« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »

2013年6月

2013年6月30日 (日)

もしもし。

突然ですが、受験することになりました。
中小企業診断士。
ホントは簿記二級だったはずが、
必要に迫られて、中小企業診断士に方向転換。

で。
先々週、模試がありまして、行ったわけですよ。
あのね、あのね、
やっぱり無理があると思うわ……。
簿記二級だと思って心づもりしていたのに、
いきなり国家資格の中小企業診断士は、
無理があるわ。
模試の結果はもう、「もしもし、もしもし?」って
おばあちゃんが切れた受話器に話しかけてるよーなレベル。
一人相撲というか、一人負けというか、
まあ、そんな感じ。
どうしたもんだろ。

試験日は来月の第一週。
って、あと一ヶ月ですやん!
なのに七教科もある。無理、ムリムリ。
いくらオレのヒキが強いといっても、
今回は無理ですって。
なんでこんな無理ゲーにチャレンジすることになんのよ?
診断士にたどりつくまでには
いろいろいきさつがありまして、
やむを得ず、もう本当に仕方なくて、
受けるしかないのですが、
普通に考えて、オレのレベルでは受からない。
でも、科目合格制度があるから、
来年、頑張ろう。

いや、もう、ヤバイです。
久しぶりに禁・ジャ●プ、禁・本/漫画です。
背水の陣で臨みます。
科目合格をいくつもぎとれるかが鍵だな。
やるだけやるので、
しばらく地下に潜ります。
ブログの更新が遅れてたら、
「ああ、男爵、追いつめられてるんだな」と
ナマぬるく応援してあげてください。
このブログも、執事の目をぬって、
トイレから更新してます。
今現在進行形で勉強中ということになっているので。




では、本日はホラ二割程度で。
根っこは、「ヤバイ現実」というのは、リアルっぽい。
そこんところがいやな感じ。
たった一ヶ月でどこまでできるか。
男爵のあがきっぷりには定評があるよ!
ブログランキング参加中にて、
今回みたいな定期連絡報告でもOK、という方は
下記をクリック。

にほんブログ村 その他日記ブログ たわごとへ
にほんブログ村

2013年6月23日 (日)

よっぱらいと二人で。

どうも、黒羊男爵です。
ええと、わたしはお酒が飲めないんですが
(ちょっとでも飲むと気持ち悪くなって吐く)
他人がお酒を飲むのはキライじゃありません。
節度を持って、楽しく飲むのは
雰囲気がよくて逆に好きですね。

そんなわたしが先日、プログラマーの友人三号(仮)と
お酒を飲みに行きました。
場所は一反木綿が教えてくれた夜景スポット、
某高層ホテルの最上階です。
東京の夜景をバックに、大人な二人で
ウィスキーのロックなんかを飲みながら
(って言っても、わたしが飲んでるのはジンジャーエール)
最近の仕事についてなど、取り留めなく会話しました。
ところが、この会話が元で
わたしと友人三号(仮)はその日、
大喧嘩に発展。
オシャレなバーで罵声が飛び交うことになりました。
なぜに、そんなことになったのか。
それは全部●●のせいです。

以下に会話のあらすじを再現。

三号(仮):「最近、体調はどう?」
男爵   :「まあまあだねー。季節の変わり目だから、
       ちょっと悪い日もあるけど」
三号(仮):「そっか、気をつけろよ」
男爵   :「うん、ありがとう。そっちは? 仕事はどうなの」
三号(仮):「相変わらず忙しいよ。
       あ、そうだ、男爵に聞きたいことがあったんだ。
       あのさあ、一般人としてMSについてどう思う?」
男爵   :「どうって、最近はあんまり関係ないけど」
三号(仮):「でもさ、ほら、変わってるところとかあるじゃん?」
男爵   :「あーまあ、グラフィックはやっぱよくなってると思うけど」
三号(仮):「グラフィックかあ。でもそれって、性能には関係ないよな」
男爵   :「確かにMSの性能には関係ないね。
       ただ、星空とかはすっごくよくなってるよね。
       最近の宇宙とかは好きだな」
三号(仮):「星空? 男爵はそういうのが好きなんだね。
       デスクトップとかにしてるの?」
男爵   :「デスクトップにはしないけど、システム立ち上げたらメイン画面でしょ」
三号(仮):「だから、デスクトップじゃん」
男爵   :「(ちょっとイラっとして)違うんだけどなあ」
三号(仮):「じゃあさ、ベースが大きく変わったけど、そのあたりはどう思う?」
男爵   :「やっぱ白いのが一番なんじゃないの。次は赤かな」
三号(仮):「いや、カラーリングじゃなくて、使い勝手とか」
男爵   :「だから白いのが一番じゃないの」
三号(仮):「(ちょっとイラっとして)性能の話なんだけどね」
男爵   :「性能の話だろ。白が一番ってのはもう基本でしょ」
三号(仮):「(かなりイラっとして)色じゃなくて、使い心地だよ」
男爵   :「(イラっとされてイラっとして)使い心地なんてわかんないよ。
       わかる人なんていんの? 大●原さんくらいでしょ。
       あと水道橋●工とか」
三号(仮):「大●原さん? そんなSEいたっけ?」
男爵   :「SEじゃないよ、音響じゃなくて、デザインだよ」
三号(仮):「はあ? 音響? 意味がわかんねえんだけど」
男爵   :「え、逆にオレのほうが意味がわかんねえんだけど。
       なに言ってんの?」

