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2011年3月 2日 (水)

この本がおもしろい。わたしが勝手に思うに。――王女とゴブリン

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は = 王女とゴブリン で。


これも名ファンタジーですね。
知らないほうがおかしいよレベル。
というか、マクドナルド童話全集は小学校の基本書。
有名だろ。
マクドナルドっつっても、あのドナ●ドじゃないよ。

一周回って戻ってきたストーリー紹介。
主人公の王女様は王宮を離れて、地方の別宮で育てられた。
ある日、王女様はひょんなことから
鉱夫のカーディー少年と知り合う。
カーディーはまっすぐな心の立派な少年。
そんなカーディーは地下に住むゴブリンたちが
王女を狙っていることを知る。
カーディーは王女を守るために立ち上がり、
そして――って話。

この話だけでもすごくいい話ですが、
続編の 王女とカーディー少年 のが好きですね。
まっすぐだったカーディー少年が思春期になって、
ちょっと斜めに物事を見るようになってしまう。
その変化はいい変化ではなかったが、
やがてある老女がカーディーを教え諭し、
カーディーは王都へ引っ越した王女を助けるために
冒険の旅に出る――って話。

カーディーが斜めになるあたりがリアルだと思います。
斜めになって、それから自分が犯した罪に気づいて、
後悔する。ここらへんがとてもいいと思う。
老女はカーディーの出発にあたり、
カーディーにある力を授けます。
それは、カーディーが相手の手を手で触ると、
相手の本当の姿がわかるという能力。
悪人に触ると動物の手足の感触が、
無垢なものに触ると人間の手の感触がする。
つまり相手の本当の心を見抜く力です。
これは怖い能力ですよ。
実際に自分が触られたら、どんなんだろうと想像する。
たぶん人間の手じゃない。
ええと、そうだな、猫の手じゃないかな。
寝る時間長いし、基本 気まぐれだし、
でも集中力があるときはあるし。
ダメかな?

その人の本当の姿って、知るのが怖い。
カーディーは心の強い少年なので、
その能力をきちんといい方向へ使うことができますが、
普通の一般ピープルにそんな能力があったら、
発狂すると思う。
だって、自分の家族や友人を触ったら、
毛皮だったり、虫の手だったりするんだぜ?
おかしくなっちゃうだろ。
なにより、自分で自分の手を触ったとき、
人間の手じゃなかったらどうしよう。
これは怖いですよ、本当に怖い能力です。
老女も、とてつもない能力を与えたもんだな。

この老女、正体不明なんです。
作中では王女のご先祖様的な描かれ方なんですが、
どう考えても人間のスペックを越えている行動をする。
魔法使い? 聖人? って感じ。
基本、イイヒトなんですが、厳しいときはとても厳しい。
でも「プラス」側のひとであることは間違いないです。
「マイナス」側のレイストリン(ドラゴンランスの回参照)みたいな
魔法使いじゃありません。
結局、謎は解かれないまま、老女は正体不明なんですが、
それはそれでいい感じ。
ちょっと 天守物語 を思い出します。
階上に住んでいる謎のおばあさま。
ちょっといいな。うちにもそういうおばあさま、いないかな。

って、わたしには自分の本当のおばあさまがいますが、
あのひとは正体不明とかそういう問題じゃないよ!
一般ピープルというくくりを超越しています。
いや、超越してるって意味じゃ、老女と同じなんだけど、
うちのおばあさまは絶対に「プラス」じゃないよ!
確信犯で愉快犯なんだよ。
わたしに対する潜在的な脅威です。
いかん、考えたら、お腹が痛くなってきた。

マクドナルド全集には、王女とゴブリン、他、
金の鍵 とか素敵な童話がたくさんあります。
絶版になっているけど、できるだけいろんな人が
読めたらいいと思います。
図書館で探してみてください。
七十年代からあった図書館なら、納入されているかも。
めぐり合えたら、まずはご一読を。
いい本です。
すてきなファンタジーだと思ってます。
大人だってファンタジーを読んでいいんだよ。
いい本は、大人だろうが子どもだろうが、読む楽しみがあるんだよ。
大人ゲないとか、子どもっぽいとか、
そういう分けはありません。
いい本は、いつ誰が読んでも、いい本なんです。
飛びっきりの物語なんです。
世界を楽しむように、物語を楽しんでください。
わたしには読書が至上の喜びです。

以上、ホラ一割で。今回はホラ少ないよ。
途中でお腹が痛くなってきたからね。
でもホント、いいファンタジーってまだまだあるんです。
指輪物語 や ナルニア に比肩する物語がある。
そう思うと、わくわくしませんか。楽しくなりませんか。
わたしは楽しいですね。次にどんな本と出会えるのか、
想像するだけで楽しいです。
お腹痛くても。
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