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2014年1月 5日 (日)

S先生とわたし。その2。

前回までのあらすじ:
 今年(もう今年になっちまった!)
 中小企業診断士を受験するわたし。
 だが、自力で勉強する気なんてナッシング。
 オレは生来のナマケモノ。タナボタ狙い。
 そこへ家庭教師のS先生がやってきたよ!
 S先生は、スタイルよし、顔よしだったが、
 趣味はムチで人を打つこと、
 仕事はムチで机を打つこと、
 天職はムチでなにかを打つこと というドS先生だったよ!
 男爵のお尻は今週も無事なのでしょうか?!

「――ダメだな」
S先生は、わたしが計算した解答用紙を
バラバラと床に撒き散らします。
黒のピンヒールで解答用紙を踏みにじりました。
「おまえ、小数点の割り算ができないのか?
小学生以下だな」
わたしは憤然と主張します。
「だって、大人になったら、
小数点の割り算なんてしないじゃないですか。
電卓があるじゃないですか。
使わない知識はどんどん忘れちまうのが
人間の悲しいサガで。
いや忘却という恩恵があるからこそ、
人は明日を生きていくことが」
「ごたくはいい。うるさい、黙れ。
だが、さすがわたしだ、
こうなることは読んでいた。
馬鹿で愚かなおまえのために、
計算問題に特化した問題集を用意した。
財務会計はこれを基礎にテキストを回していくぞ」
「ギャー! これ以上、問題集を増やさないでー!」
「この問題集は全部で300問ある。
これを本試験のある八月までに、
三周以上回すぞ。合計900問だな」
「ムリムリムリムリっ! そんなことしたら、
週刊少年●ャンプを読む時間が」
「マンガを読む時間なんて今年はないと思え。
おまえが読んでいい活字は、
問題集とテキストだけだ」
「イヤー! そんなん絶対、イヤー!
死ぬ、死んじゃいますよ、オレの心が!
せっかく アンダー・ザ・ローズ も新刊が出て
され竜 も新刊が出たのに、
じっくり読み込んでいこうと思ってたのに、
読めないなんて死ぬーっ」
わたしは床に大の字になってバタバタあばれますが、
「うるさい」
S先生はシビアに言い切り、
わたしの股●にヒールを載せました。
「このまま去●されたくなかったら、
さっさと机の前に座り、問題集を始めろ」
「いやあああ、セクハラアアア!」
オレが絶叫すると、先生の目はさらに冷たくなり、
「わたしは本気だ」
一言 言いました。もう冗談が通じるレベルじゃない。
「……お勉強させていただきます」
わたしはしおしおと椅子に座り、
当期純利益の計算を始めました。

先生は言います。
「おまえ、簿記三級は持っていたな」
「……はい。死ぬ思いをしてとりました」
当時の苦労を思い出して顔面蒼白になるオレ。
先生はさらに言います。
「なら財務会計を得意教科にしろ。
ファイナンスとアカウンティングのうち、
アカウンティングは簿記二級から一級レベルの知識があれば、
かなりやりやすいはずだ」
「おかしい、文脈がおかしいですよ!
オレが持ってるのは三級、
なのに、二級と一級があればやりやすいって、
意味が通じません」
「なんの知識もない更地の教科より、
とっつきやすいだろうが。
たとえ小数点の割り算ができないとしても」
「忘れてください、過去の過ちは!
先生は本当に、
自分に優しく、他人に厳しいッスね」
「わかればいい」
先生は書斎机に優雅に腰掛け、
執事がうやうやしく注いだ紅茶を、
オレの秘蔵のティーカップで飲みます。
「ちょ、ちょっと、気をつけてくださいよ、
そのティーカップセット、
一組で二万円はする
本物のイギリス・ヴィクトリア朝のアンティークで」
「おっと、手が滑った」
先生の手元からティーソーサーが落ちて、
床に当たって、
「カッシャン、パリンって、
オレの心の折れる音ですかー?!」
オレの絶叫が書斎に響きますが、
先生は「邪魔だな」とソーサーの破片をヒールで押しやります。
どこまで鬼ですか。
ていうか、完全に鬼ですね。

「ひとつ質問してよろしいでしょうか」
「なんだ」
「……どうしたら、先生とお別れできますか」
とうとう、わたしは自力解決をあきらめ、
戦犯である先生自身に退席の方法を訊ねました。
先生は豊かな胸の前で腕組みし、
フン、と鼻で笑いました。
「おまえが中小企業診断士に合格すること。
そうしたら、わたしも糞野郎のおまえとはお別れできる」
と言いました。
なんですと。
「てことは八月までは絶対に先生は毎週来るってことで」
「決まっているだろう」
「いやああああ!!」
ヤバイ、今年は午年、
「ウマくいく」ってシャレを何回もTVで見たけど、
「ウマく」いかないよ!
半年以上、ドSの調教が待っているよ。
オレ、ウマじゃないのに、調教されちゃうよ!

「執事、おい、執事!」
わたしは先生の下僕となってかしずいている執事を
必死に呼びます。
「先生に依頼したおばあさまなら契約解消できるだろ。
おばあさまはいまどうしてる?」
「大奥様は元旦から世界一周旅行へ行かれました。
次に日本に戻られるのは、今年の十月です」
「イヤアアアアア!」
ヤバイ、どっちをむいてもツミだ。
終わってる。
「おい、おまえ、純利益の計算、また間違ってるぞ。
足し算と引き算もできないのか。
仕方ない、算数のドリルもやることにするか」
「ヤーメーテー!」
わたしの受難はまだまだ続くようです。




以上、いつものように、トイレからの中継でした。
当たり前でしょ、ブログの更新なんてしてるって
先生と執事にバレたら、
市中引き回しの上、打ち首・獄門ですよ。
携帯でポチポチ更新するしかないです。
ホラは四割程度ですかね。
小数点の割り算のところがホラかどうかは
そっとしておいてください。
今はただ、トイレで便座で泣いているだけです。
トイレにまで勉強計画が貼ってある!
ああもう、ホント、どうしよう。
まだ一月始まったばっかなのに、
もう今年が真っ暗だよ!
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 今年もよろしくお願いいたします。

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