけるはず……!

つまり、今回は、
前回のafter のafter を作ろうぜ! という企画です。
より完璧なものを仕上げたいのだ。
やるからにはな。

でもって、「高みへ……!」行くために
新規で仕入れた材料が下記。

Before_02

主材料:紙粘土、ペットボトル その他。

いつものように、完成形のビジョンはもう頭の中にあり、
そのために集めた材料が上記です。
果たして、俺が「高みへ……!」行くために
作り足すものとはいったいなんでしょうか。

まあ、どうってことないよーな話だけど、
来週へ続く。




以上、ホラ二割程度で。
俺が作りたいものが何か、わかったらスゴイですね。
でもわかるかもね。伏線はもうあるからね。
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来週のデキによっては、
俺の称号に「ダンボール家具職人」が新たに加わります。
一応、こだわりがありまして、
それは出来上がったものが「ダンボールに見えない」ことです。
限りなく安いダンボールで、ダンボールには見えないものを作る。
それが錬金術と言うものです。
だから強化ダンボールとかは使いません。
ポリシーとして、俺が使うのは通販のダンボール。
もしくはスーパーのダンボールです。
そのほうが夢が広がるよね。

2014年2月16日 (日)

バレンタイン遁走曲。

前回までのあらすじ:
 男爵の近所の友達・とある高校生男子。
 彼は来るバレンタインに際し、
 「なにがなんでも奏ちゃん(仮名)のチョコが欲しい」という
 欲望を持っていた。
 相談を受けた男爵は、このまま放置すると
 「欲しい」をこじらせて犯罪に走る可能性もあると判断、
 それは困るので(いろいろな意味で。マンガも貸してるし)
 「チョコを絶対ゲットするぜ」計画のプロデューサーとなって、
 活動することになった。
 果たして男爵は奏ちゃんのチョコをゲットできるのだろうか……?!

「必要なものがある」
とわたしは高校生男子に命じました。
「一つ目:
 三日以内に、奏ちゃんが絶対の信頼を寄せる女友達を男爵に紹介すること。
 二つ目:
 その友達とオレが居合わせたときに
 オレに「どこへ行くつもりだったのか」と訊くこと。
 三つ目:
 それとなく近所の神社の場所を女友達に伝えること だ」
「そんなことをしてどうすんの? その子からチョコもらうの?」
「君を基準に物事を考えないように。
いいか、勝利のためには、敵を知り、己を知る必要がある。
とにかく、奏ちゃんの女友達の信頼は必要だから、
どうにかするように。
それができなきゃ、チョコもない」
「オレ、頑張るよ!」
高校生男子は熱く決意。
俺は俺で、自宅に戻り、色紙を手にして仕込みに入りました。
オーナー、神主様、ちょっと名前と敷地を借りちゃうけど、
ごめんね? 犯罪よりはいいと思うからゆるしてね?

こうして二日後、男爵はたまたま通りかかった高校生男子の家の前で
「あ、このひとだよ、オレに 3月のライオン 貸してくれたの」
と奏ちゃんの友達・C子ちゃんを紹介されました。
幸か不幸か、俺は見た目はいたって普通なので
「どうもこんにちは、黒羊男爵です。
3月のライオン はお勧めです。
名作は誰が読んでも名作だからね。
でも俺、本の方がもっと読むけどね」
と挨拶し、C子ちゃんと知り合いました。
C子ちゃんは初め、わたしが大人なので、
ちょっと警戒していましたが、
オレの軽快なトークに笑い始め、
友達になれました。

