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2013年1月

2013年1月27日 (日)

オレだよオレ、オレオレ!

本日のブログは、さきほどの電話での会話を再現いたします。
会話文のみとなりますが、ご了承ください。

リリリン。受話器をとるわたし。
「はい、黒羊男爵ですが」
「あ、男爵? オレだよ、オレ!」
「ん? あ、その声は、島田じゃん。久しぶりだね」
「そうオレ、島田。久しぶり、元気?」
「まったまたー。わたしが元気なわけないじゃん。もちろん病気!」
「えっ、病気?」
「うん、オレ、バリ病気!」
「大丈夫なの?」
「大丈夫なわけないだろー、はははは。そんなの今さらだよ、通常運転だよ」
「そ、そうだったね、いやごめん、久しぶりだったから」
「本当に久しぶりだよね。ほら、おととしの同窓会以来かな?」
「そうだねー、同窓会以来だね」
「島田はどうなの、元気なの?」
「いや、それがさ、ちょっと事故っちゃって」
「! 大変じゃないか、事故なんて。怪我は?」
「オレは怪我はなかったんだけど、相手がね……」
「相手? 対人事故だったのか」
「うん、ちょっとね。……でさ、話があるんだけど、いいかな」
「聞くけど、どうしたの」
「ちょっと弁護士さんに替わるね、待ってて」
「弁護士?」

「はい、お電話替わりました、弁護士の権藤(仮)です」
「あ、どうも、島田の友人の黒羊男爵です。
彼、事故ったそうですが、弁護士さんと関係するなんて、大丈夫なんですか」
「それがですね、相手の方が流産してしまいまして……」
「流産?! そりゃ大変じゃないですか!
相手は妊婦さんだったんですか」
「ええ、島田さんのバイクが妊婦さんの自転車をはねまして、
流産されたんです。
で、話がオオゴトになりましたので、
弁護士のわたしが間にはいっているわけです」
「島田は将来を嘱望されたおぼっちゃまじゃないですか。
まあ、ミュージシャン目指してバンド組んで親と喧嘩しましたけど。
でも、そんな事故があったら、彼の経歴に傷が」
「そうなのですよ、ミュージシャンとしても、
御曹司としても、彼はいま危機にたたされているわけです」
「大変なことになってますね」
「ですが、あなたなら、彼を救えるんです」
「え、わたしがですか。病人で非力なわたしがですか」
「はい、親友のあなたにしか頼れないと聞いています」
「けど、事故なんて、わたしにできることあるのかなあ」
「幸い、相手の方も話が大きくなるのは望んでいらっしゃらなくて
示談の方向で話が進んでいるんです。
うまく示談がまとまれば島田さんは何事もなく済みます」
「あ、そうなんですか」
「たださきほどあなたがおっしゃられたように、
島田さんはご両親と喧嘩されていて、
示談金を用意することができないんです。
たった百万円のために、彼の将来が棒にふられるところなんです」
「たった百万ですか! そりゃ、将来のほうが大事ですよ!」
「ええそうなんです。でもご両親は出してくださらない。
そこで、親友のあなたにぜひお願いしたいと、こういうわけで」

