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2011年9月

2011年9月27日 (火)

ハロウィンなのだよ。

もうすぐ九月も終わります。
あの暑かった夏は台風とともに去り、
夜鳴く虫も秋の虫。
我が家も秋色になります。
わたしはお屋敷の廊下の突き当たりに
プライベートな展示コーナーを持っており、
季節の折々の花とか、キャンドルとか飾ります。
十月に向けて、コーナーを一新しました。
ハロウィンランプと人形たちです。
(その一、コーナー消灯時)

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(その二、コーナー点灯時)
110927_2248001

明るいときのほうがよく見えるね。
ハロウィンランプの足元には、
四体のハロウィン人形を並べたよ。
ちょっとずつ違うのが楽しい。

最近、日本でも市民権を得てきたハロウィンですが、
みんな、ハロウィンてなんだか、ちゃんと知ってる?
もともとは
「キリスト教の諸聖人の祝日「万聖節」の前夜」ってことだよ。
え、意味がわからねえ?
簡単に言えば、聖人の「祝日の前夜祭」だよ。
日本で言えば、お盆みたいな。
この日の夜に教会の墓地に行くと、
次の年に死ぬ人の名前を読んでる声が聞こえるとか、
まあ、「あの世」系の日だね。
なんでこの日にカボチャなのかというと、
ジャック・オ・ランタンという亡霊がいて、
それがカボチャに宿ってるという話から来ていたり、
怖いものの扮装をしたりするのは、
「あの世」系の日だからなんだね。
日本じゃ、「トリック・オア・トリート」(悪戯かお菓子か)って
子どもがまわってくることはないけど、
海外では子どもが扮装して、お菓子をねだって家々を回る。
クリスマスにもクリスマスキャロルが道端で歌うしな。
キリスト教って意外とアウトドアなのな。

わたしもハロウィンに町を回ったことあります。
高校のころ、スイスに留学してたんで、
そのとき、他の寮生に連れられて、
ハロウィンの扮装をやりました。
馬の足の役でした。
ああ、話をはしょりすぎましたね。
正確には「デュラハン」っていう、首なし騎士の馬の前足です。
上に乗ってるのは首なしなんで、
実質、わたしが進路を決めていました。
他には、オーソドックスにドラキュラとか、
フランケンシュタインとか、ゴーストとか、
わたしがプロデュースした「ジャパニーズ・耳なし芳一」とかが
スイスの町を練り歩きました。
みんな、ドラキュラとかはわかるんですが、
琵琶を持った「ジャパニーズ・耳なし芳一」は「???」って首をひねりました。
「それ、なんなの?」
「ジャパニーズ・クレリック、ホウイチ。ヒー ワズ カーズド」
(=日本の僧侶、芳一。彼は呪われていた)
「肌の文字は何?」
「イッツ オキョウ。ジャパニーズ プレイヤー センテンス」
(=お経。日本の祈祷文)
「あー、なるほど」ってな感じ。
なぜわたし自身が芳一をやらなかったかと言うと、
芳一役は、お経を強調するために上半身が半裸だったからです。
わたしは大事なときしか、脱がない主義なのです。
(脱ぐくらいなら、かぶりもの(馬の足)を着る)

ちなみに、「大事なとき」は、まだ一回も来ていません。

みんな、ハロウィンの雰囲気を楽しんでね。
楽しけりゃ、どんどん取り入れていけばいいと思うんだよね、
海外の風習でも。
あとはイースターも、楽しい日だと思います。
イースターはキリスト教関係の祝日だから、
なかなか日本じゃ難しいと思うけど、
卵 探すの、楽しかったよ。
(わたしは神様 信じてないけどね。)
(純粋に、行事として楽しんでいる。)
もうすぐ十月かあ。
あとちょっとで、年末が見えてくるね。
みなさま、どうか楽しいハロウィンを。



以上、ホラ五割くらいで。
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2011年9月21日 (水)

