« ヘソのゴマで倒れたわたし。ヘソの掃除方法って知ってた? | トップページ | 神経痛で倒れ中。しばし死んでおります。 »

2011年3月 4日 (金)

このマンガがおもしろい。わたしが勝手に思うに。――ゆず

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は = ゆず(ゆずシリーズ) で。


須藤真澄様の名作・飼い猫のゆずシリーズです。
このシリーズ、あまりにも好きすぎて、
最終巻の 長い長いさんぽ がいまだに買えません。
買ったら、読んじゃうから。
読んじゃったら、泣くから。

エッセイマンガなんで、ストーリーッつうか設定。
作者・漫画家は ゆず という名のオス猫を飼っている。
この ゆず は弱虫(「よわむちの印」をほかの猫にクビに刻まれてる)
ちょっとハンター(スズメとか取ってくる)で
作者とは一緒にお散歩するくらい仲良し。
一緒にお風呂にも入る。
初めてゆずが来た日から、もう作者はゆずにメロメロ。
ゆずがかわいくてならない。
だけど、ゆずは外へ出る猫なので、いろんな騒動を巻き起こす。
たまには季節の花の匂いを身にまとってきたりして、
じーんとする時もある。――って感じ。

作者の溺愛っぷりは、猫飼いなら誰でも共感できる。
個人的には、猫を外へ出すのは危険なので、
(車、毒エサ、危ない人による危害など)
賛成できないけど、でも、猫に対する愛はすごくよくわかる。
わたしの婚約者も猫なんで。
え? バレンタインにわたしを襲った怪物?
なんのことですか?
あんなのとは絶対に結婚しませんよ。
わたしの婚約者は、かわいいにゃんこです。
話がそれたので、元に戻します。

この ゆずシリーズは ゆずがもらわれてきてから、
死ぬまでのお話・エッセイです。
残念だけど、本当に残念だけど、
猫の寿命は、人間よりも短い。
――いや、それでいいのかもしれない。
人間が猫をきちんと看取ってあげるために、
猫の寿命は人よりも短くていいのかもしれない。
でも、泣きますよ。そりゃ泣きますよ。
作者から見たら、うちのにゃんこのお話ですよ。
そんなの、他人事とは思えない。
犬だって、猫だって、鳥だって、なんだって、
愛して、大切にして慈しんできたものが死んだら、
人間は泣きます。
世の中には自分の子どもを洗濯機に突っ込む親もいますが、
正常な状態であれば、愛しているものにそんな行為はしません。
むしろ、代わりに自分が死ねたらくらいの勢いで、
泣くでしょう。

わたしの知る限り、哺乳類は、自分の実の子ではなくても
愛して、育てることができる動物です。
自分の子じゃないのに、ですよ。
わたしはこの愛情が、哺乳類の最大のいいところだと思ってます。
これは種族保存の本能から逸脱しています。
でも、動物には、他者を愛するという能力がある。
種族が違っても、猫を愛する犬がいる、
鳥を愛する猫がいる、兎を愛する人間がいる。
特に人間は相手が爬虫類だろうが哺乳類だろうが、
愛することができる。
カッコウのように託卵する鳥は別ですけど、
人間は種族が違う生き物を渾身から愛することができるんです。
これは、人間は、人間なら、
いろんな種族の間に立つことができるという証明なんです。
ホモ・サピエンスだ、考えるヒトだ とか言いますが、
わたしが思うに、
人間がほかの動物よりも優れているのは、
どんな生物でも愛することができるという一点だと思います。
人間は頭がいいから優れてるなんて、どうでもいいことです。
もちろん、ほかの動物でも他種族を愛する動物はいます。
でも人間はそれが顕著だと思うのです。
生まれてから、死ぬまで。
それこそ「死が二人を別つまで」、人間は生き物を慈しみます。
即物的な見返りは何もありません。
むしろ費用がかかって、犠牲にするものがあるくらい。
でも、人間は、猫を、犬を、兎を、ほかの生き物を、
自分の子どものように愛することができるんです。
わたしには、これが大きな救いに思えます。
実際問題、霊長類とか言っておいて、人間は頭が悪いです。
戦争はするわ、環境は汚染するわ、地球を壊す勢いです。
でも、人間にも長所がある。
「愛することができる」という長所がある。
これがあるから、まだ人間は捨てたモンじゃないと思います。
大きく言えば、人間は「地球」を愛することもできるんです。
おうちのにゃんこから、地球まで、心に入れることができる。
そんな生き物、ほかにいません。

ゆずから話が戻るつもりで、逆に大きく脱線してしまいました。
すげえ脱線。いつもタラタラと考えていた憤りが爆発しました。
すみません。
ええと、ゆずシリーズ は素晴らしいマンガです。
猫を飼ったことがあれば、共感の涙が、
猫を飼ったことがなければ、羨望の涙が、
出てくるだろうと思います。
ゆずは本当にかわいいにゃんこですよ。
素直で、ちょっと弱虫で、
でもちゃんと まま のところへ戻ってくる。
ノミーを大量につれてきて、ままを弱らせたりもしますが、
かわいい、愛すべき、にゃんこでした。
ご冥福をお祈りいたします。
やべえ、もう泣きそう。
最終巻の 長い長いさんぽ を読んでないのに、
ゆずの最期を想像しただけで、もう泣きそう。
わたしは動物モノはダメです。
人間モノなら、ある程度まで涙は出ないんですが、
動物モノはもう、蛇口を開けっ放しにしたように
涙が出てくる。
これは、別にわたしがイイヒトだからではありません。
自分も猫や犬を飼った経験があるので、
単純に感情移入しているだけです。
本当に、飼い主にとってペットは唯一無二の存在です。
代わりの猫なんていない。代わりの犬なんていない。
でも新しいにゃんこ、わんこがやってくることはあります。
そしたら、また精一杯、愛情を注いで愛してあげてください。
一代目、二代目と、愛して慈しんであげてください。
ゆずと同じです。
代わりの猫なんていない。どの猫も特別に愛しい、特別な猫です。

以上、本日はホラ五割で。半分くらいホラで。
人類の壮大な長所のところはまあ、やっぱホラだよね。
調子に乗って、吹きまくってるよね。
お気に召したら、下記をクリック。

にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村

« ヘソのゴマで倒れたわたし。ヘソの掃除方法って知ってた? | トップページ | 神経痛で倒れ中。しばし死んでおります。 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/568051/51029259

この記事へのトラックバック一覧です: このマンガがおもしろい。わたしが勝手に思うに。――ゆず:

« ヘソのゴマで倒れたわたし。ヘソの掃除方法って知ってた? | トップページ | 神経痛で倒れ中。しばし死んでおります。 »