「お話はわかりました。そういうことなら仕方ないです。
もちろん、お力になります。
念のため、いくつかうかがってもいいですか」
「どうぞ」
「ええと、まず流産された妊婦さんは妊娠何ヶ月だったのですか。
わたしの記憶がたしかなら、
六ヶ月以上だと胎児に子どもとして人権が発生するので、
殺人となり、つまり刑事事件で、示談などできるわけがないのですが」
「不幸中の幸いと言ったらあれですが、
妊娠四ヶ月でした。ですので、示談の方向に」
「なるほど。いやまったく、お話はすべてごもっともです。
質問を続けてもよろしいですか?」
「ええ、どうぞ」
「すみません、さきほどの言葉はわたしの記憶違いで、
妊娠三ヶ月から人権は発生します。
つまり刑事事件ですね、これは」
「え、いや、わたしも記憶違いしておりして、
本当は妊娠二ヶ月だったかな」
「あ、そうですか、それじゃあ示談できるのかな。
ただ、百万円という金額がひっかかりますね」
「なんででしょう」
「安すぎますよ。大切な生命の代償が百万って、
ちょっと愛情を疑っちゃいますね。
妊婦さんは望まれない未婚の母とかじゃないですよね」
「そ、それは、もちろん、新婚で、円満なご家庭の」
「変だなあ、それで百万はおかしいなあ」
「ちょっと待ってください。……ああ、すみません、
百万じゃありませんでした。三百万でした」
「あ、そうですか、それなら納得できますね。
質問を続けてもよろしいですか」
「どうぞ」
「三百万円で生命が買える、もとい、示談にできるってお話でしたが、
贈与税はどうなるんですか。当然、発生しますよね」
「ぞ、贈与税ですが」
「五十万以上の贈与には税金がかかります。
弁護士さんなら、もちろん、ご存知ですよね」
「ええ、贈与税もあります、もちろんです」
「三百万は贈与税込みですか、それとも別ですか」
「そこはちょっと……」
「あれでも変だなあ、そこがそもそもはっきりしてないと、
今度は脱税になって、やっぱり刑事事件になっちゃうんじゃないかなあ」
「ああいや、贈与税込みです、はい、贈与税込みで三百万です。
とにかく早く、今日中に三百万を」
「わかりました、最後の質問ですが、
わたしならすぐお金を用意できると島田が言ったんですか?」
「はい、あなたなら大丈夫だ、と」
「それは間違いないですか」
「間違いないです」
「残念ですね、もう三時回ってますから、
日本中の誰も、銀行の口座から大金を下ろすことができません。
ATMでは百万以上のお金を一日で下ろすことはできないんです。
弁護士さんはもちろんご存知でしたよね
島田にそこらへんのことを言ってあげないと。
彼、おぼっちゃまですから、常識ないですから」
「……ちょっと待ってください」
「はい、わかりました」

「もしもし、島田だけど」
「あ、島田? あれ、弁護士さんはどうしたの」
「いやなんか、弁護士さんが怒っちゃってる。
男爵、いったいなにを言ったんだよ。
とにかくお金を入金してくれないと、困るんだよ」
「それはおかしいねえ」
「なにが」
「いやまあ、全部っちゃ全部、おかしいんだけど。
まず君が交通事故を起こすのがおかしいんだよね」
「どうしてさ」
「だって君、免許持ってないし」
「そ、それは頑張って取ったんだよ」
「君、わたし以上に運動神経が切れてて、
自転車だって乗れないのに、バイクって。無理でしょ。
第一、ド近眼じゃん。免許なんて不可能だと思うけどなあ」
「いやなんとか取れたんだよ、バイク乗れるようになったんだよ」
「うーん、だとしたら、君、なんかしたんだね。
正規の方法で免許を取得したわけじゃないね」
「そ、そんなことないよ。とにかく三百万をすぐに」
「それもおかしいんだよなあ」
「なにが」
「さっきの弁護士さん。
原告である妊婦さんの妊娠月齢も把握してないし、
金額も三百万を百万だと間違えてるし、
ねえ、島田、もしかして君、弁護士さんに騙されてるんじゃないか」
「えっっっ」
「うん、そう思うな。君は世間知らずのおぼっちゃまだから、
変な弁護士さんにつかまっちゃったんだよ。
きっと妊婦さんは示談金がかかるなんて言ってないよ。
本当は流産なんかしてない。
君は騙されてるんだよ」
「そ、そんなことないよ、オレも聞いたから、
間違いなく示談金がいる、
流産をばらされたくなかったら払え、そう言っていたんだ」
「ああやっぱり君は騙されてるんだよ。
それは恐喝じゃないか。
きっと妊婦さんと弁護士さんがグルなんだ。
君からうまいこと三百万円を巻き上げようとしてるんだ。
これは立派な詐欺、もしくは恐喝事件だよ」
「だ、騙されてなんかいないよ、問題ないよ」
「まあ、大丈夫だよ、わたしがなんとかするから。
君も知っての通り、わたしも弁護士だからね」
「えっ、弁護士?!」
「あったりまえじゃないか。だって君とわたしは
法科大学院の同窓生なんだから。
君だって弁護士資格はとっただろ。
ミュージシャンになっちゃったけど」
「はあ?!」
「そこもおかしいんだよねー。
いやまあ、君にはでもお礼を言うべきかな?」
「な、なんなんだ」
「だってさ、免許を取れない君が
わざわざチャリの妊婦さんバイクではねて
示談金が必要で、弁護士さんが出てきてって、
おもしろすぎるでしょ。おかしすぎるでしょ。
ボロがでまくり。修行が足りない。
ははは、そもそも君、おぼっちゃまじゃないじゃん。
お父さんはミカン農家を経営してて、
お母さんは専業主婦。
それから君はミュージシャンじゃなくて引きこもりだし。
引きこもりがどうやってバイクで妊婦はねるんだっつの、
あははははははっ、はははっはは」
「くっそ、最初っから、なんでわかったんだよっ」
「最後にいいことを教えてあげよう。
君はおととしの夏に自殺したんだ。
同窓会には来なかった。
久しぶりに楽しいお電話をありがとう」

