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2011年1月 9日 (日)

シフォンケーキ作成3回目成功。そして阿鼻叫喚の新年会へ。

今朝、型からはずしたキャラメルシフォンケーキは
多少崩れていたが、どうにかクリームでカバーし、
おばあさまに提出できるようにした。
成功してよかった。あやうく泣きながら四回目を作るところだった。
ちゃんと箱にも入れて、本日午後、持参したぞ。
ブログにUpした画像は我が家のキッチンでそのケーキの写真。
110108_1244002_2
あと、おばあさまの邸宅から臨む芦ノ湖と富士山の写真。
110108_1622001
(おばあさまは箱根に住んでる)

本日、ご挨拶にうかがったところ、
おばあさまはとてもご機嫌麗しく、
新年の挨拶の後、ケーキを確認し、
「お茶のときにいただきましょう」とのお言葉を賜った。
今日、挨拶に行ったのは、
わたしひとりではなく、従兄弟がもう一人、挨拶に来ていた。
かつて「生きたタコ」をお年賀の献上品に持ってきて、
伝説を作った男だ。
以下、会話を再現。
(W:わたし I:従兄弟)

W:「松の内があけちゃったけど、あけましておめでとう。今年もよろしく」
I:「うん、よろしく。さっきのあの箱、なにが入ってるの?」
W:「ケーキだよ、キャラメルシフォンケーキ」
I:「なんでケーキなの?」
W:「おばあさまからのオーダーだったんだよ。
 かなりてこずってさあ、もうわたしは湖を優雅に漂う白鳥のようだったよ」
I:「白鳥? 意味がわかんない」
W:「つまり水面下では必死のバタ足ってことだよ! それくらい大変だった」
I:「へえ、新年早々、災難だったね」
W:「君は? 今年のお年賀にはなにを持ってきたの?」
I:「ハンマー」
W:「は? ハンマー?」
I:「そう。なにに使うのか知らないけど、
 おばあさまがハンマー持って来いって言うから、ハンマー持ってきたよ」
W:「ハンマーってあの、工具の?」
I:「うん。頭が鉄でできたヤツ。重いよ」
W:「いやな予感がするな……」

そう、おばあさまの唐突な注文は、必ず裏に意味がある。
ボケてきているわけじゃない。
なにゆえ、新年の挨拶の場にハンマーが必要なのか?
それは午後のお茶の後、始まった
三人だけの新年会で明らかになった。
おばあさまは言った。
「それでは、そろそろ始めましょうか」
「なにをですか」
従兄弟とわたしが不思議そうに訊くと、おばあさまは微笑した。
「決まっているでしょう。新年といえば、モグラたたきですよ」
「モグラたたき?」
きょとんとするわたしと従兄弟の前に、
いくつも丸い穴のあいたシーツが張られた台が設置された。
色が白いだけで、よくゲーセンで見かけるモグラたたきの台にそっくりだ。
「では、ルールを説明します」
おばあさまは突然、メモ帳を取り出して読み上げた。
「これから、あなたたちのひとりがシーツの下に入り、
流れる音楽にあわせて、穴から顔を出します。
もうひとりがハンマーでその顔を思い切り叩く真似をしなさい。
あくまで真似です。当ててはいけません。寸止めです。
それを、五回繰り返して攻守を交換し、
本当に叩いてしまったほうが負けです」
「お、お、おばあさま!」
わたしはとんでもない窮地に放り込まれたことを悟った。
これはもしかして、間違って殺人を犯してしまうか、
もしくは殺されてしまう可能性がある。
「新年早々、遊びに命をかけなくてもいいと思いますが」
「なにを言いますか。寸止めですから、安全です」
「寸止めにできない! こんな重そうなハンマーで、
寸止めなんかできませんよ。
わたしは腕力はないんです」
従兄弟のバカが買ってきたハンマーは、道路工事で使用しそうな、
巨大な鉄のハンマーだった。
死ぬ。これで顔を叩かれたら、間違いなく死ぬ。
ていうか、わたしはこれを持ち上げることすら難しい。
「またまた、おまえは本当にホラ吹きですね」
でもまだ修行が足りませんよ、とおばあさまはウィンクしてみせた。
「できないなどと言って、本当はやりたくて仕方がないのでしょう?
やらせてあげますよ、安心しなさい。
じゃあまず、おまえは頭を出すほうをやりなさい」
「ちょっと、これ、寸止めにできる?」
わたしが従兄弟に訊くと、従兄弟はあっさり、
「悪ぃ」
と言った。悪ぃってなんだ、どういう意味だ。
「まあ、なんだ、うらまないでくれよな」
「うらむに決まってるだろ!」
独走するおばあさまに、ノリがよすぎて暴走する従兄弟。
わたしの命の危機だ。
危険すぎる新年会が始まった。

で、結果、ボロボロになりながら、ついさっき帰ってきたよ。
生きて帰ってきたよ。
何度もハンマーが顔をかすったので、
反射的に頭をそらしてよけることの繰り返し。
ダイ・ハードばりのスリルを味わってきたよ。
もう、二度とモグラたたきなんて見たくない。
おばあさまが怖くて、足が震えるよ。
あのひと、本気でシャレをやるから、恐ろしい。
もうとうぶん、おばあさまの家には行きたくないね。
PTSDになりそうだ。



以上、ホラ五割で。
え、半分は本当なの?
まあね、 証拠写真があるからね。
お気に召したら、下記をクリック。

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