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2012年9月 9日 (日)

この本がおもしろい。わたしが勝手に思うに。――大転落

以下、ネタバレを含むので、いやんな方はバックプリーズ。

みなさま、電車には乗ったことがありますよね?
もしくは、バスでもいいです、
とにかくなんらかの公共機関、公共の場で、
「岩●文庫を読んでいる」サラリーマンと
「週刊少年●ャンプを読んでいる」サラリーマンがいたら、
どっちのほうが頭がよさそうだと思いますか?
もちろん、前者だろうって?

浅はかですよ! そりゃ思い込みってもんです。
本 > マンガだなんて決まってない。固定観念です。
そんな思い込みを一蹴するには、
この本をどうぞ。
前置きが長くなりましたが、
今回ご紹介するのは 大転落 です。



これはいわゆる、「ヤッちまった」本、
日本が世界に誇る「硬い」岩●文庫が
とちくるってしまった(褒め言葉)一冊です。
そう、●波編集部はなんで
こんな珍奇な(褒め言葉)書籍を
取り上げようと思ったのか。
わかりません。
わかりませんが、グッジョブです。
この一冊を読めば、
「岩●=硬い」という印象が風の前の灰のように
崩れ去るのは間違いなし。

わたしの偏見に満ちた物語の概要は以下。
主人公・ペニーフェザー君は
英国の某有名大学に通う
クソ真面目で冗談の通じない学生。
だが他の学生のどんちゃん騒ぎに巻き込まれて、
なぜか無関係だったはずのペニーフェザー君が
退学処分に。
ここから彼の人生「大転落」が始まった。
元はと言えば、エリートだったはずのペニー君だが、
就職先の学校で数々の事件に出会った挙句、
どん底の刑務所に放り込まれる。
そこからどうにか脱出し、
結局、彼は偽名を使って
元いた大学に戻ってくるのだった――。って話。

とにかく、いろいろありえません。
ペニー君自身は超がつくマジメ人間なのですが、
周囲のキャラがありえないほどおかしい。
詐欺師だの犯罪者だの、とにかく
ペニー君の人生は周囲に振り回されて、
爽快なまでに転がり落ちていきます。
それから、ペニー君について作中で
作者が「こんなつまんねえやつ」的なメタ発言をかます部分まであります。
作者の態度もありえないです。
一読すれば、
「岩●=マジメ=ペニー君」という印象が
ブッちぎられて、崩壊します。

わたしはタイトルが気になって、
なんとなくこの本を買い求め、
夜中に読んで、死ぬほど笑いました。
現代日本でも十分に通用するブラックユーモアに
満ちています。
お勧めです。
もし、学校の先生に
「なんでもいいから感想文を書け」と言われたら、
そしてとりあえず真面目っぽい本を選ぶ必要があったら、
この本を選ぶとよいです。
曲がりなりにも天下の岩●文庫なんで、
何も知らない先生はスルーしてくれるかもしれません。
もっとも、内容が超・前衛的なんで、
感想文なんか書いたら、
一発で説教されますけどね。
だから、わたしのアドバイスなんかまともに
受け止めちゃ駄目ですよ。
はっはっはっ。

いやーでも、この本はね、
もっと世間の人に読んでもらってもいいと思う。
間違いなく、この本は岩●文庫からの刺客です。
挑戦状です。
この本が、ディッケンズだのシェークスピアだのに
混じって売られているという事実がもう、
シュールギャグです。
書店で見かけたら、お手にとってみてください。
もっとも本には相性があるから、
ちょっと見てみて駄目そうだったら、
そっと本棚に戻してください。
過激な本なんで、無理な人は無理ですね。

以上、ホラ二割程度で。
とにかく●波文庫の印象が変わりますよ。
それは保証します。
もっとも、わたしはホラ吹きですがね。
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