わたしはあの世からの電話をそっと切りました。
いやー、不思議なこともあるものですね。
まさか死んだやつからの電話がくるとはねえ。
それに、あの皮肉屋で愛想のない島田が、
いつの間にか茶目っ気たっぷりの電話をかけてくるようになってました。
弁護士役の男性まで雇って演出するようになってました。
ただ、騙そうというレベルがまだまだ、わたしには及ばないですね。
ウチはなんといっても、ホラ吹き男爵ですからね。
ホラを吹くのが家業ですから。
オレだよオレ! なんてつかみで電話をかけてるようじゃ、
まだまだですよ。


以上、ホラ八割五分程度で。
法律関係とかATMとかはデタラメです。
え、この電話は島田からの電話じゃないって?
はははははは、いいんですよ、島田からの電話ってことで。
そのほうが楽しいじゃないですか。
まあ、彼もちょっとは懲りたんじゃないですか。
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ああ最後にひとつ。
わたしには「島田」という友人はいません。はははははっ。

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2013年1月20日 (日)

男爵、不幸と面談する。(またか!)

今までの経緯:
 ある日、我が家にやってきた男・野口(仮)。
 中学・高校の同級生だと思っていた
 わたしは彼の名前が思い出せないまま、
 なにげなくやりすごそうとした。
 が、野口(仮)が放った
 「オレの人生談・不幸四連打」にノックアウトされそうになる。
 かろうじて持論である「血反吐吐いても笑え」で対応し、
 野口(仮)に飯を与えてなんとか無事に(?)帰しました。
 しかし、その夜、卒業アルバムを確認して絶叫。
 「あいつ、同級生じゃないよ!」
 謎の男・野口(仮)の正体とは。
 そしていま再び、チャレンジが始まる……!
 (前回の野口(仮)訪問時の記録は下記日記参照。
 男爵、不幸と人生相談する:
 http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2011/11/post-b1ad.html

「――また君か」
わたしは書斎に現れた貧相な男に顔をしかめました。
こいつ、卒アルにいなかったし、かなりな確率で見知らぬ人だ。
なんでオレの家に来るのかわからないけど、
はっきり言って、不審人物だし、
もういい、ざっくばらんにいこう。
「ごめん、君の名前、思い出せないんだけど、
なんだったっけ?
野口、じゃないよね?」
「……野口だよ」
「え、そうなの? どこで一緒だったっけ? 中学、高校じゃないよね?」
「覚えてないの?」
「そ、そうなんだ、ごめんね、思い出せなくて」
野口は悲しそうな顔をしました。……ちょっと悪かったかな。
野口は言いました。
「あんなに一緒だったのに、覚えてないのかい?」
See-Sewの『あんなに一緒だったのに』が脳裏で流れましたが、
不人情と言われようと、わからないものはわかりません。
思い出せないのは思い出せない。
「ごめん、わたしは年に一度くらい、意識が強制終了するんで、
飛んでる記憶があるのかもしれない。
どこで一緒だったか、教えてくれる?
そしたら、思い出せるかも」
野口は言いました。
「一緒だったのは、君が十五歳からだよ」
「へ?」
じゃあ、中学、高校の同級だよな?
でもアルバムにいない。転校していった友人もいないし、
もう、なにがなんだか、さっぱりわからない。
「でも、アルバムには野口君はいなかったよ」
「学校で一緒だったんじゃないよ。
プライベートで付き合っていたんだ」
野口の言葉にますます混乱するわたし。
当時の貧乏仲間は何人かいるけど、
野口は違う。
「なんのつながりかな? 囲碁サークルとか?」
「違うよ、君のプライベート――生活に密着してたんだ、オレは」
「生活に密着……?」
「もっと言うなら、オレたちは同居してた。
あのころはよかったなぁ……。
君はお金は持っていなくとも楽しい暮らしをしていて、
オレはソレを眺めているだけで幸せだった」
「?」
オーナーに誓って言いますが、
わたしは同棲経験はありません。異性も同性も。
「その話、本当にわたしかい?」
「もちろん。だって君、そのころ貧乏だっただろ」
「そりゃもう、一日三百円生活だったからね」
「素敵な暮らしだったよ。
君と別れてからはオレは不幸続きだ。
やっぱりまた君と暮らしたいなあ」
素敵な暮らし? 貧乏暮らしが?