この後、友人三号(仮)がかなり酔っていたこともあり、
ふたりは怒鳴りあい
(「おまえ馬鹿だろ」「おまえが馬鹿だろ」)、
喧嘩別れして帰りました。

それから数日後、再びわたしは例のバーへ
今度はひとりで行きました。
すると、先日わたしたちを担当していたバーテンが
「仲直りはされましたか?」と話しかけてきました。
まあ、大声出してホテルに迷惑かけちゃったからな、
「この前はすんませんでした」とわびると
バーテンが「いえいえ、おもしろかったですよ」と言いました。
「おもしろかった?」
わたしが疑問符を浮かべると
「はい、会話があまりにも噛み合っていらっしゃらなかったので」
と言われました。
噛み合っていない、とは、なんだ?

わたしは椅子に座りなおして、
「もしかして、わたしたちの会話が
バーテンさんには違う風に聞こえたんですか?」と尋ねると、
ここでバーテンさんは驚愕の真実を教えてくれました。
「お客様たちはお二人ともいっさい、
間違ったことはおっしゃられませんでした。
ただ、勘違いされていただけです。
すべてはMSが始まりでしたね」

MS?
わたしは訊きました。
「MSって、 モビ●スーツがどうかしましたか?」
バーテンさんの顔がゆがみました。
笑いをこらえているようです。
そして、
「お友達はおそらく、MS=マイクロ●フト として
言われたのだと思います」と言いました。
えええっ?!
「だって、性能とか色の話もしたじゃないですか。
あれって、白いやつ=ガン●ムが一番強いってことですよね。
それにモビル●ーツに乗ったことある人なんて、いないじゃないですか?
設計担当の大●原さんならわかるかもしれないけど」
「いえ、おそらく、性能と言うのはMSソフトの使い心地のことかと」
「そんなはずないですよ、だってちゃんとSEじゃないって」
「お客様はSEという言葉の意味はどう考えられたのですか」
「効果音ですけど。あとサウンドエンジニア(音響担当者)ですよね」
「お友達はシステムエンジニアのSEを考えられたのでは?」
「えええええっ、じゃあ、オレたちの話は
最初っからぜんぜん噛みあってないじゃないですか。
オレはずっとガ●ダムの話をしてて、
あいつはずっとマイク●ソフトの話をしていたんですか」
「おそらく」
「はい?!」
なんということでしょうか。
わたしの脳裏には先日の
「おまえ馬鹿だろ」「おまえが馬鹿だろ」というやりとりが
甦りました。
あああああ、馬鹿だったのはオレか。
そしておまえか。

わたしは離席して、即座に友人三号(仮)に電話し、
「この前はゴメン」と謝った後
「でもオレは悪くない。おまえも悪くないけど」と言って、
バーテンさんから聞いた憶測を話しました。
すると友人は当然のように、
「MSって言ったら、●イクロソフト一択だろ」と言うので、
「MSって言ったら、モビルスー●一択だろ」と返答し、
わたしと友人は「MSの定義について」
またもめて、喧嘩別れしてしまいました。

電話を切り、席に戻ったわたしにバーテンさんは
「いかがでしたか?」と訊いてきたので、
「また喧嘩してしまいました」と答えると、
「仲がよいのもほどほどがよろしいですよ」と言われてしまいました。
でも、オレは悪くない。




以上、ホラ九割五分程度で。
でも世界のどこかでは絶対こういう勘違いは起きてると思う。
ブログランキング参加中にて、
お気に召したら、下記をクリック。

にほんブログ村 その他日記ブログ たわごとへ
にほんブログ村

2013年6月16日 (日)