旅人とゾーマ。

ヤッちまいました。また、ヤッちまいました。
今回の敗因は敵を過小評価したことです。
次回は、負けないです(涙)。

本日、わたしは久しぶりにベッドから出てきました。
ここ一週間くらい、ずっと背中と頭の痛みが続いていて、
病院支給の湿布薬がようやく効いて、
動けるようになったのです。

ああ、早く、イトー●ーカドー(の本屋)に行きたい。
ちはやふる の新刊まだゲットしてないんだ。
そうだ、まさに、「行ってみヨーカ●ー」だ。
「今日は台風が来ておりますので、
車で行かれたほうがよろしいのでは?」
執事がそう言いましたが、
なんだかんだいって、わたしが起きだしたのは
午後三時を回ってました。
我が家は午後三時から四時までは、お茶休憩なのです。
朝早くから働いているメイドさんや
運転手たちにとっては大切な時間。
わたしは時間外労働を激しく憎むひとなので、
「いいよ、歩いていくよ」と答えました。
だって、台風って言っても、雨と風でしょ?
死ぬわけじゃないでしょ?
イ●ーヨーカドーは普通に徒歩圏内なんです。
「そうですか? わたくしが止めたことだけは
覚えていてください」
執事はしらっと言いました。
なんだ、こいつ、いつものことながら、イラッとする。
体調も良くなってきたし、
ヨーカ●ーくらい行けるよ、馬鹿にするな。
わたしは元気よく、出発しました。

わたし(旅人)の装備:
 ・愛用の晴雨兼用の折り畳み傘
 ・台風だと言うので、腰までのハーフコート
 ・コートの下はパーカーにジーパン
 ・ジーパンの下にトランクス
 ・浸水しないよう、合皮の靴

家を出て三分しないうちに、ジーパンが濡れ始めました。
傘をさしているのに、
傘の防御範囲外からの広範囲の攻撃が激しいのです。

ゾーマ(台風)のスペック:
 ・強さ:強い
 ・中心気圧:955hPa
 ・最大風速:40m/s(80kt)
 ・最大瞬間風速:60m/s(115kt)

うわ、レインコート(上下)を着てくるべきだったか。
風向きによって傘を上下動させながら、
まず一回目の後悔をしました。
折り畳み傘が風をはらんでえらいことになりつつあります。
もともと折り畳み傘は華奢なもの、
●ーカドーで普通の傘を購入することを決意しました。

おおおおお、ジーパンがほとんど濡れた。
重い。肌にくっついて気持ち悪い。
二回目の後悔。
くそう、ヨーカ●ーはまだか。
ばっしゃん、と道路を行きかう車が水をはねあげます。
わたし、太ももまで浸水(でもまだ靴と靴下は無事)
トランクスもかろうじて無事。

イトーヨー●ドーになんとか到着し、
後ろを振り返れば、ガラスの向こうが白く煙っています。
雨が激しくて、大気に水が充満しているんです。
うおおお、こんな状態で、よく折り畳み傘が保ったな。
下半身が濡れたとはいえ、折り畳み傘、GJ。
早く、ちはやふる を買わねば。
いつものおねいさんにレジを打ってもらい、
無事購入が完了。やった、早く帰って読みたい。
が。
その前に、傘を買わねばなるまい。
わたしはヨ●カドー内の百円均一で傘を買い求めました。
よっしゃ、これで問題なし。
ゾーマがどんな攻撃をしてこようと、
この勇者の楯で防いでくれるわ。

わたしは買ったばかりの傘を開いて、ヨー●ドーから出ました。
そのとき、非常に強い逆風が吹き、百均の傘は瞬間的に逆方向へ折れました。
この間、二秒。(この時点で、悲劇はコントに)(笑ってる目撃者あり)
(下記が証拠の折れた傘)

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ひょげええええ!
三回目の後悔。ケチるんじゃなかった。もっといい傘買えばよかった。
風の力で好き勝手な方向へ動く元・傘だったものを
どうにか頭上にかざそうとしますが、
半分以上折れているので、さしても意味がない。
むしろ中途半端に風をはらんで、
とても重くて持ちづらい。
捨てたいけど、そこらへんに捨てるわけにもいかない。(紳士)
さらに右手で元・傘だったものを引きずらないといけないので、
折り畳み傘を開くこともできない。
勇者の楯は砕けた!
装備は、旅人の服とヒノキの棒に戻った!