まさか。
こいつ、まさか。
「おまえ、もしかして、貧乏神か?!」
わたしは絶叫しました。
そうでした、わたしには妖怪の友達がいるのでした。
つまり、それ系がごくごくあたりまえに見えるのです。
「いまごろわかったのかい」
野口は出された紅茶をおいしそうにすすりました。

「即刻、出て行ってくれないか。
そして二度とこないでくれ」
わたしは野口に懇願しました。
野口は「イヤだよ」と言って首を振りました。
「だってオレは君が好きなんだ。
大好きなんだよ。その貧乏に対する姿勢も、
人生に対する姿勢も」
「人生って、おまえ貧乏神だろ。
なんで貧乏神が人間のホラ吹きのところへ
人生相談に出てくるんだ?」
「だって君はなにを話しても解決してくれるから」
「そりゃまあなんとかするけど。
話をするだけでいいんならね」
「だからオレは決めたんだ。
もう一度、君とやり直そうって。
このどん底を君と共有しようって」
「冗談じゃねえ!」
どこの世界に貧乏神と苦労を共にしたい人間がいるのだ。
いや、絶対いない(反語)。
「おまえだって、一応、神様なんだろ。
もっとしゃっきりしろよ。他人をアテにすんな。
自分の足で歩けって、鋼●錬金●術師も言っていただろ」
「でももう限界なんだ。
自分の無力さに、オレは打ちのめされてる。
オレはなんて無力で無価値な存在なんだ……」
野口は椅子から滑り落ちてうずくまりました。
わたしは紅茶(お気に入りのアールグレイ)を一気飲みし、
覚悟を決めて、再度の人生相談に乗り出しました。

「今度は無力感に悩んでいるのか」
野口は顔を伏せたままうなずきます。
「……君に言われて、人生やり直そうとしたけど、
人間関係がうまくいかなくて……オレなんて、無力だし」
再就職先の人間関係で悩む貧乏神。
冷静に考えたら発狂しそうな状況ですが、
ここでグッとこらえるのがオトナというものです。
なにより、再就職がうまくいかないと、
こいつ(貧乏神)がわたしのところへ戻ってきます。
それは避けなくてはなりません。
「オレが思うに、君はまた勘違いをしているね」
わたしは撃破モードに入りつつ、断言しました。
「……勘違い?」
「そうだよ。前回は、この世には必ず成功する・
うまくいく法則があって、自分にはソレが見つからないって
嘆いていた。
でもオレは言ったよね。そんな法則ない、
自分で幸せを見つけるしかないって」
「うん……」
「同じような話になるけどね、君は今無力感に悩まされているらしいけど、
非力じゃない人間(神)なんていないんじゃないかな。
もっと突っ込んで言えば、
君は、無力と非力を勘違いしてるんじゃないかな」
「無力と非力?」
「そう、違いがわかるか?」
「あまりよくわからない。どちらも役に立たないとしか……」
「ちっ、がーうぅっツッツ!」
わたしは声を大にして言いました。