今日はオレの日。

今日は父の日、らしい。
近所のスーパーが大売出し中。
「いつも働いているお父さんをねぎらうため」に
手巻き寿司だのトンカツだのビールだのが
セールになっていた。
ほええ、そっか、普通のご家庭じゃ
今日はお父さんを褒め称える日か。
だが、残念ながら、男爵家では違う。
なぜなら、父は「まっとうなお父さん」ではなく、
「ホラ吹きの、ろくでなし」だからである。

オレの父、つまり二代目ホラ吹き男爵は
いい加減が服を着て歩いているような男である。
ホラ吹きだから、発言には虚言が多数混じる。
が、真面目な顔で言うもんだから
(しかもオレと違ってホラが入っていると言わないから)
信じる人、続出。
信じるを通り越して、「崇めている」人まで出た。
まだ幼かったオレが心配のあまり、
「あの、ウチの父はホラ吹きなので、
信じないほうがいいですよ」と忠告したのに、
逆ギレされて、
「あんな素晴らしい方になんてことを言うのだ。
君はお父さんをもっと誇りに思いなさい!」と
説教された。
理不尽だ。

そんな父も音信不通・所在不明になって
はや十年。
三代目ホラ吹き男爵の家督を継いだときに
わたしがクーデーターを起こして、
家から追い出して以来、会っていない。
会っていないが、元気であることは疑っていない。
なぜなら、病気ひとつしたことない頑強な身体の持ち主だったし、
さらに精神面は、
「カナヅチで叩いても折れない」心の持ち主だからだ。
ホント、あいつはオレの敵です。
生まれてから何度も、
オレはあいつにだまされてひどい目にあっており、
いままでに何回も
「バールのようなもの」で後頭部を殴りたいと思った。
でも、あいつはオレの思惑のちょっと上を常に歩き、
「鈍器のようなもの」は出番がないまま、
父と子は別れました。
だから、父の日とか言われても実感湧かないし、
ありがたみもない。

つかさ、母の日、父の日、こどもの日はあるのに、
「大人の日」がないのはなぜだ。
つまり、母親・父親・子ども以外のポジションの人には、
祭日はないのか。
ねぎらってもらう日はないのか。
そう憤ったオレは父の日に下克上。
そうだ、あんなやつに祭日は必要ない。
手巻き寿司も必要ない。

いいですか、これから5月16日は
「オレの日」にします。
「オレがオレを褒め称える・ねぎらう日」にします。
一年間、オレは頑張った。よくやった。えらい。
そうたたえる日にします。
今日は「オレの日」です。
少なくともわが男爵家では今後、そうすることにします。
父の日は廃絶します。
オレの日を新設します。
みなのもの、それぞれ自分を褒め称えるがよい。
「OLやってるあたし、がんばってる」
「サラリーマンのオレ、がんばってる」
「自営業のオレ、がんばってる」
「学生のわたし、がんばってる」
そう思って、今日は自分をねぎらうといいです。
手巻き寿司、買ってもいいよ。
ふんぱつしてマグロが入ってるやつにしたらいい。

そのように家中に告知を出したら、
告知を聞いてやってきた執事が一言。
「つまり、今日はわたしがねぎらっていただける日ですね?」
え。
そうなるの?
そうなっちゃうの?
そんなつもりはなかったけど、
全国的に自分をことほぐ日になったら、
そうなっちゃいますか。
でももう言い出しちゃったから、撤回できないから、
「ま、まあ、そういうこともあるかもな」と返答しました。
執事は深くうなずくと、
「じゃあ、これから秋葉原へ行きます。
自分にご褒美を出してきますので、
今日は帰りが遅くなります。
晩御飯や昼御飯は自分で適当に仕切ってください」
と言い切りやがりました。
おい、ちょっと待て、そんなことになったら、
オレが骨休めできねえじゃねえか。
ああああ、今日はせっかくの「オレの日」なのに、
意味がねええええ。




以上、ホラ六割程度で。
今日はでも、「オレの日」にしちゃっていいと思うよ。
母親・父親・子どものカテゴリーに入らないひとだって、
年に一回くらい、自分をねぎらわないと、一年がつらいでしょ。
そう思いながら、カップラーメンを探すオレでした。
今日は昼も夜もカップラーメンだな。
カップラーメン好きだからいいけど。ブログランキング参加中にて、
お気に召したら下記をクリック。

にほんブログ村 その他日記ブログ たわごとへ
にほんブログ村

2013年6月10日 (月)