わたしは、激しい雨と風に、無防備でさらされました。

魔法のように全身が濡れて、
コートが濡れたコートになって、
ジーパンはもうほぼ衣服じゃなくなって、
コートから落ちた水滴が靴に入って、
浸水した靴の中で靴下が濡れそぼって、
歩くたびにジャボジャボと音を立てます。
髪の毛から水が滴る。
いや、わたしは確かに水も滴るいいオトコだけれども!
本当に水が滴る必要はない。
眼鏡が曇って、先が見えない。
ていうか、風がひどくなって、歩けない。
正面を向いて歩こうとすると息ができない。
あれだ、水泳教室で初めて水に突っ込まれたときと同じだ。
呼吸するたびに、鼻にも口にも、雨水が入ってくる。
HP・MPがみるみる下がっていく。

ゾーマ:「さあ わが うでのなかで いきたえるがよい!」
わたし:「うおおおおお!」

四回目の後悔。
こんなに家が遠いなんて。
こんなにラスボスが強いなんて。
ちはやふる がこんなに愛しいなんて。

わたし:「頼む、わたしは濡れてもいい、ていうかもうビショビショだけど、
     ちはやふる だけは。
     ちはやふる だけは……乾いていて欲しい!」

いや、違った。わたしは携帯も持っているんだった。
携帯は生活防水、ビションコになったら死亡する。

わたし:「生きていてくれ! ちはや! 兄貴ィ(わたしの携帯のあだ名)!」

ようやく帰宅。
玄関で風に振り回されていた元・傘を降ろしたとき、
わたしは戦いが終わったこと、
自分が負けたことを、悟りました。
だって、このままじゃ、家に上げてもらえないもの。
ずぶ濡れで、水が垂れて、廊下が濡れちゃうもの。
わたしは玄関のピンポンを押しました。
「どうされましたか」
わたしを認めて、執事が返答しました。
「タオル。あと、タオル」
「タオル? おや、どうかされたのですか」
「……――おまえ、わかってて言ってるだろ」
「わたくしは申し上げましたよ、車で、と」
「うるさいわ! それが戦いを終えて帰ってきた主人をねぎらう言葉かっ」
「さようでございますね、敗戦でも戦いは戦いでございますね」
少々お待ちください。と言って、応答は切れました。

その後、メイドさんに頼めばいいものを、
わざわざ執事がドヤ顔でタオルを抱えてやってきました。
もちろん、わたしの状態をあざ笑うためです。
「ご主人様、今日は災難でございましたね」
「おまえ、顔が笑ってるよ!」
「さようでございますか。これは失礼いたしました」

本当に、失礼だよ!
でも、今日はオレの完敗だよ!
オレは、世界を救えなかった。
救ったのは、ちはやふる と 兄貴 だけだった。
でもいいのさ、このふたつが救えればいいのさ。
わたしは帰宅後、速攻で風呂に放りこまれたけど、いいのさ。

みんな、今回の台風は本当にシャレにならんよ。
気をつけてね。
あと男爵からのお願い。
今後、台風のときに風で傘を折られるひとを見かけたら、
笑わずに助けてあげてね。
笑わずにはいられない光景だと思うけど、
本人は真剣だからね。これは本当です。



以上、ホラ1%くらいで。
真実は、元・傘の画像が示してくれるでしょう。
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2011年9月13日 (火)

おめでとう、先輩! 今週のジャ●プ感想(特別。思わず叫ぶ)。

以下、ネタバレを含むので、いやんな方はバックプリーズ。

(今週のジ●ンプのめだボを見て、感動のあまり手が震える)
おめでとう! おめでとう!! 裸エプロン先輩!
やったね、ついにやった。
先輩の勝利が、自分のことのように嬉しいよ!
思えば、最近は先輩が大活躍してたよね。
スタイリッシュだったり、ネジばらまいたり。
歪みのない歪みっぷりを全国に披露して
負け続けていた。
わたしも負け犬の一人として、
もちろん、全力で先輩を応援していたよ!

