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2011年3月26日 (土)

貧者の誇り。

さっき、ニュース見てたら、
(今回の大震災に対する)世界で広がる日本支援の輪ということで、
タイの最下層のスラム街で一日に九十万円の募金があったって
言っていた。(タイだったと思う)

涙が出そうになった。
このお金は、普通の九十万円とは違うよ。
企業や政府が出してくれる九十万円とは違うよ。
その日暮らしの、自分たちですら食べていけないような、
子どもを学校へ行かせることが難しいような人たちが、
身を削って作ってくれたお金だよ。
そのひとたちにとっては、たぶん、日本の貨幣価値の
十倍、二十倍の価値があるものを、
日本の被災者の方のために、くれたんだ。
哀れみとかじゃなくて、
本当に、心の底から痛みに共感してくれて、
もしかしたら、自分の子どもの今日の
ご飯代だったかもしれないお金を、くれたんだ。
なんの見返りもないのに。
こんなに心が豊かなひとたちは、そうそういないよ。
こんなに誇り高い、優しいひとたちは、滅多にいない。

以前、「ドラゴンランス」という小説について
このブログで取り上げたときに、
「貧者の最後の財産」について触れました。
どんなに貧しい、何も持たない人でも、
たったひとつだけ、死ぬときまで保持できる財産がある。
それは「自尊心(プライド)」だ。
これだけは自分が「持っている」と思った瞬間から、
自ら失ったと思うまで、ずっと持つことができる。
いじめられて、裏切られて、おとしめられて、
なにもかも失っても、自尊心だけは、
他人が触れることができない、そのひとだけの財産。
他人が奪うことはできない。
たとえ無理やり奪われて、砕かれても、もう一度、
自分で「持っている」と思えば、戻ってくる。いつでも。
絶対に。

今回募金してくれた人たちは、この誇り、
自分の頭を持ち上げて、前を見据える自尊心を持ってる。
他者をいたわることを、いつくしむことを知っている。
スラム街の暮らしって言ったら、
きっとわたしになんか想像もできないくらい過酷だろう。
そんな中でも、人間らしさを失わない、誇りをなくさない。
頭が下がります。
彼らは、金銭的には貧しいかもしれないけど、誇りがある。
自分は人間であるという誇りがある。
わたしは、彼らの、彼ら誇りある人間からの寄付に
繰り返すが、涙が出てきそうだった。
本当にありがたい。
本当に、ありがとう。
尊いお金を、その気高い心を分けてくれてありがとう。

いつか、いつかほかの国が、
たとえばタイが災害に襲われて大変なことになったら、
今回の大震災のときと同じように、
寄付協力と、オーナーに祈りを捧げたいと思います。
今回、彼らがくれたものと同じ重さのものを、
返すことは難しいかもしれないけれど、
(彼らはそれくらい重いものを、ためらわずにくれた)
なんらかの形で、絶対に、協力したいと思います。
お金をたくさん持っていても、一銭も他人に分けないひともいるのに、
うわべきれいなことを言ってお金を稼いで、誰も助けないひともいるのに、
彼らは、少ない、命をつむぐためのお金を、迷わずにくれた。
わたしはたぶん一生、彼らになにかを返したいと思い続けると思います。
一生、この九十万円の寄付のことを忘れないと思います。
こんなに誇り高いひとたちは滅多にいない。
人類は、彼らを誇っていいと思う。
こういうひとたちがいるから、世の中、まだ救いがあるのだ。



以上、ホラ1%で。
「泣きそう」って書いたけど、本当は泣いたんで、1%で。
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