グルグル。

今日も今日とて寝込んでいるわたし。
もはや持病のどれが原因かわからないが、
体調激悪★なので、ベッドの住民となっている。

だが、体調は悪くとも、頭は普通なので、
いろいろ考える。
他にすることないしな。

以下、男爵の脳内を再現。

昨日、公園で見たあれはなんだったのかな。
でかいスタンダード・プードルにちっこいチワワが
吠えかかっていた。
(スタンダード・プードルってみんなが想像するプードルの
 五倍はある、でかい犬である。
 でもプードルだから、プードル刈り(?)になっていた)
あれって、チワワはプードルのこと、
同じ犬だって認識したからだよな。
でもサイズも毛色も身体の特徴もシルエットも違うプードルを
どうして同じ犬だって思ったんだろ。
たとえば人間の人ごみに巨人が混ざってて、
その巨人にティッシュ配る人が「お願いしまーす」って
ティッシュ渡すようなもんだよな。
犬は自分の姿を鏡では見られないから、
外見で「犬」「人間」って区別しているとは思えない。
匂いだろうか。
犬にとって「犬」の定義ってなんだろ。
さらに展開して、「人間」にとって「人間」の定義ってなんだろ。
「ひとでなし」って言葉があるが、
つまりそれって、外見は人間だけど、内面は人間じゃないってことだよね。
てことは外見て、種族を分ける要素ではないのだろうか。
でも内面なんて、外からわかんない。
けど、チワワは吠えていた。
やっぱり「犬」=匂いなんかなあ。
犬族特有のにおいって、どんな匂いなんだろ。
何色かな。

そういや、ガキのころ、
「自分の見ている光景と他人の見ている光景は同じか」で
悩んだことがあったな。
つまり青い空を見上げて
「今日は空が青いね」「そうだね、青いね」って言った場合、
オレがみている「青」と友人が見ている「青」は似てるけど
違う色なんじゃないかって考えたことがあった。
つまり、今日の空の色はどれ? って訊かれたら、
「青」って同じ色を言うけど、
網膜に映ってるのは厳密にはオレのほうが淡い青で
友人のほうが濃い青かもしれん、とか。
他人の視界ってどんなか、見てみたかった。

自分・他人問題のさらに顕著な例が「美人・ブス」問題で、
誰かがある人を見て美人かどうか、というのは
大きく主観によっている。
でも見てるのはおんなじ相手だよな。
やっぱ世界って、人の数だけあるんだろうな。
いや、人の数だけというか、
生物の数だけあるのかもしれない。
だって猫が見ている世界と俺が見ている世界は
明らかに違うと思うし。
人間は考える葦であるとか、
我思う、ゆえに我ありとかいうけど、
考えてるのは人間だけじゃねえよな。
チワワだって考えてるわけだしな。
じゃあ、人間の定義、自分の定義ってなんだ。
どこまでが人間で、どこからが自分だ?

……てなことを三時間くらい考えていました。

思春期の中二病の子どもならともかく、
大人がこんなこと考えてるのは珍しいかも。
どんなもんだろ、と思って、
お茶を持ってきた執事に「こんなことを考えていた」と言った上で、
「おまえが知る人間の中で、今まで出会った人間の中で、
一番頭がいいのはだれだ?」と訊いたら、
即答で「ご主人様ですね」といわれた。
じゃあ、
「逆に、おまえが知る中で、一番馬鹿なのはだれだ?」と訊いたら、
即答で「ご主人様ですね」といわれた。
だんだそれ。

グルグル、グルグル。
男爵の頭は回転します。
ホラを産むときも回転してるけど、
寝込んでるときも回転します。
読書してるときも回転してるし、
なんか作業してるときも回転してます。
グルグル、グルグル回転します。
ブログにあがってる文章は、
グルグルのごくごく一部に過ぎない。

そんなオレを眺めて、執事が一言。
「もうやめたほうがいいですよ。足元を掘り崩すのは」
そうなの? やっぱり不毛なの? 
うすうすそんな気はしてたけど。
じゃあやめようっか。

でもまた考える。考えてしまう。
グルグル、グルグル。

みなさんはどうですか、
こういうことって考えたりしない?
考えないのかなあ、普通は。
たぶん今日の晩御飯とか仕事とか成績とか
考えるけど、
「チワワがプードルに吠えた」だけで
グルグルはしないのかなあ、きっと。
まあ、これはオレの頭脳は明晰で、
かつ活発に活動している証拠なのでヨシとするか。
てなことを執事に言ったら、
「ですから、一番馬鹿なんです。
頭の使いどころが間違ってます」って言われた。

正しいのは、オレか、執事か、どっちだ?