そんな先輩が。人気投票ブッチギリ一位だなんて。
夢のようだ。
ていうか、今週のジャン●そのものが夢のようだよね。
表紙がスケ●ト。
さらに水着。
そして先輩の勝利を祝う裸エプロン。
カラーページにおける肌色率ハンパなく高い。
ちびっ子のみんな、買って損はないぜ!
宝物にしな!

トドメに、オレの好きなエ●グマがドベ。
違う意味で衝撃。
うわああああ、どうしよう。
ハガキ出してくるけど、この死の行進を止めることができるだろうか。
いや、このまま座して死を待つよりは……。
オレは、行動して、後悔なく散るほうを選ぶ!
いやいやいや、散っちゃダメなんだけど。
散りたくはないんだけど。
むしろ積極的に、あがいてるんだけど、
でも、どうなの? 間に合うのだろうか。
間に合っていただきたい。

その他、裏表紙まで、順番に感想。
・兄は天才なんだな。兄だけどな。
・あくまでデッケンはタイプじゃない姫。
 けっこう貫くなぁ。まあ、ここは譲れないところだもんなァ。
・今週はサスケは出てこないのですか。そうですか。
・沖田君のSはやはりいいものですね。黒く輝いていますね。
・七峰って、執念深いのな。
 そのありあまる金とエネルギーを人類のために使えないのか。
・剣道……囲碁……。
・ナイス兄ィ様。
・最後に出てきたイケメン少年はライバルポジションかな?
・裸エプロン先輩の完全勝利。完封勝利。絶対勝利。
・ものすげえ葉っぱだな。
 これがあったら、そもそものテストの仕組みが崩壊しちゃうんじゃ?
・みなさま、お久しブリ。
・コピーが必要なのかよ!
・ゴンさん……。
・人望のなさを自覚してるスカル。君も先輩の仲間だね。
・女の子の背中から妖怪なら、男子の背中からは天使?
・学校ていうか、刑務所みたいな。
・赤く紅葉する葉っぱと黄色に色づく葉っぱの違い、知ってる?
・盛り上がってきた!
・結局、エマのスリーサイズは秘密か!
・死のフラグが折れてくれればいいのだが(涙)。
・ムダ毛対策は大事だね。

ちなみに、●ャンプNEXT!では
・テンカの花嫁
・東京デパート戦争体験記 が好きでした。
テンカの花嫁、すげえベーシックな話だけど、
読みやすくて、読後感がよかった。

そんなこんなで、昨日は興奮と熱狂と焦燥の一日でした。
わたしの週初めはジャン●に支配されている……。
来週も楽しみだ!
人生、楽しみがあったほうがいいですよ。
他人になんて言われても、楽しいほうがいい。(※前提:法律に触れない)



以上、ホラというより、テキトーで。
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2011年9月12日 (月)

「次は、牛になるな」

わたしは基本、病人なので、ベッドに住んでます。
そうすっと、情報収集はテレビとネットです。
テレビは一日中、流しっぱなしにしていることが多い。
ニュースか、歌のカウントダウンを見ていることが多い。
(なので、『ヘビーロー●ーション』が振り付けつきで歌える)

ニュースはね……最近 見ていて、辛くなることが多いよ。
福島のニュースで、酪農家の方が牛を屠殺場へ送り出すの。
そのとき、トラックの荷台にひっぱられる乳牛を見ながら、
ぽつんって、
「次は、牛になるな」
「今度生まれてくるときは、原発のそばに生まれるな」って言った。

