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2011年1月30日 (日)

この本がおもしろい。わたしが勝手に思うに。――アンデルセン童話集

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は = アンデルセン童話集 で。


たまには古典を振りかえることも重要です。
アンデルセンの童話は優れた作品ですが、
いまどきなかなか取り上げる人もいないと思うので、
今回はこれで。

ストーリー紹介は、するまでもないよね。
人魚姫とか、親指姫とか、裸の王様とか、誰もが知ってる話。
わたしが思うに、アンデルセンのすごいところは、
童話であるにもかかわらず、
アンハッピーエンドの作品を作り、
それが逆に素晴らしい名作になっているところ。
人魚姫のラストは、人魚姫が消えるからいいんです。
せつなくて、悲しいけど、すこし救われる感じ。

ちなみに、ディズ●ー版のリト●マーメイドは
アンデルセンの人魚姫とは、別物です。
わたしはそういう認識。
でも、ちまたで売っている絵本に「人魚姫」って書いてあるから、
知り合いの子どもらは 絵から、人魚姫=リトルマー●イド と考えていて、
親はラストが違うことについて説明するのが大変だそうです。
そりゃそうだよね、ほぼ正反対のオチになってるもんね。
人魚姫読んでて、人魚姫死んじゃったら、
子どもらは悲しむよな。
そしてリトルマーメイ●との落差に悩むよね。
わたしが子どもだったら、納得できんと思うもん。
同じ話なんじゃないのって思うと思う。
なのに、なんでオチが違うのさ。
子どもだったら、そう思うよね。
もうこのあたりは、純然たる『大人の事情』なので、
子どもが納得できなくて当然。
そこらへん、ちょっと問題かなあ。

児童文学はハッピーエンドがいいのか、
アンハッピーエンドは許されるのかって命題は
深い。また、人によって意見もぜんぜん違うだろう。
わたしは、アンハッピーエンドありじゃない? 派。
なぜなら、現実にはアンハッピーエンドが存在するから。
フィクションには1%の真実が含まれていてこそ、
輝きを増すと思うから。
幼稚園の砂場で、上級生に泣かされて、
理不尽なことがこの世にはあるって思った子どもなら、
アンハッピーエンドでも、ちゃんとした筋が通ってたら、
納得して、「こういうお話しもアリなんだ」って思うと思う。
逆に、ハッピーエンドしか知らなくて、
現実で過酷な物事に遭遇したら、そっちのほうが悲劇だよ。
現実逃避したくなるよ。たぶん。
だから、アンハッピーエンドもあり。
もちろん、ハッピーエンドの話もちゃんと読ませてあげてよ。
世の中の過酷な部分ばっかり見せることもない。
ハッピー、アンハッピー、どっちもありえる。
だからどっちも見せる。それがいいと思う。
わたしが勝手に思うに。

たしかに、子供のころ、人魚姫のラストで泣いた。
こんなひどいことあるんかい、
この王子様は人を見る目がない、と思って泣いた。
でもさ、人魚姫って、あのラストだから、
心に残るんじゃない?
人魚姫は空気の精になって、これからは
子どもたちを見守っていくっていうラストだから、
忘れられないんだと思う。
いいラストだよ。ぜんぜん救いがないアンハッピーエンドじゃない。
そういうふうに思うと、やっぱり、
児童文学でもアンハッピーエンドはありかなあ。

わたしは自分がホラを吹くときは、
だいたいハッピーエンドになるようにと思います。
だってそっちのほうが、みんな幸せになるからね。
でも、人の心に残したいホラは、
1%の真実を混ぜて、アンハッピーを演出することもあります。
それでも、なにかは残るから。
何も残らない物語なんてない。
どんなお話も何かが残る。ハッピーにせよ、アンハッピーにせよ。
これは人生も同じだと思う。
わたしは、誰でもひとつは話が書けると思っている。
なぜなら、どんな人間でも、
少なくともひとつは、自分の人生という物語は、語ることができるからだ。
ハッピーエンドにせよ、アンハッピーエンドにせよ。
わたしは他人の物語を聞くはけっこう好きですね。
いままでどんなことがあって、どんな風に考えて、
将来どういう感じになりたいのか、話を聞くのが楽しい。
でも、他人の物語はいつも途中で終わります。
なぜなら、まだ死んでないから。エンドじゃないから。
どういうエンドになるかは、死ぬまでわからない。
自分自身でも。
わたしは、死ぬとき、アンハッピーエンドでもいいです。
自分が納得できる死に様なら、報われなくてもいいです。
前のめりなら。
もちろん、ハッピーエンドのほうが嬉しいかなと思うけど、
一番重要なのは、「納得できるかどうか」だよね。
ハッピーエンドでも、アンハッピーエンドでも。
そういうところが、フィクションと人生って似てるな。

本日はここまでで。ホラは六割くらいで。
けっこう適当なことを吹いてるんでね。
ところで、リトル●ーメイドってやっぱり伏字にしたほうがいいよね?
ディ●ニーの版権ってすごい厳しいらしいから。 
かのマイケル・ジャクソンは
「夢の国ではお金はかからないのさ」って言ったことがあるけど、
デ●ズニーの夢の国にはお金がかかるからな。
でもまあ、これはホラブログなんで、
ある意味、全部フィクションですんで、
真剣に怒られませんように。
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