そろそろアレを言わんかい。
わたしの鋭い視線を受けて、高校生男子は
「そ、そういえば男爵、どこへ行くつもりだったの?
本屋とは逆方向だよね」
と話を振りました。
こいつ、本当に演技が駄目だな。
だがまあいいか。
「いや、本屋じゃなくてオーナーのところへ行くつもりだったんだよ」
「オーナーって?」
「神社だよ、あの神社。
ほら、神様信じてるかって言われると、ちょっと疑問じゃん?
だから俺は神様じゃなくて、あの氏神様を
オレの『オーナー』って呼んでるんだよ。
そのほうが親しみもてるだろ」
「ああ、なるほど」
「へー、オーナーかあ」
高校生男子とC子ちゃんは納得します。
俺はさらに続けます。
「もっとも、最近はちょっと行きづらいんだけどね。
女子が多くて。
有名になっちゃったからかなあ」
「え、有名って何の?」
「縁結びだよ。
現在 彼氏募集中 って女の子が
紙に名前を書いて、
敷地のハズレの梅の木の枝に結んでおくと
いいご縁に恵まれるっていう噂があってね。
ホラ、そういう縁結びって好きな相手の名前を
書かなきゃならないことが多いだろ。
でもあの神社なら、自分の名前を書くだけで
神様が理想の相手を・運命の相手を探してくれるんだって。
だから女子遭遇率が高くてさ。
ちょっと行きづらい。
まあ、一ヶ月に一回の習慣だから、お参りには行くけどね。
じゃあ、またね」
俺はそう言って二人と別れました。

そして三十分後、俺は高校生男子の部屋にいました。
「どうだ、ちゃんと神社の場所を教えたか」
「うん、聞かれたから教えたよ。
でも、そんでどうするの?」
「女子は群れたがる習性がある。
おそらくあのC子ちゃんから奏ちゃんに、
『ちょっと変わった・でもお願いしやすい』神社のことが
伝わるだろう」
「うん、そうだね」
「すると、C子ちゃんと奏ちゃんは神社へ行くだろう」
「行くだろうね」
「で、ミッション・コンプリートだ」
「へ? どういうこと?」
「まあ、バレンタインを楽しみしているといい」
俺はそう言って、帰宅しました。

仕込みはすでに済んでます。
さらに二日後(これで計五日が経過)、
わたしは神社へ行きました。
「おお、壮観だな」
噂っていうのは、どういう風に拡散していくんだろうね。
俺が流した「縁結びの梅の木」には
色紙がたくさん結び付けられていました。
「もっとも、ほとんどは俺が書いたやつだけどな」
そうです、俺は噂をC子ちゃんに流す前に、
神社の敷地で一番 目立たない隅っこの梅の木に、
自作の色紙祈願紙を百枚程度、結んでおきました。
つまり、サクラです。自作自演です。
オーナー、神主様、本当に申し訳ありません。
ご協力ありがとうございます。
わたしは色紙を全部回収して帰宅しました。
当然、ほとんどはわたしが色々に筆跡を変えて
適当に描いた色紙でしたが、
中に、
「おお、あった、あった」
奏ちゃんとC子ちゃんの祈願紙もありました。
「奏」と綺麗な文字で名前が書いてありました。
よっしゃ、勝った!

さてここで、みなさまにひとつ
ご理解いただきたいことがあります。
まず、高校生男子は
「絶対に奏ちゃんのチョコが欲しい、
義理でも本命でも何でもかまわねえ!」という
とても強い願望を持ってます。
このまま放置すると危険です。奏ちゃんが。
一方、奏ちゃんは現在彼氏がいませんが、
高校生男子のことをどう思っているかわかりません。
しかし高校生男子の話を聞くかぎり、
特に高校生男子を異性として意識していないようです。
つまり自然の流れに任せると、奏ちゃんは
高校生男子には、バレンタインに
「義理も本命も、チロルチョコもくれない」でしょう。
高校生男子が思い切って告白すると言う手もありますが、
それはあまりにもリスキーです。
だって、もし奏ちゃんが高校生男子のことが好きだったら、
とっくにうまくいってるはずだもんね。
そうなってないってことは、見込みがないってことだよ。
見込みがないけど、チョコを入手しないと、
罪のない女子が危険にさらされる。
幸い、高校生男子は「チョコなら、なんでもかまわねえ」と断言し、
もらったチョコは食べずに手をつけずに「神棚にまつる」と言っている。
てことは、