牛はペットじゃなくて、経済動物だから、
農家は赤字になるようなら、牛を手放す(殺す)なきゃなりません。
でもさ、毎日 朝から晩まで世話してて、
一生懸命 面倒みてて、殺すとき、何も感じないわけないよね。
自分たちの(人間の)事情で牛を殺すってこともわかってる。
牛に罪はない。
まして、今回みたいに、原発のせいで
本当だったら、もっとずっと生きられたはずの、
牛を殺さなきゃならなくなって、何も感じないわけないよね。
ずっと見守ってきたのに、その大切な存在に最後にかける言葉が
「次は、牛になるな」って、しんどい。
牛を飼うことを生業にしている酪農家の方が
どんな気持ちでこの言葉を言ったかと思うと、
わたしは泣きそうになりました。
これは、ニュースのほんの一場面でしたよ。
画面はとっくに別のニュースに切り替わってるのに、
わたしは、もう、テレビを眺めることができませんでした。

なんでこんなことになっちゃったのかな。
酪農家の方は悪くないよ。
牛だって悪くないよ。
一生懸命やったよ、一生懸命、最善を尽くしたよ。
「次は、牛になるな」って一言に込められた、
口惜しさ、怒り、無力感、悲しみ、謝罪、慈しみ、涙……。
わたしは、ぼろぼろ泣き始めました。
もうこれ以上、この世ではなにもしてあげられないから。
殺すことしかできないから。
だから、せめて、次に生まれてくるときは、もっと幸せに、
殺されなくて済むように、生まれてきて欲しい。
こんな切ない、願いがあるのか。
こんな祈りとも呼べないような、弱い、もろい、はかない願い。
酪農家の方は、泣いていませんでした。
ただ一言 漏らしただけでした。
でも、その一言は、どんな涙よりも雄弁に、
酪農家の方のこころを語っているように思いました。

酪農家の方にとって、牛は商売道具です。
繰り返しますが、愛玩動物じゃありません。
でも、この一言に込められた願いが、
その酪農家の方がどれだけ牛を大事にしていたかを
教えてくれた気がしました。
政府のお偉いさんから見たら、
たかが牛一頭かもしれません。
書類上の数字の一部で、「はい、処分してください」って
ハンコ押して終わりかもしれません。
けど、酪農家の方にとっては、今回の件は、
心が千切れるような経験だったと思います。
こんな思い、しないほうがいいに決まってる。

「人間」は楽しく、幸せでありたい生き物なんだよ。
笑ってるのが好きな生き物なんだよ。
心の底から涙が滲むような一言を、胸に抱える生き物じゃない。
通りすがりの、
ただその一場面だけを視聴していただけのわたしですら、
泣いてしまうような一言を、
自分で自分に突きつけなきゃいけないなんて、
辛いに決まってるだろ。
そんなの、嫌だよ。
そんなの、ちっとも幸せじゃない。誰も嬉しくない。
誰も笑ってくれないよ。

きっと、あの酪農家の方は、
あの日はもう笑えなかっただろうな。
もしかしたら、とうぶん、笑えないかもしれないな。
いつか、あの方が笑える日が来ることを願います。
「おまえたち、牛でよかったなあ」って、
「うちの牛でよかったなあ」って、
牛たちに話しかけられる日が来ることを祈ります。
わたしには神様はいませんが、
あのとき、酪農家の方がつぶやいた願いと同じように、
どこへも届かなくても、泡沫のように、祈ります。
どんなときでも、人間は、幸せになりたい生き物なんですよ。
だから、幸せになったほうがいいんです。
どうか、今は無理でも、いつか、幸せになってください。



以上、ホラ二割くらいで。
ちょっと暗くなっちゃったね。
しかたないから、非常灯を点けておいてください。
泥棒よけにもなるよ。
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2011年9月 6日 (火)

秋の足音。

台風が過ぎて、今日はちょっと涼しかったですね。
雨の合間に散歩してきました。
公園はもう、落葉が始まっていましたよ。

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主に桜ですが、葉っぱが落ちていました。

行きつけのインテリアの店に行ったら、
もうディスプレイはハロウィン仕様になってました。
今年購入した人形。
110906_2348001

四体あって、みんなちょっとずつ違います。
ハロウィンにはずらりと並べるつもり。

季節が変わり、時節柄、体調を崩しやすいころです。
みなさまもお体にお気をつけてお過ごしください。
夜に鳴く虫も、もう秋の虫ですね。
深まる秋を、めいっぱい楽しんでいきましょう。