以上、ホラ三割程度で。
えー、みんな考えたりしないの?
日常の一コマからズップリ思考の渦にはまったりしないの?
どうなんだろ。
ほかの人の意見を聞いてみたいな。
ちなみに執事は「考えない」でした。
アイツが多数派なんだろうか。
ブログランキング参加中にて、
お気に召したら、下記をクリック。

にほんブログ村 その他日記ブログ たわごとへ
にほんブログ村

2013年6月 2日 (日)

友の会。

こんにちは。今日は珍しく昼間に更新の男爵です。
ところで、今日のお題の「友の会」というと、
みなさまはどのような組織を連想されますか?
デパートの友の会?
アーティストのファンクラブ?
グルメ頒布会?
いえ、わたしが以前作った「友の会」は
そのような組織ではありません。
ある種類の、選ばれた存在しか入れない会なのです。
え、それってフリーメーソン的な?
秘密結社的な?
いえいえ、そっち方面でもありません。
選ばれし者しか入れない、男爵主宰の「友の会」、
正式名称を「貧乏・友の会」と言います。

わたしが一時期、貧乏生活を送っていたことは
以前にも何度かブログで言及しております。
なにせ一日300円で暮らすという極貧、
ありとあらゆるものがカット、カット、カット、
切り詰めた生活になりました。
しかし、わたしには信条がありました。
「貧すれば鈍す」だけには、絶対になるまい、と。
貧すれば鈍すとは、
まあ、貧乏になると、
いろいろ行き届かなくなって(服とか気配りとか)、
外見もみすぼらしくなるし、
感性やデリカシーにも乏しくなるし、
「衣食足りて礼節を知る」の逆になっちまう、という言葉です。
これは嘘ではありません。
たしかに、食べるものにも事欠くような状況では、
気配りなんかなくなります。
ある程度、鈍くなってしまうのは仕方ない。
けれど、エリートをやめて田園生活を送った陶淵明のように、
貧しいながらも、一縷の心のゆとりは失わないでいたい。
そう考えたわたしが貧乏仲間と立ち上げたのが、
「貧乏・友の会」です。
貧乏生活の中で、生活を楽しんでいこう、という会です。

会では季節感というのを重要視しておりまして、
(ていうか金がないから季節感くらいしか題材がない)
「折々の行事はできるだけやろう」というコンセプトを持っておりました。
したがって、「花見の会」「初鰹を楽しむ会」「七夕を楽しむ会」
「クリスマス会」なんかを(貧しいながらも)
派手に行っておりました。

ひとりひとりは貧乏でも、五、六人集まると、
そこそこの資金が集まります。
千二百円くらい。
「貧乏・友の会」には「特別会」というのがありました。
季節の行事とは別に、イベントとして行われる会です。
会員の誕生日とか、
冬の鍋会とか、
夏の流し素麺とか、やってました。
一番成功したのは、
「手作り餃子の会」でしたね。
肉はあまり買えませんでしたが、
粉と豆腐とキムチを購入して、
豆腐餃子やキムチ餃子、キャベツ餃子なんかを
皮から手作りしてみんなで包んで食べました。
楽しかったし、おいしかったです。
いま考えても楽しい思い出です。
あと、「カキ氷の会」もよかったですね。
会員のひとりが実家から
手回し式のカキ氷機を無料で入手。
みんなで
「暑いし、疲れる、意味がねえ、バカヤロウ」と言いながら、
サルのようにカキ氷機ハンドルを回してカキ氷を作りました。
楽しかったなあ。

一方で、黒歴史もあります。
本日は、この「貧乏・友の会」の「特別会」で
「一生封印される黒歴史となった会」について語りたく思います。
前ふりが長くてすみません。
とにかく、この記憶はアウトプットせずにはいられない。
王様の耳はロバの耳的な、
言わずにいられない悲劇です。
ええ、本当に、今思い出しても、背筋に悪寒が走ります。
そう、あの「特別会」だけはやってはいけなかったのだ……。

