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2011年10月26日 (水)

迷子再襲来。撃破。

今日、家のキッチンでお手製キャラメル食べてたら、
ピンポンが鳴った。
普段、わたしが直接 ピンポンに出ることはないんだけど、
(メイドさんや執事が出る)
たまたま三時のお茶休憩のときで、
みんなでわたしが作ったキャラメル食べて、
キッチンのテーブルを囲んでまったりしてたから、
「いいよいいよ、近いし、わたしが出るよ」と言って、
ピンポンに出ました。
そしたら、見知らぬおばさんが立ってました。
誰だろう?
「はい?」と返答すると、
川の流れのようによどみなく、おばさんは話し始めました。
「はじめまして。あのう、最近、
いろいろなことが起きて、
頼りないと感じることはありませんか?
心細いとか。
生きていく以上、人間がどうしても確かなものを
求めてしまうのはしかたないことなんです。
聖書をご存知ですか。
聖書の中には、心のよりどころとなる素晴らしい言葉がたくさん」
あああああああ、またこのパターンか。
残念、わたしは神様を信じていないのだよ。
(※ わたしと神様について詳細は「男爵と神様。」をどうぞ
http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2011/03/post-78fe.html

わたしは先回りして返答しました。
「聖書なら、もう持ってます」
「じゃあ、たまに開いて読まれることも?」
「ありますけど」
「素晴らしい言葉が書かれていますよね。
心を明るく照らす言葉が、たとえば」
「……破滅の預言も書かれてますよ」
「あ、あれは神様が人間に警告されているだけですよ。
罪を改めて生きなさいという道しるべで」
「いや、かなりマジ本気な滅びの預言が
けっこうな分量ありますよね。
警告にしては、念が入りすぎているような」
「心の支えになるような言葉もありますでしょ。
たとえばホラ、ローマ」
「ローマ人への手紙、ですか?
読んでますけど、心の支えにはしてません。
外典も持ってますけど、特に心の支えにはしません」
「あなたは教会に行かれているんですか」
「行ってません」
「キリスト教信者の方では?」
「わたしは神様を信じてません」
「神様はあなたを見ていらっしゃいますよ、
見守ってくださっていますよ」
出た、お決まりの文言だ。

「はっきり言わせていただきますと」
わたしは撃破モードに入りました。
「心の支えになる言葉があるのはけっこうですが、
人類全員に共通して心の支えになる言葉なんかありません。
なぜなら、ひとはみな取り巻く環境も違うし、
育った家庭も性格も好みも異なるからです。
あなたが持ってるその分厚い本は、
万能の一冊じゃありません。
量があるんで、薄い本より、心にヒットする可能性は高いでしょうが、
本は、しょせん本です。
いま苦しんでいるひとにとって、必要なのは、
言葉なんかじゃありません。
行動です。
あなた、タイの洪水に対して寄付とかしましたか?
東日本大震災が起きたとき、あなたはなにをしてましたか?
その本がどんな役に立ちましたか?
自分が何を心の支えとするのかは、
自分で選ぶべきなんです。
誰かのお勧めを検討するのはけっこうですが、
選ぶのは自分です。
あなた、自分の選択が絶対的に正しいと思って、
他人に押し付けていませんか。
それって、『善』なんですかね」
「え、ええと、それは」
「救世主が現れる前には、偽預言者が出てくると
聖書にありますよね。
あなたがその偽物じゃないという証拠はどこにありますか」
「わ、わたしはみんなによかれと……」
「残念、不正解です。方法論を再検討して、最初からやり直してください」
わたしはブチッとピンポンを切りました。

「なんだったんですか?」
メイドさんが不思議そうな顔してわたしを見つめたので、
わたしは返答しました。
「迷子だよ、迷子。
大人になっても、迷子になっちゃう人がいるんだよね。
自分が迷子になってる自覚がないから、困ったもんだよ」
わたしはキャラメルを食べながら、ダージリンを飲みました。
うん、うまい。

落ち込んでいるときは、あったかいお茶を飲んで、
おいしい物を食べるといいよ。
そうするとお腹があったまって、すこし頭が動くようになる。
頭が動くようになると、ちょっと違う物の見方ができるようになる。
だから、悩んでいるときは、心細いときは、一杯のお茶を。
わたしの経験談です。
強制じゃないよ。

こういう風に書くと、
わたしはアンチ・キリストかと思われるかもしれないが、
アンチ・キリストではありません。
教会には十年以上通ってたし、
聖書研究会にも三年以上通ったし、
子供のころは詩篇の名言を暗記したりもしました。
わたしは、ただ、神様でも、心のよりどころでも、なんでも、
「自分で」探すべきだと思ってるだけです。
他人が選んでくれた救いは、そのひとの救いじゃない。
自分で、納得して、考えて、悩んで、選ぶべきだと思います。
真剣なひとは、真剣に救いについて考えるべきです。
それは他人が「これだよ!」って言ってもダメ。

わたしにはオーナーはいますが、神様はいません。
わたしはたまに、オーナーのところへ行って、
季節の移り変わりを報告したり、
お願いをしたり、
お礼を言ったり、
不満を述べたりしてますが、
それはわたしには「オーナー」が必要だからです。
でも、ほかの人には違うものが必要かもしれないじゃんね。
どんなに自分の支えがいいものでも、
「コレだよ、コレ!」って他人に押し付けるのはよくない。
自分で見つけないとダメだよ。
別に、なくてもいいもんだしね。
欲しい人は勝手に、自分で探せばいいんです。
家族が心の支えだ、友達が支えだって人だってたくさんいる。
それでもいいと思う。
分厚い本から、心の支えを選ぶ必要はないよ。



そんな感じで、ホラ三割程度で、今日は終わり。
いやー、一年以内に迷子が二人も来るなんて、
ウチの近所には困ってる人が多いのかな?
ごく普通の日本なんだけどな。
常に愛と平和を胸に生きていきたいと思います。
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