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2011年1月13日 (木)

このマンガがおもしろい。わたしが勝手に思うに。――月下の棋士

以下、ネタバレを含むので、いやんな人はバックプリーズ。

今回は = 月下の棋士 で。


3月のライオン、ハチワンダイバーに続く、
将棋物3作目ですね。
ある意味、3作中、内容が一番濃い。濃厚。
わたしはこのマンガを読んだ後、
「棋士の人ってなんか気持ちが高ぶると、
失禁するのかな」としばらく、
とてつもない勘違いしてました。
そんなわけないですね。
フィクションを真に受けすぎです。

ストーリー紹介。
田舎からやってきた天才将棋少年が、
プロになり、
癖のあるライバルたちをばったばったと
倒していく。
以上。

うー、上記の紹介で間違いではない。
間違いではないのだが、
省略しすぎ。愛が足りない。
もうちょっと詳細な説明は下記。

主人公・氷室は田舎から上京してきた
将棋青年。
氷室は天衣無縫、傍若無人で、常識をあまり知らないが、
将棋に関してはハンパない情熱を注ぐ。
駒の動きを読むために極度の集中状態になり、
寿命を縮めることも。
やがて氷室はプロになり、
自分の終生のライバルとなる滝川にめぐりあう。
滝川は、「名人=神」というほとんど宗教に近い
信念を持つ男。
百鬼うごめく棋界で、ふたりは勝ち星をあげ、
ついに対決する。そして――って話。

わたしは登場人物の中では、
滝川と鈴本さんが好きでしたね。
滝川は眼鏡で怜悧で、ヒッジョーに好みのタイプです。
性格が、あれ、まあ、ソレですが。
ちょっとイッちゃってますが、
でもいいじゃないですか、
「神」とか言い切っちゃう言葉の裏に
棋界のトップにふさわしい覚悟と
力量と努力を持っている。それがにじみ出る男です。
鈴本さんは滝川とは対照的な、
プロになりきれなかった男なのですが、
とても努力家で、素直で、好感が持てるキャラクター。
その後、アマ名人になったりして、
自分の居場所をちゃんとつかんだりします。
正反対な二人ですが、
「人生に真摯である」というところが共通してます。

いや、 月下の棋士 に出てくる人物は、
だいたい「真摯」ですね。
ひとでなしだったり、わがままだったりしても、
将棋という一点に関しては、
鬼のように「真摯」。
精神的な衝撃のあまり、失禁とかしたりして、
わたしの誤解を招いたりしますが、
(↑誤解するほうがおかしい)
本当に命がけで将棋をさしてます。
当たり前かもしれないけど、
棋界の人は本当に将棋に命を賭けてるんだなあ、と
感じるマンガです。
なんだろう、 3月のライオン の人々も
基本的に、将棋に関しては真摯ですね。
カルタとか将棋とか、囲碁とか、
頭脳戦の勝負は、体重が一局で変わるくらい、
脳を使います。
本当は、「本気」「真摯」って
それくらいの覚悟と犠牲を払うものなんだろうな、
と思います。
わたし自身を振り返っても、
そこまで、体重変わるまで、本気だったことなんてない。
まだまだ修行が足りないなあ。

もし、もっと小さなうちから人生を変えられるんなら、
囲碁のプロになりたかったですね。
囲碁、好きなんですよ。本当にヘボヘボなんですが。
でも、魔法使いに憬れるような、
ちょっと頭の悪い子供だったので、
囲碁のプロにはなれなかっただろうなあ。
あ、そう考えると、
やる前から、「なれないだろう」なんて、
負け犬思考で思うくらいなら、
やらなくていいよな。
真摯にやっている人に迷惑だ。
となると、やっぱりわたしはホラ吹きになるべくして、
なっているのだな。
いつか、体重が変わるくらい、
素晴らしい、ホラが吹けるようになろう。
それが今後の目標だ。
人生に「真摯」であること。
難しいですが、これができないと、
死ぬときに後悔しそうですね。
それはイヤなので、真摯になりたいと思います。
ええ、そりゃもう立派なイギリス紳士に。
違う、紳士→真摯。
わたしは、どこまでもガッカリな人間です。
いっそ、窮めて、ガッカリの神になるといい。

今回はホラ二割くらいで。
意外と赤裸々に告白しちゃったか?
でもホラだからな、しょせん。
真摯なホラとは、純粋なフィクションでできている。
シャボン玉のように美しい、虚構です。
そういうもので、わたしはできてます。
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