アレをこうして、こうすれば彼も彼女もうまくいくってことで、

ということで、
俺はバレンタイン当日に、
高校生男子に、「奏ちゃんのチョコ」を手渡しました。
「うわ、マジで?! マジで奏ちゃんのチョコ?」
「間違いないよ」
わたしは断言し、
「これを一生の宝物にするといい。
大切にしろよ。
けど、もう思い出にしろ。
いつか君にも、初恋の奏ちゃん以上に好きになれる
運命の人がきっとでてくるから、
このチョコは青春の欠片としてそのまま取っておけ」
と言いました。
高校生男子はコクコクとうなずいて、
チョコの入った包みを震える手で抱きしめると、
大切そうに、神棚に置きました。
「感動した。大事にする」
高校生男子が言ったので、
わたしは「一生恩に着ろよ。感謝しろ」と答えて、
高校生男子の家から 全速力で逃げ帰りました。

さて、みなさま、ここまで読んで、
男爵の錬金術がおわかりになりましたか?
恵まれない男子にどうやってチョコを提供したのか、
おわかりになりましたか?
え、わからない?
では、大ヒントを出します。
下記です。








Gift

はい、チョコレートケーキですね。
俺が焼きました。

つまり、そういうことだったわけです。

「奏ちゃんのチョコ」=
「奏ちゃんの名前入りカード」+「男爵製のチョコ」 です。

繰り返しますが、高校生男子は
「義理でも本命でも、なんでもかまわねえ!」と言っていました。
このカード=奏ちゃんが「運命の彼氏ほしいな!」と思って、
梅の木に結んだ色紙 には、
彼女の恋心がこもっているわけです。
つまり、これが高校生男子が欲しくて欲しくてたまらないものですね。
チョコは「なんでもかまわねえ」わけです。
「奏」という署名があれば、=彼女のチョコ と言えないこともありません。
「なんでもかまわない」「いえないこともない」 というところがミソです。
今回俺は
奏ちゃんには
「神社の不思議な『縁結びの木』」
というホラを吹き、
高校生男子には
「『部分的に彼女のチョコ』=全部彼女のチョコ」
というホラを吹いたわけです。
フィフティ・フィフティということで、
両者 痛みわけっつーことですね。

別にチョコレートケーキそのものに署名があるわけじゃなし、
また、高校生男子は絶対に包みを開けません。
なんつっても、神棚行きですから。
この程度のホラで、乙女のピンチと男子の欲望を満たせるんなら、
いいんじゃないですか。
だって、高校生男子を放置しておいて
欲望をこじらせたほうが大変でしょ。
前にもちょっと書いたけど、
「チョコ欲しい!」が「パンツ欲しい!」になったら、
通報するしかなくて、彼の人生と彼女の人生が狂います。
だったら、部分的にホラでできたバレンタインチョコでも
いいんじゃないの。

友人にホラを吹くことが道義的に、いいかどうかは別として。
それはオレの良心の問題ですね。




以上、ホラ七割五分くらいで。
みなさんは初恋の人からチョコをもらったことがありますか?
わたしはないです。初恋がまだなんで。
でも、初恋は大切な思い出にして、
大事にしていきたいですね。
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どうですか、オレのチョコレートケーキ。
よくできてるでしょ。マジでうまいですよ。
俺は今年のバレンタイン、自分で自分に
「よく頑張った!」とケーキをあげました。
そこ、「わー、寂しい」とか言わないように!
おいしいお茶とお菓子と本があれば、
俺は幸せです。
誰が作ったお菓子でも。

2014年2月 9日 (日)

閑話休題のシャランラ♪。

さて、バレンタインも近づいてまいりましたが、
今週はバレンタイン関係の話題ではありません。
なぜなら、今回 男爵が行っているミッションを
誰かがパクるとマズイからです。
ホラが必要なミッションですが、
万が一、億が一、
なんの罪もない乙女が犠牲になってはいけませんので、
バレンタインのミッションの結果は
バレンタイン後の来週にお届けいたします。

