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2010年12月28日 (火)

この本がおもしろい。わたしが勝手に思うに。――見つめる野生

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は = 見つめる野生(EYE TO EYE) で。
え、そんな本、知らない? 聞いたことない?
うーん、そうかもね、だってこれ、「写真集」だし。
はい、来ました、今日は外角球の日です!
最近、外角球か児童文学かの二択になっている気もするが、
細かいことは気にしない。
でも、お勧めです。すごい迫力ある写真集だよ!

で、見つめる野生(EYE TO EYE) はなんの写真集なのか。
女子高生か、アイドルか、天体か、廃墟か、海中か。
――もちろん、違います。 見つめる野生(EYE TO EYE) は動物の写真集です。

っていうと、かわいい動物がかわいいしぐさをしている的な?
なべ猫的な? 来年、ウサギ年だし、もしかしてウサギの写真集?
――もちろん、違います。野生動物の写真集です。
野生動物を、野生動物専門の写真家・フランス・ランティング様が撮影しました。
わたしはこのひとの写真集を以前にも購入していて、
気になる人だなと思っていたので、
目をつけてました。
そして、書店にて 見つめる野生(EYE TO EYE) を発見、
即購入しました。


この人の写真の最大の魅力は、
野生動物の意志が感じられるところだと思います。
アマゾン画像の表紙を見てもらえればわかりますが、
表紙がいきなり、クーガ(ピューマ)のドアップです。
(アマゾンには英語版と日本語版があるっぽいので、
 「見つめる野生」で検索したほうがよいかと)
クーガのまだらのグリーンの瞳が、じっとこちらを凝視している。
心をわしづかみにされますよ。その目の力の強さに。
動物に心がないとか、考えることがないとか、
そういうことはありえない。このクーガの視線を見ればわかる。
彼らにも心があり、物事を考え、強い意志がある。
動物に対する尊敬にあふれた写真集です。

見つめる野生(EYE TO EYE) というタイトルは、
「視線と視線」「目と目」というところから来ていて、
いろいろな動物の視線が、目が取り上げられている。
もちろん、白眉は表紙のクーガですが、
それ以外にも、ゾウやオランウータンの目もある。
こちらを見つめるオランウータンの目なんか、
本当に思慮深く見える。
オランウータンという名前は「森の人」という意味だが、
本当に年老いた、さまざまな経験をつんだ人間のような視線。
また、暗い海を背景に金色に輝くナンキョクオットセイの子供は妖精のよう。
人魚ってこういうもんじゃねーのと思わせられる。

写真集は
一頭の視線から、二頭の視線、たくさんの視線というふうに
写真が構成されていて、ページをめくるごとに
新鮮な驚きがある。
水を飲むライオンたちは全体的に色が赤茶かかっている。
サバンナの朝の光景なのだ。
光の様子まで画面から伝わってくる。

動物が好きな子供には、この写真集を、鉄板で! 勧める。
子供が読むには大きいし、重いかもしれないが、
一緒に一ページずつ開いていってあげて欲しい。
世界にはこんな生き物がいるのだ、
こんな存在がいるのだ、
こんな色があるのだ、
こんな目があるのだと教えてあげてほしい。
子供でも大人でも、次のページはどんなだろうかと
わくわくしながらページをめくることができる写真集だ。
世界を知ることができる写真集です。
部屋からあまり出られないという子供にも、お勧め。
わたしはベッドで寝込みながら、この写真集を見ている。
病気で寝込んでいると、世界がとても小さく萎縮してしまいがちだが、
(重い本なんで腕が疲れるけど)
この本を見てると、世界は広い、
いろいろなところへ行ってみたいと思う。

わたしはマグナム(カメラマンのほう)にも興味があって、
ロバート・キャパの「ちょっとピンぼけ」なんかを読んだりもするが、
カメラマンという職業をとても尊敬しております。
歴史上でカメラが出始めたころ、画家たちは失職の恐怖におののいたが、
実際はそんなことはなかった。
なぜなら、ある画家が語ったように、
「写真は実物を実物以上に見せることはできませんから」。
たしかに写真は、実物よりもよく写すことはできない。
しかし、絵画と同じように、内側に踏み込むことはできるのだ。
絵画にしか伝えられないものがあるように、
写真にしか伝えられないものもあるのですよ。
どちらもそれぞれ素晴らしい。
素晴らしい職業ですね。

素晴らしいが、画家も写真家も、
食べていくのが大変な職業でもある。
才能ってのもあるしね。
一流といわれるのはごく一部で、
ほとんどのひとは生活するのがやっとだろうな。
芸術系ってみんなそうだよな。
小説家とかもそうだと思う。
わたしは虚言のひとなので、
虚言でひとつの物語を仕上げ、他人を感動させ、
動かすことができる作家をとてもとても尊敬しているが、
生活するの、大変みたいだからな。
兼業の人もいるし。
黒羊男爵邸 は写真家・画家・作家を大応援しているぞ!
どんどん、いい作品を出してくれ。
そして、世界はこんななんだって、見たこともないことを教えてくれ。
待っている。

以上、今日はホラ二割で。
ホラが少なめなのは、相変わらず寝込んでいるため。
腕(指)を動かすのが大変なんだよ。
いやあ、「趣味=病人」とはいえ、よく寝込んでんな。
持病について、あまり真剣に悩んでないけどな。
こんな日もあるわな。

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