--ずばり、「闇鍋の会」だけは。

「闇鍋」とは、日本が世界の誇る「生命を賭けたギャンブル」です。
まさに命の危険を感じました。

事の発端は、ある寒い冬の日、
「鍋でもやらねえ?」と言い出したわたし。
でも、カニも買えないし、牛肉も買えない。
ならいっそ発想を逆転させて
「俺らでも買える物を入れる鍋でいいんじゃね?」
「単純に見切り品ばっかりの鍋じゃつまんねえから、
いっそ、今まで一回もやったことない、
”闇鍋”ってやつをやってみたらいいんじゃね?」と
アイデアを出しました。
おお、一度はやってみたかった、闇鍋。
意外と会員のウケはよく、フルメンバー参加にて、
「闇鍋の会」が開催されることになりました。
事前に、わたしはネットを調べました。
調べたかぎりでは、闇鍋って悲惨なときは本当に悲惨になるらしい。
それは避けたいので、
「闇鍋・禁止三か条」を作り、メンバーに告知しました。

その一:鍋に投入するのは食品に限る。
(タワシか雑巾とか入れんな!)
その二:鍋に投入するのは、固形の食品に限る。
(生クリームとか投入して悲劇を起こすな!)
その三:鍋に投入するのは、自分がおいしいと思ったものだけに限る。
(ウケ狙いの妙な珍味は入れるんじゃねえ!)

こんだけ縛りがあったら、悲劇にはならんだろ。
普通に考えて、おいしいものしか入れないわけだし。
会員全員が縛りに同意して、
開催されました「闇鍋の会」。
さて、いったいどうなったでしょうか。

結論から言うと、悲劇に終わりました。
縛りがあったにもかかわらず。
全員が同意していたにもかかわらず。

あのとき、わたしが暗い室内で叫んだツッコミの数々。
いまここに披露いたしましょう。

「なんで味噌味ベースの鍋が苦甘いんだよ?!」
「甘味をいれたのはどの馬鹿だ?!」
「はあ? マシュマロを投入した?!」
「マシュマロって溶けるだろ、普通に考えて」
「え、マシュマロが溶けるって知らなかった?!」
「じゃあ、この苦味はいったいなんなんだよ」
「ニガウリ入れた?! たしかに溶けないけれども」
「おまえはニガウリ好きかもしれないけど、
どう考えても、味の大殺戮が起きるだろ!」
「あと、これなに、このブヨブヨして固い感触の。
デカイし、重いけど」
「コンニャクを入れた? 切らずに丸ごと?!
罰ゲームか?!」
「じゃあこの、なんだか柔らかいのはなんだ?
表面は妙に硬くて、でも箸が刺さるけど」
「ジャガイモ?! 皮ごと入れた?!」
「こっちの塊はなんだ? べったり鍋にくっついてるけど」
「餃子?! え、ここで餃子を大量投入?
たしかに餃子の会は成功だったけれども、
鍋に入れるのはおかしいだろ!」
「なんだろ、お麩みたいな感触のものがある……」
「食パン一斤?! だから溶けるのはダメだって言っただろ。
え、溶けたんじゃなくて、ふやけただけ? 皮は残ってる?
日本語っていろいろ表現があるねって、そういう問題じゃねえだろ!」

「闇鍋の会」開始 たった三十分で
これだけのツッコミですよ。
阿鼻叫喚ですよ。
地獄絵図ですよ。
ちなみにわたしが鍋に入れたのは、
皮を剥いたミカンとシラタキ、ベーコンの切り落としでした。
どれも味噌とうまくなじむはずだったのに、
会員たちの暴虐のせいで
鍋はもう滅茶苦茶でした。
闇鍋っていうか、鍋じゃない。
食パンと餃子のせいで
液体が、限りなくゆるい固体に変貌。
食べられません。
食べ物じゃありません。
「闇鍋の会」は結果、中止に。
病人が出てからじゃ遅いですから。
わたしはネットで調べておいたのに、
事前に縛りまで作っていたのに、
悲劇が発生してしまった「闇鍋」の破壊力に戦慄。
永久に封印することにしました。

いいですか、
どんなにおもしろそうでも、
「闇鍋」だけはやっちゃいけません。
友情にヒビが入る可能性があります。
食品を兵器に変えてしまう可能性があります。
よい子は(大人も)絶対に闇鍋やらないでね!
男爵とのお約束だよ!
「貧乏・友の会」では
以降、二度と闇鍋はやりませんでした。




以上、ホラ五割程度で。箸が刺さる程度で。
またそのうち、「貧乏・友の会」について
お話しする機会もあるかもしれませんね。
たまにこのブログに出てくる「画家」は
「貧乏・友の会」のメンバーの一人です。
ブログランキング参加中にて、
お気に召したら、下記をクリック。

にほんブログ村 その他日記ブログ たわごとへ
にほんブログ村

« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »