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2012年7月16日 (月)

へ、なに言ってんの?

(前回までのあらすじ)
オヤジが勝手に決めた
自称婚約者の小学生の襲来を受け、
迷惑をこうむる私。
早く帰って欲しい、
いっそ破談にして欲しいという私に、
婚約者はこう言い放つのだった。
「このお屋敷はお父様のものでしょう。
お父様に言いつけますわよ!」
(あらすじ終わり)

「へ、なに言ってんの?」
私は勝ち誇る小学生に言いました。
「屋敷の名義なら、とっくに私に変えてあるけど。
男爵号を継いだときから、
財産はすべて私名義になってるぞ」
「そんなはずはありませんわ!
男爵様はわたしの言うことを聞きたくなくて、
嘘をついているんですわ」
「だから、何度も言うように、
私はホラ吹きであって、嘘つきではない!
執事、このアホな小学生に
オトナの真実を教えてやれ」
「お嬢様……」
執事はちょっとだけ残念そうに言いました。
「財産の名義のたぐいは
すべて今のご主人様になっております。
大旦那様は現在 無一文なのですよ」
「それ、見たことか!
私があいつを放り出してやったんだ。
おまえも放り出してやるよ!」

私は小学生の襟首をつかむと、
問答無用で書斎から突き出しました。
「ひどい、ひどいですわ、男爵様。
婚約者にこんなことをされるなんて!」
「おまえと結婚するほうがヒドイよ!
二度と来るな」
ばん、と私は書斎のドアを閉めました。
そして振り返り、
「おい、執事、わかってるんだろうな?」
と念を押しました。

「名義のことでございますか?」
「そうだ。本当はまだ全部、オヤジ名義だけど、
変えられなかったんだけど、
絶対に誰にも言うんじゃねえぞ。
もし言ったら、おまえが自室で秘蔵している
A●B48のま●ゆの写真、全部焼却するからな」
「ご主人様は、血も涙もないのですね」
「ああ、ホラ吹きだからな。
うちは先祖代々、由緒正しいロクデナシの家系だ。
私は目的のために手段は選ばない!
目的は熟考・吟味するけれども」
「そのご立派な目的が、まだ幼い婚約者様を
騙すことですからね」
「うるせーよ」
私は書斎の机の椅子に座りました。
「あいつだって、普通に考えて、
同級生とかと初恋したほうがいいに決まってるだろ。
今は婚約者だなんだ言ってるけどな、
思春期になれば、かつての自分の恥ずかしい言動や、
ありえない行動に赤面するに違いない。
オレは、それを未然に防いでやってるんだよ」
「物は言いようでございますねえ」
執事は慇懃に一礼して、退室しました。

みなさんは、初恋を覚えていますか?
残念ながら、私はまだ恋というものを
したことがありません。
恋愛に起因する動悸・息切れ・目眩などの症状に
襲われたことはありません。
私が動悸・息切れ・目眩を感じるときは、
緊急搬送されて、入院するときです。
でもさ、初恋って一度しかないんだから、
親が決めた婚約者とする必要はねえよな。
初恋の相手くらい、自分で決めようぜ。
その恋が実るかどうかは別として。




以上、ホラ八割程度で。
幻覚がちょっと混じるレベルで。
大丈夫、この季節ですから、幻覚を見ても、
きっとただの貧血ですよ。
保健室でしばらく休めば、元に戻ります。
元に戻らない場合は……いい先生を探しましょう。
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