なので、今週は。
閑話休題として、
「休日大工にチャレンジしようせ!」を行いました。

休日大工とはまあ、土日だけ大工する人のことです。
趣味ですね。DIYというやつです。
俺は大工ではありませんが、
欲しいモノを探して、探しあきて、
または金銭的な問題(予算)があって、
「駄目だ、こりゃ、市販にないわ」という問題に直面することがあります。
お小遣い少ないしな。
そんなとき、俺の口癖は、
「じゃあ、作っちまうか!」です。
俗に言う、「シャランラ♪」という作業です。
パンがないなら、ご飯を食べればいいじゃない。
モノがないなら、作っちゃえばいいじゃない。
非常にシンプルな思考ですね。
ですが、あまり、世の人はこうは考えないようです。

今回も、作る事前に執事を呼んで、
「こういうモノが欲しいのだが、売ってないので、作る」と言ったとき、
執事は
「はあ?」と言いました。
「ご主人様がなにが欲しいのかはわかりましたが、
しかし、なぜにご自分で作るのですか?
どうやって作るのですか?」
「作り方はこれから考える。
でも欲しいモノはわかっているので、アレを出して」
「アレ、ですか。ありますかね。
まだゴミに出してはいないとは思いますが」
「なら、アレ出して」
「はい」

そんなこんなで、オレの曖昧なビジョンのために、
家中の材料が狩り集められました。
下記です。
before その1:
Before_01

主材料:ダンボール
その他、ボンド、アクリル絵の具、糊、カッターなどなど。

これを俺が
「そんじゃ久しぶりに、シャランラ♪ しますか!」
と腕まくりして、作業すること二日。

今回 俺が欲しかったもの。
それはお屋敷の一部に俺が持っている展示スペースを
飾る小箪笥でした。
できれば李朝っぽい、アンティークっぽい
味のある小さな箪笥があると、
季節の花なんかとあわせて風情がある、と思ってました。
ですが、実際にネットで小箪笥を探すと、
「よ、予算と開きがありすぎる……」(ガックリ)となりました。
オレの予算は一万円以内。できれば五千円くらい。
でも本物の箪笥は一万以上しました。
さらに、
「オレのビジョンどおりの品物がない」。
これはもうどうしようもないですね。
オーダー家具でも頼むしかないですね。
てなわけで、
予算 と ビジョン の両方から、
俺は今回 小箪笥を作成しました。
箪笥を置く前のスペースは下記。
before その2:
Before_02

がらんとしてますね。
いつもはここに俺が季節のものを飾ってるのですが、
入院とかすると、どうにも手入れができなくなります。
そこで、おしゃれでアンティークっぽいモノが欲しいなと思い、
「シャランラ♪」した結果が、下記。

シャランラ♪

after:
After

どうですかね。
 製作日数:二日
 主原材料:ニ●リのダンボール(お値段以上)
 その他 百均+3百均+ハンズで入手した材料で
 俺が作りました。
コストは大体、500円くらいですかね。
絵の具が足りなくなったので、
買い足すと 全部で 800円くらいかなあ。
色は朱色に塗りなおすかもしれません。
とりあえずは無難に黒にしてみました。
この上に、味のある徳利風の一輪挿しとか置いてみたら、
どうだろうか。
いいんじゃないかな。

ね、ないなら、作ればいいんですよ。
そう思います。
一個目がこれだから、
次からはもっとうまく作れると思います。
まあ、次はないかもしれませんが。




以上、ホラ二割程度で。
どうです、それっぽく、アンティーク風に仕上がってますか。
執事は仰天してましたけどね。
「あ、あの材料で、ダンボールでこれですか」っつって驚いてました。
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俺はホラ吹きですから、「真実じゃない・真実っぽいこと」を
作るのは得意なんですよ。
本物は作れませんけどね。

2014年2月 2日 (日)