「いいかい、無力と言うのは『ゼロ』ということだ。
本当に何もない、世界に対して何の影響もないということだ。
そんな存在は存在しない。
存在していると言うだけで、世界には影響するんだよ。
だから君が悩んでいるのは、
無力じゃなくて、『非力』なんだ」
「非力ってのはどういうことなんだい?」
「非力はゼロじゃない。ただ与えられる影響が極小なんだ。
だから大きく見たら、ゼロに見えるかもしれない。
でもゼロじゃない。1か、0.5か0.05か、0.005か、
必ず、ちゃんと存在している。
一見、無力に見えるかもしれない。
けれどそれは力が足りないだけで、
ゼロじゃない。非力なだけなんだ」
「けど、非力でも、無力と同じで意味はないんじゃ」
「違うね」
わたしは再度断言しました。
「たとえば、君は貧乏神だから、1円の価値をよく知っているだろう?
1円なんて、普通 顧みられることもないし、
たいしたもんじゃないかもしれない。
けどレジで1円足りなかったとき、
なにかの災害で募金するとき、
1円はすごい力になる。集まれば誰かの人生を変えることもできる。
1円には可能性がある。
ゼロには可能性はない。
だから、非力な君にも、可能性と、そして自尊心だけはある。
君は何もなくしてないし、まったくゼロでもない。
ただ力が足りない、それだけだ」
「可能性がある……?」
「あるよ。君はまあ、貧乏神だから、
マイナス方向への可能性なのかもしれないけど、
可能性は持ってる。
もっと可能性をのばすべきだ。
もっと力をつけるべきだ。
そしたらいつか、なにかを見つけて得ることができるだろう」
わたしは紅茶を継ぎ足し、野口に差し出しました。
野口はそっとカップを受け取り、
「オレにも可能性がある……」とつぶやきました。

「もちろん、可能性は単なる可能性だから、
即効力はないよ。すぐになにかをできるわけじゃない。
でも、君は無力ではない。
以前、来たときにわたしは『ドブの中でも前のめり』、
『血反吐はいても笑え』って言ったよね。
それは自分の可能性を信じろってこと。
やみくもに盲信するんじゃないよ。
自分の内側を省みて、折れない芯を作れってこと。
譲れないものを持つんだ。
可能性があるんなら、それができる。
できる自分を信じろ」
「オレにも信じたり、できるんだろうか」
「できるさ」
わたしは野口の眉間のしわがちょっととれたことに
気づきました。
「まあ、君の再就職先がどんなところか知らないけど、
できるところまでチャレンジしてみればいい。
それでダメなら、またやり直すだけさ。
ドブの中でも前のめり、だよ」
「笑いながらかい?」
「もちろん。どんなに苦しくても、笑え。
それはわたしのポリシーだけど、
君には君のポリシーがあってもいいんじゃないか」
「……ありがとう」
野口はゆらりと立ち上がりました。

「なんだかやる気が出てきたよ。
オレにもまだ、できることがあるかもしれない」
「そう思えるなら、あるんじゃないか」
「もしもダメだったら、また来てもいいかい?」
わたしは笑顔でいいました。
「ダメ。二度と来るな」
「お茶だけ飲みに来たいんだ。
君と話してお茶を飲むと、なんだか元気が出るんだ」
「そういうことなら仕方ないね。
でも長居はしないでくれよ」
こっちのHPとMPが減るからな。

こうして、貧乏神・野口は我が家から出て行きました。
今回もどうにか丸め込んで
やる気を出させて追い出すことに成功しました。
まあ、その結果、どっかの誰かが貧乏神に
とりつかれてるんだろうけど、
その場合は、本人がどうにかすべきだよね。
少なくとも、わたしがどうこうできる問題じゃないわな。




以上、ホラ八割くらいで。
えっ、二割の真実はどこなのって、
それは秘密です。
ちょっとの秘密があったほうが人生楽しいよ。
人生が変わるほどの秘密はカンベンしてもらいたいけどね。
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野口があなたのところへ行ったら、
優しくしてやってください。
彼、悪気はないし、いいやつだし、根は真面目なんで。
ああ、でも、うちには二度と来るなよ(笑顔)

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2013年1月13日 (日)

男爵の(秘密の)趣味。

どうもこんにちは。黒羊男爵です。
って、こんなフレンドリーかつ紳士的な始め方のブログ、
なかなかないと思うよ!
男爵は自分のブログを見てくれる人が大好きだからね、
こんな風になります。
ええ本当に、このブログは、
大人が真面目にアホをやるブログです。
大人になるって素晴らしいですね。
(注:よい子のみんなへ
 こういう大人になってはいけません)

