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2011年8月 3日 (水)

このマンガがおもしろい。わたしが勝手に思うに。――蜂の巣

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は = 蜂の巣 で。
峰倉様といえば、なぜ 最遊記 ではねえのかと
思われる方もいるかもしれないが、
短編集 蜂の巣で。
ええと、 最遊記 は好きです。初版から買ってる。
ですが、ちょっと冊数が多いので、
(もちろん、集める価値はあると思うが)
一冊にまとまってる 蜂の巣 にしました。
WILD ADAPTER も好きよ、俺は。
ていうか、峰倉様の世界観が好き。

上記は限定CD付きバージョンですね。CDなし版もあります。

愛情があふれて零れ落ちて、
むしろなくなってしまったストーリー紹介。
ある種 SFですね、この話。
大震災が起きて、首都が名古屋に移転してしまった日本。
治安の悪化が激しい東京では、
臓器売買目当ての死体荒らしが横行。
ほぼ新鮮な臓器=貴金属 的な感覚になっとる。
当然、死んだ後に悠長に嘆いている時間はなく、
死んだらすぐに保健所の「葬迎屋」が死体を引き取りに来て火葬する。
この物語は、「葬迎屋」の日常と、
「葬迎屋」と敵対する臓器売買組織のボスの日常――って話。

わたしは個人的に峰倉様の言葉選びのセンスがすごい好きなので、
台詞いっこいっこがもう、いちいちツボですね。
それから、峰倉様のSFッぽい話は、
「ああ、本当にありそう」って感じがして、
それも好き。
物語には、「完全に架空」「ありそう」「現実」の三パターンがあると思いますが、
(これはどの程度、フィクションを内包しているかによる)
(あと、物語の設定の説得力の強さにもよる)
峰倉様のSFは「ありそう」だと思う。
臓器売買目当ての死体荒らしとか、
実際、起こりそうだよなと思う。
わたしはこの「ありそう」ってタイプかつ発想が斬新な話が好き。
それから「葬迎屋」が直面する日常――さまざまな死は、
それぞれよくできてる。
ヤクザの死体とか、
子どもの借金のカタに売られる父親の死体とか、
恋人の別れとか、
この物語・蜂の巣 は短編集なんで、
一話一話のページ数は本当に少ないんだけど、
まとまってますね。

個人的に好きなキャラクターは、臓器売買組織のボス。
陽気なお茶目さん。
笑いながら、人を殺すタイプ。
(ええと、ヘルシングのナチのボスと似たタイプかなあ?
ちょっと違うか。あっちは戦争狂だからな)
人の死に道義的な意味を見出さないキャラは
けっこう好きですね。(現金価値的なものはわかるのさ、もちろん)
死と直面した狂ったユーモアってのを、ラスボスが持っていると
いい感じに頭オカシイ・強大なラスボスが出来上がると思います。
ブラックユーモアの化身みたいなラスボス。
この短編集だけでは、葬迎屋とボスの直接対決は描かれませんが、
限定版の付録CDドラマには収録されている。

そう、この 蜂の巣 通常版と限定版がある。
わたしが買ったのは普通に本屋にあった通常版なんで、
わかりませぬが、
おそらく、楽しい対決になっていると思われます。

→と思っていたが、どうしてもどうしても、
 かわいい恩田さんをナマで聴きたくて、
 (※恩田さん=臓器売買組織のボス)
 買ってしまったよ! 限定版も。
 つまり、我が家には今、蜂の巣は二冊ある。

 このカネがない時に! 初めから限定版買ってればよかった
 と思っても、出会ったタイミングが悪かった。
 仕方ねえモンは仕方ねえ。だから。
 買うよ。
 買ってやるよ。
 ああ、買うよ。
 踊るよ。
 誰かの掌の上で踊って、お金をちゃりんちゃりん落とすよ!

予想通り、恩田さんは楽しそうだった。
お仕事は楽しいのが一番ですからね。
どんな仕事でもな。
個人的には、もっともっと長く聴いていたかったな。
よくまとまっているドラマCDだなと思いましたが、
顔見せ的な要素があったので、
次のドラマCDを、と考えてしまった。
先が気になる! 先が気になるのだよ!

死体を扱っている以上、
話の内容はブラックユーモアっぽくなるのは当然ですが、
シニカルな笑い、狂気っぽい笑い、
泣きたくなる現実、直視できない事実なんかが
入っていると、もう「ブラボー」ですね。
わたしは現実に嘘をついていないフィクションが好きです。
バラ色現実とかありえねえような現実を描写されると、
正直、萎えます。
だって、作者の勝手が過ぎて、読者が想像する余地もねえもの。
残酷でもいい、不条理でもいい、
実際に直面している現実に対して、
優れたフィクションがどう話をつむぎだすのか、
それが知りたいです。
それが見たい。

だから、蜂の巣 は続巻が欲しいです。
これが一冊限りだったら、もったいないでしょ。
さっそくですが、続巻を作ってください。
お願いします。
ええと、誰にお願いしたらいいのか、わかりませんが、
お願いします。
こういうのって、ファンレターを出すべきなのか?
だが、好きすぎてもうわけがわからない状況なので、
(極貧なのに、同じ本を二冊買うくらいだからな)
いまファンレターを書いたら、
電波なファンレターが出来上がると思う。
そしてそれはたぶん、続巻に結びつくことはなく、
むしろなにかの規制にひっかかってしまう、気がするよ……。
なので、このブログで発信。
どうか続巻が出ますように。
わたしに代わって、全国二千五百万人の恩田さんファンが
スゲエ長くて熱いファンレターを書いて、
編集部がファンレターで埋まり、
アマゾンで売上ランキング上位に入り、
ものすごいスピードで(※光速くらい。来月あたりで続巻が出るとよい)
続巻が出ますように。
祭壇を築いて、邪神に祈ります。

以上、ホラ三割くらいで。
ちょっと宙に浮くくらいホラで。
我が家に二冊 蜂の巣 があるのは真実だ。
なんとかならねえかなと考えているが、
なんともならねえな。
だって、恩田さんがかわいいからな。
恩田さん×2 になっている以上、
もうどうしようもねえ。
帯の内容が違うことだけが救いだな。
ええそうなんです、二冊は帯の内容が違います。
それを知っているのは、両方を購入したひとだけさ、
クックックックック。(本屋で見たひとも知ってるけどな)

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