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2010年12月 8日 (水)

この本がおもしろい。わたしが勝手に思うに。――超クソゲー

以下、ネタバレを含むので、いやんなひとはバックプリーズ。

今回は 超クソゲー(これが書籍名) で。

知ってる人いるかなー、この本。いないかなー。
知ってる君とは握手、握手。
知らない君には耳打ち、耳打ち。
ゲームに関する本はたくさん出てる。
攻略本からノベルズ、評論、などなど。
でも、ターゲットを「クソゲー」という一点に絞ったのが、
この本。
ズバリ、クソゲーについてのバイブル、だ。

まずはっきりさせたいのが「クソゲーの定義」。
この本によれば、「クソつまらねぇゲームのことである」。
(「超クソゲー」より引用)
だが、このクソゲーを自ら進んで購入し、
プレイする勇者たちがいる。
クソゲーをけなすことを報酬と考えるハンター。
クソゲーハンター。
この本は、クソゲーハンターによる
クソゲーの名門紳士録である。

二点目にはっきりさせておきたいのは、
わたしはゲームをほとんどやらない、ということだ。
わたしは金本位制ではなく、単行本本位制をとっているため、
収入はすべて単行本を基準に考える。
それくらいの活字中毒者だ。
だから、ゲームを買うお金があるなら、本を買う。マンガを買う。
しかし、ごくごく稀に、
「ああ、ゲームがやりたいなあ」と思うときがある。
ドラクエの新作が出たときなんかがそうだ。
いままで、自分のお小遣いで買ったことがあるゲームは、
六点くらいである。
が、いかんせん、ゲーマーではないので、
遊び方がよくわからない。
信長の野望なんか特にそうで、
戦略的だと言うから購入したが、
なにをしたらいいのかわからず、
ひたすら農業と金を払う外交に努めた結果、
平和な巨大農業国家を作ってしまった。
毎日稲作をしながら、
「このゲーム、単調でつまらねえなあ」と思ってた。
やがて、やってきた友人に、
「おまえ、間違ってるよ、遊び方が間違ってるよ」といわれて、
主権を友人に譲渡。
農業国家は解体され、天下統一へ動き出したのだった。
そんな感じだから、買うゲームなんて本当に少ない。
人生二十年でゲーム六本だぞ?
そこんところをよく覚えておいて欲しい。

で、だ。
以上を踏まえてみるに、
ゲームをしないわたしがクソゲーをつかんでしまう可能性は
かなり低い。だって、そもそも購入する本数が少ないから。

ある日、わたしは本屋で 超クソゲー という本を目にし、
即買った。
わたしの中のおもしろいアンテナにひっかかったのだ。
クソゲーってなにかもよくわからないままに買ったのだが、
この本を読んで納得。
そうか、この世にはクソゲーというゲームがあるのか。
そしてクソゲーには具体的に、この本に載っているような
ものがあるのか。
超クソゲー にはかなり大量にクソゲーが記載されていた。
ソフト名、内容、発売元、評価の星数などが
赤裸々に記載されている。
ゲームをやったことがあまりないわたしですら、
この 超クソゲー のレビューを読んだだけで
のたうちまわって笑った。
くだらねえ、おかしい、発想がありえない。
そんなゲームがたくさん載ってた。
巻頭を飾っていたのは、「●の挑戦状」。(●は伏字)
もはや伝説となっているゲームだ。
うわあ、こんなゲーム、買っちゃったひとがいるんだ。
そして、「どうしても解けないよぉ」と言って泣く小学生がいたんだ。
気の毒としかいいようがない。
そう思いながら、超クソゲー を読んだ。
そしたら。
そしたら、載っているじゃねえか!
わたしが購入したゲームが!!
えええっ、あれがクソゲーなのか?!
あ、でも……。そう言われるとそうかも……。
少なくとも、あのゲームは
信長の野望以上に意味不明だった。
というか、最後の最後でミッションをクリアし、
さあ、なにが出てくるだろう?! ってところで、
オオゴケした。
二百時間以上は軽く費やしていたゲームだった。

わたしは静かに 超クソゲー を閉じた。
ああ、もう、いまのわたしには、
泣く小学生を笑う資格がない。
二十年で六本、平均十年で三本しか買ってないゲームに
クソゲーが混入していたなんて。
なんてレアな。ものすごい確率だ。
そしてゲーム初心者のわたしは、
それがクソゲーとも気づかず、なんかやたら疲れるし、
楽しくないゲームだなあと思っていた。
無知。
すべては無知のなせる業。

超クソゲー はお勧めの本です。
ゲームやらないひとでも楽しめる本です。
ただ、気づきたくなかった真実に出会ってしまうかもしれない。
覚悟はしておいたほうがいい。

以上、今日はノンフィクションで。
ホラ抜きで!(ホントに?)

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コメント

件の「挑戦状」は、クソゲーの頂点として今なおその名を轟かせる「デス●リムゾン」、年間で発売されたタイトルの頂点(クソ的な意味で)を決める悪夢の祭典クソゲーオブザイヤーの方向を決定づけた「四●(仮)」と共に「十年に一本のクソゲー」としてクソゲーハンター達に讃えられています(無論そのクソっぷりを)。
恐ろしいことに、甲子園ともボジョレーヌーボーとも違い、この「十年に一本」の文句、偽りではございません(始まりの土地アメリカが生んだ魔王「●ig Rigs」を除く)。
これに載っているのは(挑戦状はおいといて)まだまだ序の口、クソの深淵はいつでもあなたが堕ちてくるのをほくそ笑みながら待っています……。

コメントありがとうございます。
●スクリムゾン、たしかに 超クソゲーにトップ扱いで載っておりました。伝説の名台詞、「せっかくだから」をぜひ一度、見たいものだと思いました。取扱説明書からもうカオスらしいという評判なので、コメントいただいた「十年に一度」という評価は本物なのですね。
あとは、全国の小学生が泣いたという、た●しの挑戦状、これも画面を一度見てみたいですね。
――いえいえ、いけません、見てみたいなんて言っていると、本当にクソゲーの淵に落ちてしまいます。わたしは活字中毒だけで重症なのに、これにクソゲーまではまってしまったら、人間失格まっしぐらです。ここで踏みとどまりたいと思います。
ちなみに、わたしがうっかり買ってプレイしてしまったクソゲーは 太陽の●っぽ です。ものすごいつまらなさでした。お坊さんの精神修行のようなゲームでした。
もしよろしければ、またコメントください。
うちのブログはツッコミ・ボケともに大歓迎でございます。

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