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2013年9月22日 (日)

何度も言うけどさ。

おはようございます。
またヤっちまいました。
今回は厳密にはオレのせいではない。
では誰のせいか。
……画家のせいです。

昨夜、画家より入電あり。
画家は貧乏・友の会のメンバーでして、
(※ 貧乏・友の会 については下記 日記参照)
http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2013/06/post-266b.html
画家は常に金がないやつです。
あるのは時間と画家になりたいという志のみ。
わたしはこいつとはもう長年の付き合いなのですが、
最近 とみに頼まれごとが多く、
「オレはただ単にこいつに利用されてるんじゃなかろうか」と
疑心暗鬼になってました。

そんなオレへの画家からの入電。
もう嫌な予感しかしない。
貧乏な画家が電話をかけてくるなんて、
厄介ごとに違いない。(グルグル)

ところが。
なんと言うことでしょうか(BeforeAfter風に発音してください)
画家が切り出した言葉は
「彼氏ができそう」という予想外の言葉でした。
「は? カレシってあれか、から揚げや煮つけにするとウマイ」
「それはカレイ。カレシ。恋の相手の彼氏」
「コイ? コイってあれか、輪切りにして煮物にしたりするとウマイ」
「それは鯉。恋愛の恋だよ、
男爵、それマジボケなの、それともわざとやってんの」
「いや、あまりにも聞きなれない言葉を意外すぎる人物が聞いたから、
幻聴かと思って。
そうか、恋愛か。
って、恋愛?! おまえが?!」
「ちょっと失礼だよ、その驚愕っぷりは。
わたしだって恋愛の一つや二つ」
「一つも二つも初めてだろうが!
いったいどこで異性を捕獲したんだよ」
「公園だけど」
「おまえにとっての異性は絶滅危惧種だ。
レッドデータブックにも記載されるような稀有な存在だ。
大切にしろよ、すぐに食ったりするなよ」
「だから、彼氏は食べない!
ていうか、話が進まないよ。
時間がどんどん過ぎるから、サクッと話させてよ」
時間がかかる=電話の時間が長くなる=金がかかる。
なので、画家は強引に話を進めます。

「とにかく、公園での出会いをきっかけに
少しずつ世間話とかするようになって、
いいなあ、って思うようになって
で、向こうからデートに誘ってくれたの。
これってあれだよね、恋愛のフラグだよね」
「デートか。おまえがデートか。
そんな日が来るなんて、ハルマゲドンよりも予想外だな」
ハルマゲドンは少なくとも聖書に載ってるから、
広く知られているからな。
「しかし、デートってどうするんだ。
おまえ、金ないだろ。
映画とか観にいけるのか。
金ならオレもないから、貸せないぞ」
「大丈夫、デートって言っても、
野外だから。
ほら、電車で行った先に公営の動物公園あるでしょ。
そこに11月に行こうって話」
「公園で出会って、公園で初デート……」
どこまでアウトドアなんだ?
「じゃあ、今日の電話の用件はノロケか?
まあ、いいけど。おめでたい話だし。
おまえに彼氏なんて二度と出てこないから、
絶対に逃がさないようにするんだぞ」
「男爵は応援してくれるの」
「そりゃ、友達だからな(一応)」
「よかったー」
画家は謎の安心感を示し、そして、
「じゃあ、協力してくれるよね。
11月のデートまでに、
デートに着ていくワンピース作って」
と衝撃の単語を並べました。

「は? ワンピース?
ワンピースって週刊少年ジャ●プで大好評連載中の、
国民的超有名マンガの」
「違う、そっちじゃない。ひとつながりの大秘宝じゃない。
着るほう、女の子が着るワンピースだよ!」
「え、ちょっと待って、
脈絡が見えない。
その女の子が着るワンピースをなぜにわたしが作ることに」
「だってお金がないから」
画家は単純明快に言いました。
「せっかくのおデート、いつもはジーパンにTシャツだけど、
デートの日くらいはオシャレしたい。
けど、着ていく服がない。
だから頼むよ、魔法使いのおばあさん。
シャランラ♪ ってステキなワンピース出して」
わたしは絶叫します。
「おまえは! シャランラ♪ はすげえ疲れるから、
もうやらないって何回言えば止めるんだよ!」
「しょうがないじゃない、
だって人生 初の体験なんだよ、
男爵だってメデタイって言ってくれたでしょ。
それにもう彼に言っちゃった」
「……なにを?」
「おデートの日はめいっぱいオシャレしてくるね☆ って」
「なんで後先考えずにそういうことを言うんだよ」
「考えてるよー、男爵に頼めばいいって思ったんだもん」
「だから、オレはシンデレラの魔法使いのおばあさんではない。
ドラ●モンでもない。
オレにはやってできることとできないことが」
「できるでしょ、男爵なら」
画家は簡単に言いました。
「男爵、昔 自分でズボン作ってたよね。
シャツも作ってた。
それに比べたら、ワンピースなんて単純だよね」
「……」
「大丈夫、ちゃんと材料は買ってあるから。
うん、もうね、糸と布地とファスナーは買ってある。
あとは布切って縫い合わせるだけだから」
「おまえはそう簡単に言うけどな、
それがとてつもなく大変な作業なんだよ。
オレは手芸家でもデザイナーでもないんだぞ」
「でもさっき、男爵、応援してくれるって言ったよね」
「……」
「言ったよね」
「……」
「言ったよね」
「…………言いました……」
「じゃ、明日着で布送るから!
シャランラ♪ よろしく!」
電話はここで無情にも切れました。

てなわけで、
画家がまたヤッちまったせいで、
わたしは再びミシンを引っ張り出さなければ
ならなくなりました。
あいつ、オレのこと便利屋だと思ってないか?
オレは本当にあいつの友達なの?
互いに支えあう麗しい関係なの?
なんで画家が口を滑らせたことの責任をオレが解決するの?
教えて、魔法使いのおばあさん。
そして最後に。
もう何度も言ってますけど、
画家にも言ってますけど、
ブログにも書いてますけど、
やっぱりもう一度 言わせてください。

「オレは手芸家じゃねえ、ホラ吹きだ!」



以上、ホラ六割程度で。
真実の四割のせいでミシンを動かさねばなりません。
どんなワンピースができあがるかは
神の味噌汁。
なんつっても、ワンピースってのは、
ルフ●だってどんなお宝か知らないからね!
知らないのに、捜し求めてるんだからね!
そういう、秘宝的な、大冒険的なモノをわたしが作るわけですよ。
夜なべしてミシンで。
……もういっそミシン、捨てたほうがいいんじゃね?
あるから、画家に頼まれるんじゃね?
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材料はあっても型紙はないんだぜ……。
型紙はオレが全部作るんだぜ……。
涙で先が見えません。

追伸:ココログにて「いいね!」を押してくださった方へ。
お礼できなくてすみません。「いいね!」返しが自爆ボタンみたいで、
怖くて押せませんでした。でも心の底から、ありがとうございます!

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