最近、書評を載せることができなくて、
なんだか、テンションが低めのわたし。
でもわたしの趣味は読書だけじゃないよ!
今日は、男爵の知られざる一面、
男爵の(読書以外の)趣味について語りたいと思います。

まず最初に考えつくのは、囲碁ですね。
もうメッタメッタに弱いけど、好きですね。
どれくらい弱いかと言うと、
ある日、八十歳くらいのおじいちゃんと、
「じゃあやろうか」と言ってハンデもらって黒でやり始めて、
盤面が白一色になっちゃったくらい、弱いです。
これは囲碁じゃなくてオセロだろ、
しかもボロ負けしているオセロだろ、ってくらい弱いです。
でもまあ、あのじいさん、あとでアマ六段だったって
わかったから、仕方ないけどさ。
(アマ六段と初級者のわたしは、月とゾウリムシくらい違います)
じいさんも人が悪いよ、最初から「わし、むっちゃ強いで」って
言ってくれれば、こっちも心の準備ができたのに、
あっさり、「いいよ、じゃ、やろっか」ってフレンドリーすぎる。
謙遜にしても度が過ぎる。
しまいには
「いやあ、君、おもしろいくらい弱いね、
どこまでいけるかやってみようか」って話になって、
(もうすでに囲碁のルールを外れている)
盤面が白一色になりました。
わたしの石は全部取り上げられて、陣地も取られて、
スッテンテンになりました。
でも、囲碁好きです。詰め碁を地味にやってたりします。

それからジグソーパズルも好きです。
だいたい三千から五千くらいのピースのものをやりますね。
ピースがパチってはまる瞬間が嬉しくて好きです。
自分の想像通りに形にはまるのが楽しい。
五時間くらい、飲まず喰わずで普通に集中してやってます。

最後に最近はまっている趣味を書きますね。
これはかなりコアで人によっては危険な趣味なので、
あなただけに教えます。ナイショですよ、いいですか。
それは「石ホラ」です。
これはオタクで言えば「鉄オタ」にも匹敵する至高の趣味です。
いろんな石を拾ってきて、
形をみたてたり、みがいたりします。
もちろん、ただの石ですが、
それをあえて「宝物」のように扱います。
友人が来た日には笑顔で石を取り出し、
「これは珍しい石なんだよ、
ここんところに縞模様があるでしょ、
これは水晶と金鉱石が混じっている証拠で~」と
語ります。
だいたいのひとは、「へえぇえ」と感心してくれますね。
ただの石で他人をどこまで感動させられるか、
それに、はまってます。
意外と人間て、「こうなんですよ」って言われると
「そうなのか」と納得するもんですよ。
まあたぶん、このホラの発展形が
され竜のガユス様がはまった 石の詐欺 なんだろうなと思いますが、
実際にやってみると、
他人の反応がおもしろくておもしろくてやめられない。
もちろん、ホラですから、完璧に虚偽なわけです。
しょせん、ただの石はただの石。
でも言葉で飾るとどうとでもなる。
ホラ道を研究するには、石ホラが最適ですね。
ああ、でも、真似しないようにね。
実際に値段とかつけたら、詐欺(犯罪)になりますよ。
最後に必ず、
「まあ、ただの路傍の石ですけどね」とネタバレすることを
お忘れなく。
ホラは夢とゆとりとユーモアですから。
最後は笑わせて終わるべきです。

あとはなんだろう、DIYとかもやりますね。
気が向けばお菓子作ったりもするし。
運動こそ絶対にしませんが、
基本 体力とお小遣いの範囲内でできることなら、
チャレンジしてみますね。
過去にチャレンジしたのは、
パッチワーク、
プラモデル、
ロボット製作、
小型本作成、
盆栽、
釣り、
骨董集め、
競馬、
編み物、
おもてなし料理、
投資信託、
茶道楽、
華道、
着道楽、
資格取得、
ダンス、
アロマ・入浴剤に凝る、 なんかですかね。
いや、わたしなんて、趣味を語れるほど趣味ないですよ。
病気がちですし。
多趣味な人がうらやましいですよ。
ホント、趣味が多い人って、人生楽しいんだろうな。




以上、ホラ九割程度で。
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2013年1月 5日 (土)

