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2010年11月27日 (土)

悪だくみ中。

我が家は男爵家だ。
それはホラ吹きだからだ。
ホラ吹きは「男爵」と昔から決まっている。
ホラを吹くことが家業。
そんな家の人間・執事が、結婚詐欺にひっかかって、
黒ミサやって若返って結婚しようとした。
しょうもない話だ。わたしは執事にガンガン説教した。
クビにしないのは家族だからだ。
たぶん、普通の家なら、これで終わりだ。

だが、我が家は男爵家だ。誇りあるホラ吹きだ。
ホラ吹きが悪意あるウソに騙されて、
騙されっぱなしでいるわけにはいかない。
「お礼」をしないといけないな。
昨日と今日と、わたしは執事のPCの中を漁り、
結婚詐欺女・美知子さんとのやりとりを把握した。
携帯メールはやり方がわからなかったということで、
PCの中のメールだけがすべてのようだ。
「ふうむ、なるほど」
どうやら話はかなり進んでいたみたいで、
彼女の弟が心臓手術のため渡米する、
渡米前に会いたいわ、
みたいなことがメールに書かれていた。
これが伏線で、執事からカネを
まきあげるつもりだったのだろう。
うん、これはどうにかなりそうだな。
そう思っていたら、内線が鳴った。執事室からだ。
「わたしだ。どうした?」
「ご主人様、あのう、
もうひとつ申し上げていないことがありまして……」
「おまえの開けてないドアはまだあんのか、何枚あるんだ、
いいかげんにしろ」
「いえ、これが最後でございます。あの、
そちらへうかがってもよろしいでしょうか」
「わかった」
しばしの間の後、ノックがあり、執事が入ってきた。
なにか手に持っている。紙?
「実は、美知子さんから写真(画像)をいただいたときに、
こちらからも画像を渡しておりまして……」
「画像? おまえのか?」
「はい」
「それがどうかしたのか」
「あの、その、こんなじじいではガッカリされてしまうと思いまして、
ウソの画像を渡しました」
「その手の写真がそれか? 見せてみろ」
「はい」
わたしは渡された写真を凝視した。顎が落ちた。
「――」
「あの、申し訳ありません」
「……ていうか、おまえ、これは!
これはマズイだろ、いろんな意味で!
なんでこんな写真を選んだんだよ?!」
「さ、最近の若い方の好みは
こういうのかと思いまして、それで」
「これ、ジャ●ーズの●潤じゃねえか!
おまえ、いろんなところにひっかかってるじゃねえか。
そもそもこんなアイドルの写真、
どこの馬鹿が自分だって言って渡すんだよ?!
AK●と●ャニーズのカップル?
どんだけビッグカップルなんだ?!」
「申し訳ありません!」
「おまえなあ……」
頭痛が痛い。本当、頭痛が痛い。(あえて間違って使ってるぞ)
ああもう、わたしの作戦を練り直さなければ。
いや、ちょっと待て。
「この画像を渡した後、それでも
「ぜひ会いたいわ」ってメールが来たんだな?」
「はい。わたくし、このまま会うことはできませんので、
あせっておりまして、それで急いで黒ミサを」
「ぜひ会いたいわ、ね……」
大丈夫か? 大丈夫だな、イケそうだ。
「わかった、おまえの最後の秘密はわかった。
これはもういいから、
とにかくおまえは女のことは忘れろ。
いいな、忘れられるな」
「……はい」
「泣くなよ、馬鹿。
世の中、もっといい女がいくらでもいるぜ。
今度、休みの日にゲートボールでもやってみたらどうだ。
友達ができるかもしれないぞ」
「わたくし、ゲートボールのルールを知りません」
「じゃあ、教えてやるよ。そういうマンガ持ってるから。
とにかく忘れろ、いいな」
「はい」
執事は涙目になりながら、退室した。

さて。ではわたしは本日分の
お勧めのマンガをUPしたら、
悪だくみの準備にとりかからねばならない。
数日中に、この結婚詐欺騒動をどうまとめたか、
報告できると思う。
しばし、お待ちくだされ。



以上、混じりけのない純粋なホラで。
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