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2011年1月25日 (火)

この本がおもしろい。わたしが勝手に思うに。――夏と花火と私の死体

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は = 夏と花火と私の死体 で。


乙一様ですね。
素晴らしいですね。名作です。

いま冬なんでちょっと季節外れだけどザックリなストーリー。
主人公・「私」は幼馴染の健くんに片思いしていた。
それを健くんの妹に打ち明けたところ、
妹に木から突き落とされて死んでしまう。
(で、ここからがこの話のすごいところ。
 一人称の「私」の話が続くのだ。
 つまり、死体の一人称の小説になる)
健くんと健くんの妹は、「私」の死を秘密にすることにして、
「私」の死体を隠そうとする。
「私」の死体は二人に運ばれていろいろなところに
隠される。
やがて二人の行動は大人・緑さんにバレてしまう。
どうなることかと思ったが、緑さんは二人の味方になり、
「私」を永遠にある場所に隠す――って話。

幼い兄妹は死体を隠しながら、必死にバレないようにするのだが、
「私」が行方不明になったので、
当然、捜索隊や大人の調査が入る。
その合間を縫うように、兄妹は死体を運搬する。
間一髪でバレないで済むことの繰り返し。
それを「私」は運搬されながら見ている。独白し続ける。
怖い。死体がバレる恐怖も怖いが、
にじり寄るように「死体が語り続けている物語」の怖さも
身に迫ってくる。
死体隠し+死体のモノローグという、まったく新しいホラー。
乙一様のレベルの高さがものすごい。
素直に尊敬。崇拝。祭壇(に祀る)。
初めて読んだとき、カルチャーショックを受けましたね。
こういう作品があるから、
本を読むことがやめられない。
新鮮な驚き、見たことも聞いたこともないものが出現するから、
読書をやめられない。

わたしの中で乙一様は、不可能を可能にする作家様。
ジョジョの奇妙な冒険 のノベライズなど、神の領域。
神じゃなかったら、不可能ですよ、
あんなレベル高いノベライズ。
こんなすごいひとがこの世にいるんだなあ。
とにかく、まずは 夏と花火と私の死体 を読んでください。
このタイトルもいいよねぇ、叙情的でそれでいてホラーで。
センスがある方なんだろうなあと思います。
勝手におしゃれな方を想像している。
想像するだけはタダ。妄想するだけはタダ。

乙一様の登場で悟ったのだが、
新しいホラーって、まだまだあるんだろうな。
わたしには予測不能な恐怖を描き出してくれる作家様が
きっとまだまだいるんだろうな。
そう考えると、これからが楽しみですね。
新刊本のチェックに熱が入ります。
予算の限界があるのが、すごい悲しい。
本当は気になる本・マンガはすべてチェックしたいのに。
実際には1/7くらいしかチェックできてない。
あああ、本屋に行くと楽しすぎる。
誘惑が多くて、苦しい。
毎週一度は行っている。イトーヨーカ●ー(の中の本屋)。
メンバーズカードとか作ってくれたら、
マイル貯める勢いでポイントを貯めるのだが。

本日は、あまりたわごとなく、これにて終了。
体調もあるんで、無理ができなくて、
できるときにできるだけのことしかできんのだ。
でも、ちょっとでもブログ更新できると
嬉しいな。
好きなものを語れるのが嬉しいです。

以上、善良そうな印象を与えながら、ホラ八割で。
意外と素直そうなときのほうがホラ度は高い。
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