男爵、オーナーのところへ年始の挨拶に行く。

早いもので、もう三が日が過ぎました。
今日はオーナーのところへ挨拶へ行ってきました。
(男爵のオーナーってなに? と思われた方は
 下記 日記を参照)

男爵と神様:
http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2011/03/post-78fe.html

春が来てるとオーナーが言った:
http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2011/03/post-496c.html

実は、昨年は年始にオーナーの厄除けお守りを購入し、
万全の体制で一年を始めたのですが、
始まってみたら、

 ・強制終了した(意識が)
 ・腹が激烈に痛い(いつものことだが)
 ・チャリンコに足をひかれる(右足)
 ・突然、左肩に激痛が走り、左手が上がらなくなる(年齢か?)
 ・羽根が折れた鳩を拾う(鳩は治って飛び立った)
 ・ひかれた子猫を助けようとした(が死んだ)
 ・肋間神経痛が猛威を振るう(冷気に弱い)
 ・インフルエンザ(流行の最先端www)
 ・ヤフオクで競り負ける(金がない)
 ・ティーカップを割る(常にあぶなっかしいオレの手先)
 ・友達の訃報(なんでだ……)
 ・肺炎(またか)
 ・大切な詩集を家の中でなくす(大切にしてねえじゃねえか)
 ・シャランラ♪ がたたって緊急搬送(体力がない)

などなど、まだまだ書ききれない不幸が起きました。
ちょっと、ちょっとオーナー。
お守りで厄除けしててこのありさまって、

 1:ものすっげえ量の厄がわたしの背中にあり、
  必死にオーナーが処理しても、あふれた
 2:お守り=300円ということもあり、オーナーが手抜きをした

上記のどちらかしかないじゃないですか。
オーナー、頼みますから、仕事してください。
もしオーナーが仕事やっててもこのありさまだとしたら、
わたしについてる厄は本当にハンパないですね。
人生のプラスマイナス(幸福・不幸)は
ならしたらゼロになるって、よく言われてるけど、
あきらかにわたしはマイナスですね。
おっかしいな、これはおっかしいですよ。
ここらでロト6が当たらないかぎり、
プラマイゼロにならんですよ。
オーナー、そこんところ、どうなんですか。
ちゃんとゼロになるよう、
もしかしてサプライズとか用意されてるんですか。
待ってますから、サプライズをお願いします。

てなことを、今日、
オーナーの家の軒先で鈴を鳴らしながら
お祈りしました。
で、また新しい厄除けお守りを購入しました。
なんでかなあ、厄が多すぎるのかなあ。
それとも300円のお守りの限界があるのかなあ。
でもお祓いは一回5000円だから、とてもできないよ。
オーナー、わたしはけっこうオーナーんちへ
遊びに行ってるんだから、
友達価格でお願いします。
高望みはしません。
とにかく、プラマイゼロになるように! お願いします。
ゼロッスよ、ゼロ。いまはマイナスだから。
思いきしマイナスになってるから、
プラスに転じるようにお願いします。
そう思ってひいたクジは「小吉」で、
結論 「願い事かなわず」でした。
オーナー、ちゃんとわたしの話を聞いてました?

いいや、小吉でもめげないもんね。
以前、「番号一番の大吉」をひいたことがありますが、
その年も例年に漏れず、悲惨な年になりました。
クジはあてにならん。
お守り、このお守りを信じるのだ!
300円だけど、これがオーナーにつながってると信じて、
サプライズがあると信じて、今年は生きていこう。
本当に信じてるから、オーナー、
サプライズ、サプライズをお願いします。
じゃないとマイナスのまんまだよ!
ホラとユーモアと心のゆとりがあるから、
笑ってられるけど、
わたしじゃなかったら、自殺もんだよ、この状況は。
オーナー、聞こえてますか、オーナー!




以上、ホラ一割程度で。
後半は 血涙の叫びになった今年のわたしの抱負 です。
え、思いっきり他人(オーナー)まかせだって?
いいんですよ、他力本願で。
自分の可能性は信じてますけど、
可能性はあくまで可能性ですからね。
てなわけで、今年は「他力本願とサプライズ」、
これでいきたいと思います。

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自分の努力以外で成功するって素晴らしいですね。(ダメ人間)

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