バレンタイン狂想曲。

どうも、こんにちは、黒羊男爵です。
もう暦は2月に入りましたね。
2月と言えば、そう、あの行事です。
以前、フード・アサシンの女の子を
見事にチョコが作れるまでに援助したこともある
(そのときの日記は下記:
 http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2012/01/3-c0dd.html
あの行事、バレンタインです。
世間の男性にとっては、
「もらえる人間かもらえない人間か」で
ある意味、周囲の評価がわかる
恐ろしい行事ですね。

いや別に、バレンタインなんて行事、どうでもよくて、
「俺はチョコなんてもらえなくてもいいよ」って
「気にしないさ」って方もいらっしゃると思います。
では、そういう方に「義理ですけど、一口どうぞ」って
チョコを渡したらどうなるでしょうね。
常日頃は「別にチョコなんて」って言ってる男性でも、
85.7%の人間は「え、そう、まあ、義理ならいいよ」と言って受け取ります。
(黒羊男爵邸独自調査・信頼性超低い より)
断る人間はわずか10%かそこらなんです。
(黒羊男爵邸独自調査・信頼性あってねーようなもん より)
今回 男爵は「チョコなんてどうでもいい」という方とは
対極にあるご相談を受けました。
そうです、
「なにがなんでも、あの子のチョコが欲しい!」という
飢えた高校生男子がクライアントなのです。

そもそもの発端を説明しますと、
高校生男子は男爵の近所の遊び仲間でした。
一緒に「デュ●ル!」したり、
週刊少年ジャ●プを借りっこしたりする相手です。
ちなみに、わたしはジャンプ一筋だった彼に
 3月のライオン
 ちはやふる を勧めて見事に彼を陥落させました。
彼はいまや少女漫画の信者です。
いやまあ、それはいい。それはおいといて、
要するに彼は、
「奏(カナデ)ちゃん(仮名)のチョコが欲しい!」という、
わかりやすい願望を持っていました。
そしてそれを男爵に打ち明けました。

高校生男子:「彼女はいま誰とも付き合ってないんだ」
わたし:「ほうほう。ということは希望はゼロではないな。
     君もホモ・サピエンスのオスだからな」
高校生男子:「もうこの際、義理だろうと本命だろうと、なんだろうと
     かまわねえ。チョコが欲しい。
     奏ちゃんのチョコが、絶対に、どうしても、どうしても欲しい!」
わたし:「素朴な疑問なんだけど、チョコもらってどうすんの?
     食べるの?」
高校生男子:「一生、神棚にまつる」
わたし:「……それは、神棚が傷むから、やめておけ」

そんなわけで、わたしは高校生男子の
「奏ちゃん(仮名)のチョコをゲットするぜ!」計画の黒幕となり、
動き出すことになりました。
高校生男子は、わたしから見ればイイヤツです。
マンガ貸してくれるし、
金を貸せとか言ってこないし、
冗談も通じるし、
年齢を超えた友情を育んでいます。
ただ、彼が「奏ちゃん(仮名)」からみてもイイヤツかどうかは
わかりません。
女性が考える男性像と、男性が考える男性像は違いますからね。
でもどうにか、友情のため、チョコをゲットしないといけない。
果たして、男爵はどのような手段を使って、
女神・「奏ちゃん(仮名)」のチョコをゲットするのでしょうか。
そもそも、ゲットできるのでしょうか。
この物語はまた来週へ、続きます。




以上、ホラ七割程度で。
いやでも、「あの子のチョコが欲しい!」なんて
かわいい願望だよね。
「あの子のパンツが欲しい!」ってなったら、
「絶対パンツ手に入れる!」ってなったら、
通報するしかないけど、
チョコくらいなら、なんとかなるんじゃないの。
このホラ吹きのホラをもってすれば。
ちなみに勝算は、まあまあ、あります。
五分五分ってところですかね。
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でも、チョコ獲得は誰からでも請け負うわけじゃないですよ。
相手が高校生男子だから請け負ったんです。
「友情って麗しいよね」ってことにしてください、世間の女性様。
どうかお願いいたします(土下座)。

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