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2011年7月17日 (日)

このマンガがおもしろい。わたしが勝手に思うに。――鋼鉄の華っ柱

以下、ネタバレを含むので、いやんな人はバックプリーズ。

今回は 鋼鉄の華っ柱 で。
三巻出たよ。即買いました。


なくてもいいようなあらすじ。
現代日本のあるところに、天国生まれと称される
とてつもないお坊ちゃまがいた。
生まれは大財閥、生誕時には笑顔で
GJサインを決めていたという伝説の持ち主だ。
彼は誇り高く常に紳士として振舞っていた。
ところが、資本主義って本当にコワイですね、
ある日、あっちゅー間にお坊ちゃまの実家は没落。
不渡りを出して両親は逃げ、
高校生のお坊ちゃまとおつきのジイ、
警護役だった姉弟の四人が取り残されました。
社会の頂点からどん底へ落ちた四人。
資本第一のこの世は、
底辺から頂点へは登れない法則になっている、と
シビアなことを言うお坊ちゃま。
ところが、このお坊ちゃま、無言で「オレ以外は」と付け加える。
ここから、お坊ちゃまの大逆転劇が始まった。
最初に元知り合いからタキシードをゲットして、売り払い、
五千円を入手。
それから宝探しのつもりで埋めていた金(キン)の代金・六十万円を元手に
つぶれかけていた便利屋の会社を購入。
没落からほんの数週間で、小さいとはいえ、会社の社長になる。
さらに高校生として、お貴族学校から庶民学校へ転入。
もちろん、庶民たちはてぐすね引いて復讐の機会を待っていた。
お坊ちゃまたちの運命やいかに――ッて話。

これね、このマンガね、たぶん、下手な経済書に勝ると思うよ。
読んでると、人と人の交渉術、
いかにして人間関係をまわして得をして上昇していくか、ってことが
描かれてます。
ある意味、現代版わらしべ長者。
お坊ちゃまは、当初、お坊ちゃまだから
何にもできないと思われていたが、
実は物凄い計算君で、抜け目ない、狡猾な男だった。
彼は自分の自尊心を傷つけることなく、
「紳士」という自分のポリシーを壊すことなく、
会社でも学校でも、どんどんのしあがっていくのだ。
すごいよ。
人間関係って、こうやってさばいていくのね~ってため息が出る。
そりゃ、フィクションだから、都合がいいようにはなってるんだろうけど、
それにしてもお坊ちゃまの世渡り術が見事すぎる。
没落後、たった一日で、住処と冷蔵庫(ツードア)、テレビをゲット、
数週間で、会社をゲット、
その後、庶民学校内でも忠実な手下をゲット、
一部 土下座とかしているのに、
あくまでも紳士としてふるまって
この上昇っぷり。
お坊ちゃまがどこまで昇るか見届けたくなります。
たしかに、このお坊ちゃまの鼻っ柱は「華っ柱」で
鋼鉄製でしょう。だって一度も折れてねえもん。

社会に出ると、同じミスをしたのに、
「謝って許される人」と「謝っても許されない人」が出てきます。
まあ、社会っていうか、学校内でもそうだと思うけど、
なんでか分かれちゃうんだよね。
そんで、「許される人」はミスをしたにもかかわらず、
なぜか人気者になったり、好かれたりする。
両者の違いはなんなのか。
このマンガを読むとわかります。
お坊ちゃまと警護役の姉弟の弟が対比で描かれてますが、
弟がミスをして苦労して超えようとする(でも超えられない)難関を
お坊ちゃまは軽々と超えていくのだな。
弟は常識人で、普通人。
ある意味、お坊ちゃまは異常なんだが、
お坊ちゃまの物事をさばくやり方が鮮やか過ぎて、
逆に普通人の弟が気の毒になってくるくらい。
同時にちょっと納得する。
ああ、そうか、出世するやつってこういうやつなんだろうな。
自分が出世できないのは、こういうところが駄目なんだろうな。
そういうのがちょっとわかるマンガです。

お坊ちゃま=生活能力ゼロとは限りません。
わたし自身、生粋のお貴族ですが、
生活能力はたぶんそこらの大学生よりもある。
家事もすべてできるし、働けばそこそこのボーナスももらえるし、
家が倒れても、実は別に困らない。
でも、このマンガの主人公のお坊ちゃまには負けます。
オレはここまで人間関係を計算して行動はできないなー。
でも、そうなんだよ、「あいつはお坊ちゃまだからよー」って、
悪口にならない場合があるんだよ。
お坊ちゃまでも、ナメられない。
普通人以上のスペックがある場合もある。
ま、本当に、箸にも棒にもかからねえような、
どうしようもねえ馬鹿お坊ちゃまもいるけどな。
つか、たぶんそっちのほうが多いけどな。
けど、例外はいるよってことで。
気をつけたほうがいいです、生まれ育ちで人を判断したらアカン。
痛い目を見るかもしれないよ。
先入観はないほうがいいよ。

このマンガ、続編がとても楽しみです。
まだまだ続いていくと思うんで、
まだまだお坊ちゃまは昇っていくと思うんで、
買い続けるつもり。
作者・西森博之様はあの「天使な小生意気」
「今日から俺は!!」の作者でもあります。
レベルとクオリティは保証済だね。
今後も注目していくぞ。

今日はホラ三割くらいで。
やっと通常運転に戻ってきたよ。
やっぱ、いい加減なこと書いてると落ち着くわ。
真面目にやってると、お尻がムズムズするからね。
人間、慣れないことはするもんじゃないぜ。
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