黒羊男爵邸より、季節のご挨拶です。



以上、ホラちょっとで。
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2011年9月 2日 (金)

このマンガがおもしろい。わたしが勝手に思うに。――銀の匙

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は 銀の匙 で。


なぜに 鋼の錬金術師 ではないのかと思われるかもしれないが、
そもそもこの連載を知らない人もいるかもしれないので、
(サンデーだから、そんなひと滅多にいないと思うけど)
周知の意味で、 銀の匙 で。
いやー、荒川様なら、 鋼の錬金術師 かなあとも思ったんです。
取り上げるんなら。
錬金術には興味があって、いろいろ本も持ってるし、
やったこともあるし、
語りたいことはたくさんあった。
でも、知名度がある 鋼の錬金術師 よりも、
知名度が(じゃんかん低い) 銀の匙 をみなさまに勧めたいと思ったので。

自分の学生時代を振り返り、懐かしいと思いながら、
ストーリー紹介。
主人公はごく普通の一般ピープル。
だが、思うところがあり、農業高校に進学した。
ところが、その農業高校は一般ピープルの常識を
はるかに凌駕した場所だった。
逃げる子牛、早朝の実習、首ちょんぱされて殺される鶏、
肛門からひりだされる鶏卵、初めて触る牛・馬、子豚の去勢、
二十キロの校内マラソン、ゴミ拾い。
すべての内容が、主人公には未知の領域であり、
彼は学校と生徒たちに翻弄されながら、
がんばって寮生活を続けるのだ。――って話。
今のところは。

なんだか読んでて、 女二人のニューギニア を思い出した。
(※ 女二人のニューギニア の紹介は下記。)
http://blacksheep.txt-nifty.com/blog/2010/11/page3-6f8e.html
未知なるものに対する、一般人の拒絶反応と過剰反応は
似ているな。

あと、読んでて、スイスの母校がちょっと懐かしくなった。
主人公が入学した農業高校に似てるんですよ。
ええと、わたしが入学した学校は、
メインキャッチフレーズが「自然が豊か」でした。
一応、お貴族学校なのだが、
敷地は広大で果てが目視できず、自然林が広がり、
鹿・熊が出る。(警告看板がある)
職員の一部はライフルを所持。
敷地内には川が流れている。
鱒が釣れるよ。
噂では学校の敷地は、陸軍の敷地とゴルフ場の敷地に挟まれているらしい。
陸軍のほうから、砲弾の着弾音が聞こえることがある。
新入生校内オリエンテーリング と称して、
一年のときに、学校の敷地のとてつもねえ距離を
コンパス頼りに時間を競って歩く。
途中、陸軍がやってる訓練と同じ山越えがある
(角度が急すぎてオリエンテーリングなのに歩けず、
匍匐前進で山を越える)。
食堂で出てくる野菜・果物類はすべて学校内の自給自足、
果物泥棒が出る(飢えた寮の生徒が盗む)ので、
先生が畑を警邏して泥棒を摘発。

わたしの母校は農業高校ではなく、
普通の高校(むしろお貴族学校だから、ハイソなはず)なのに、
こんな感じで、入学した日から、わたしの顎は落ちっぱなし。
小学校からの持ち上がり組みはもう慣れた感じで、
ああうん、まあねって流してましたけど、
フロム・ジャパンの普通の学校から来たわたしは、
ナニコレ、お貴族ってどういうものなの? って思いました。
とにかく、とてつもない田舎だったんです。規模が違う。
いろんな意味で、現代日本人には異世界だった。
一応、貴族として、乗馬やダンスも習うのだが、
早朝の馬の世話や地道なダンスのレッスンなど、
華美な貴族生活からは想像できない努力が求められる。
ダンスも慣れれば楽しいが、慣れるまでが鬼。
ワルツだのフォックストロットだの、
足と背中がつりそうになりながらの猛特訓。しかも笑顔で!
厳格なテーブルマナー。ナイフとフォークだけでリンゴ剥くの、
めっちゃくちゃ大変やで!
キリスト教系だから、早朝からミサがある。
ミサで歌われる賛美歌は全部ラテン語。
司祭が唱える歌唱形式の文言もラテン語。
意味なんかわかるか。
賛美歌の数は半端なく、それだけで一冊の本になってる。
キリスト教の祝祭日に行われる特別ミサには、
でかいゼンマイ(山菜の)みたいな杖持った司教が
司教区からやってくる。
学校には修道院が併設されており、
シスターもいるんで、季節折々のミサ・儀式がある。
ご飯を食べる前にはお祈り、
朝礼の後にもお祈り、
終礼の後にもお祈り、
寝る前にもお祈り、
おまえら、どんだけ神頼みすれば気が済むんじゃ!
しかもお祈りの内容は全部違うよ!
もちろん、暗記要!
学校におかれている絵画は複製とはいえ、
ラファエロ、ティツィアーノ、ダ・ビンチ。
ピエタがそのまんま置いてある。
行動の目安になるのは、時計じゃなくて、
塔の鐘の音。(塔がある)
学校敷地内には教会・墓地(!)まであり、
修道院で亡くなったシスターが永眠している。

こんな感じの学校だったので、
日本に戻って普通の大学入って、
友達ができたとき、
「どんな高校だったの?」と訊かれたら、
もう答えようがない。
いや、一生懸命答えても、
「フィクション?」とか言われちゃう。
「マンガでありそうだね、アハハ」って返される。
マリア様が見てる を地で行ってました。
あまりにも突き抜けているので、
常人には理解してもらえない。
銀の匙 の主人公の気持ちが、方向性は違うけど、
ちょっとわかるよ。
オレもそうだったよ、初めて見たときはそうだった。
なにもかもがありえない、そう思ったよ……。

銀の匙 の主人公の同級生たちはみんな、
将来の夢・方向性が決まってる。
そりゃ農業高校をわざわざ選んでるんだから、
決まってるよね。
けど、主人公だけは「……」で決まってない。
この気持ちも、わかる。
お貴族学校では、将来なんて既定事項。
だって結婚相手まで決まってるんだから。
学校出た後、どうやって生きるか、
みんな当然のようにのたまう。
「爵位とマナーハウスを継いで、地主」
「婚約者と結婚して、モナコに住む」
「ジェット族」
(※ジェット族とは、世界中をジェット機で旅行しながら、
旅に生きる超金持ちのこと。所持金ハンパない)
オレだけ、異端児。
うん、たぶん、オレは日本に戻って、
大学出るかな。そのあとはわかんない。
(この時点で高校一年なので、大学以降のことは見通しが立たない)
へえ、卒業後、イギリスに来る機会があったら、
ウチの領地に遊びにおいでよ。
歓迎するよ!
ありがとう。イギリス旅行なんてできるかな……。
(我が家は貧乏貴族)
自分と周囲のこの温度差は、なかなかツラいもんがある。
銀の匙 の今後の主人公の動向に注目。

今から思えば、おもしろい高校生活でした。
滅多にできない経験をたくさんしたよ。
でもさ、そりゃ「今から思えば」なんであって、
当時はもう周囲についていくだけで、
イッパイイッパイなんだよね。
わたしのこの学校生活のことを
「小説に書いたら?」と薦められたこともあるが、
出版社の人に学校生活を説明したら、
「そんなありがちなフィクション、売れませんよ」って言われた。
笑う大天使 とか マリア様が見てる とかで
お貴族ハイソ学校なんて、とっくに世に出てる。
だから、新鮮味がないって言われた。
……実体験なんだけどね。
現実って難しいね。

そんな感じで、今後も 銀の匙 に注目していく感じで
今回は終わり。
ホラは四割くらいかな。
日本人の「ありえねえ」って、けっこう「ありえる」んですよ。
世界はいろいろおもしろいよ。
人生を広げる意味で、いろんな経験ができるといいかもね。

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